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東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

【田村秀男「お金は知っている」】 習氏政策は八方ふさがり「デフレ中国」の実態 深刻な外準不足、元凶は特有の通貨金融制度 都市部の若者の5人に1人以上が失業中

2023-06-30 | 中国の歴史・中国情勢
2023.6/30   今年1~3月期の中国の国内総生産(GDP)は公式統計上、前年同期比で実質4・5%の伸びだが、実態はかなり深刻だ。都市部の若者(16~24歳)の失業率は昨年12月の16・7%から月を追うごとに上昇し、5月は20・8%と5人のうち一人以上が失業中だ。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SN . . . 本文を読む

失業率の算定方法 日米と中国の差 中国の大學新卒は1158万人。若者たちの失業率は20・4%(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-24 | 中国の歴史・中国情勢
所謂「失業者」の定義は、先進国はILOの基準に従って、「仕事をもたず」、「現在就業可能でありながら」、「仕事を探していた」の3要件を満たす者である。 厳密にいえば職業安定所の求人動向や、失業保険の給付を受けている人などを抽出して調査する。 レイオフ(一時休業)は米国では失業者に含めるが、日本では一時休業を雇用関係が継続しているため、就業者に含める。日本の失業率を米国の計算方法で算定し直すと2% . . . 本文を読む

中国が密輸するフェンタニルでアメリカ人7万人が死亡 これは中国がしかける対米アヘン戦争ではないのか(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-23 | 中国の歴史・中国情勢
ブリンケン国務長官の訪中は『歓迎』されなかった。赤絨毯の出迎えも花束贈呈もなかった。マクロン仏大統領訪中では赤絨毯、大歓迎の厚遇ぶりで習近平は上海にも付き合った。同時に北京にいたEUのファンデアライエン委員長を送り出すときに一般ゲートで扱った。 米中の冷たい空気をほぐすなどと最初から無理な話だったが、コミュニケーションの維持だけが目的だったとすれば、ブリンケン訪中はとりあえずの時間稼ぎをしたこと . . . 本文を読む

半導体製造装置メーカーのトップはオランダと日本 中国は絶妙な手段を講じて企業機密を狙っている(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-23 | 中国の歴史・中国情勢
年初、オランダの半導体製造装置メーカーで世界トップの「ASML 」社は中国拠点の元従業員が機密情報を盗んだとして告発した。 ASMLは半導体露光装置(ステッパー、フォトリソグラフィ装置)の世界最大メーカーで、世界16カ国に60以上の拠点を持つ。世界シェアは80%。 半導体メーカーは、「ムーアの法則」に従い、IC(集積回路)を年々微細化している。そのためには膨大な研究開発費用ならびに技術者を必要 . . . 本文を読む

【宮崎正弘「危機前夜」】 中国の外貨準備は「張り子の虎」 海外資産は多くが不良債権化 米欧との貿易摩擦で輸出は経常赤字

2023-06-22 | 中国の歴史・中国情勢
2023.6/19   中国最大の経済都市、上海の街並み(ロイター) 中国の巨大経済圏構想「一帯一路」は、7481億ドル(約104兆3494億円)を投じた習近平国家主席の目玉で、関連諸国は150カ国に及んだ。 米シンクタンク「アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)」によると、順風満帆に見え . . . 本文を読む

やりたい放題だった中国人研究員、企業役員の兼任も産総研に未報告 研究データ漏洩事件 人民解放軍と関連の深い北京理工大教授も

2023-06-20 | 中国の歴史・中国情勢
2023.6.19   警視庁神田署に入る権恒道容疑者=15日午後3時53分 茨城県つくば市の国立研究開発法人「産業技術総合研究所」の研究データ漏洩(ろうえい)事件で、警視庁公安部に逮捕された上級主任研究員で中国籍の権恒道容疑者(59)が、中国の複数の会社で役員を務めていたのに、産総研に報告していなかったとみら . . . 本文を読む

【加賀孝英「スクープ最前線」】 中国の「台湾侵攻」作戦〝極秘始動〟情報 気球撃墜され「米国を潰せ、報復しろ!」習氏〝逆ギレ〟米国務長官が訪中も成果見込めず

2023-06-20 | 中国の歴史・中国情勢
2023.6/20   訪中したブリンケン米国務長官(左)は秦剛外相と会談した(ロイター) アントニー・ブリンケン米国務長官は18日、中国・北京を訪問した。ジョー・バイデン米政権は、台湾に対する軍事圧力を強め、ウクライナに侵攻するロシアへの接近を続ける習近平国家主席率いる中国を厳重警戒している。ブリンケン氏は . . . 本文を読む

恒大集団のEV自動車、「はい、900台売れました」 株価は0円、工場閉鎖、大量のレイオフ(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-13 | 中国の歴史・中国情勢
恒大集団が中国第二位の不動産デベロッパーにのしあがり、中国全土にマンション、ショッピングモール、テーマパークにホテルを建設し、バブルの象徴だった。世界史でも珍しい巨大なバブルである。 恒大集団は中国不動産業界で第二位、碧佳園、万科、大連万達、融創、華潤らと競合し、株価も跳ね上がった。CEOの許家印はヒーローとして持ち上げられた。 中国のGDPの30%が不動産関連である。 バブルがはじけ、建設 . . . 本文を読む

中国がまたまた大胆にワシントンを徴発 キューバにスパイ基地建設で北京とハバナが合意(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-11 | 中国の歴史・中国情勢
スパイ気球撃墜でブリンケン国務長官は訪中を延期した。ようやくほとぼりも冷めたかとブリンケンは「訪中を予定している」としたら、また延期する事態が出来である。 先週のシャングリラ対話でも李尚福国防相は、オースチン国防長官との面談を拒否した。会いたくない理由があったはずだ。 やっぱりそうだった。6月8日、ウォールストリートジャーナルが報じた。 中国とキューバ両政府が通信傍受施設をキューバに設置する . . . 本文を読む

【田村秀男「お金は知っている」】実のところ〝火の車〟中国・習政権の外貨事情 債務返済難の「一帯一路」の背景

2023-06-10 | 中国の歴史・中国情勢
2023.6.9   中国の習近平党総書記(国家主席)が、2014年から推進している拡大中華経済圏構想「一帯一路」は現代版「陸と海のシルクロード」だとか、第2次大戦後の米国主導の復興計画「マーシャル・プラン」になぞらえ、日本のメディアは称賛してきた。 中国側 . . . 本文を読む

中国の全国大學統一試験に1291万の受験生 親が送迎し、試験会場周辺は交通規制で静寂をたもつ(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-10 | 中国の歴史・中国情勢
ことしの大学新卒は1158万人。まともな就労がすくなく、「大學はでたけれど、いまは出前で食いつないでいます」「なら大学院へいきます」と300万の卒業生が雨後の竹の子のような大学院を志願し、余裕派や裕福な家庭の子女は海外留学となった。 中国の若者たちもモラトリアムにいつまでもいたいのだ。とくにZ世代は結婚しない、子供は作らないという人生観が支配的となった。 中国の大学入試は一斉に行われる統一試験 . . . 本文を読む

中国「超限戦」の半導体戦略とはTSMCをそのままあんぐり飲み込む 米国の戦略家は別レベルのシナリオを用意している(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-09 | 中国の歴史・中国情勢
台湾統一を呼号する中国共産党はあたかも祖国統一が歴史的使命感のような強迫観念に基づいていると考えがちである。 それは宣伝洗脳の結果だが、一般の中国人にとっては迷惑な話だし、中国に進出した台湾企業がごっそりと撤退し、在中だった台湾人も30万人がすでに引き上げている。 中国が軍事行動を起こしてTSMCをそっくり頂くという野望は台湾人実業家を含めた国際会議の場で中国人学者が公然と言い放ったことである . . . 本文を読む

ファーウェイ禁止で西側は1000億ドルを無駄にした 欧米の中国制裁で一番得をしたのは日本だと中国系メディア(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-06 | 中国の歴史・中国情勢
「欧米が中国のファーウェイやZTEを制裁したため、一番得をしたのは日本だ」(アジアタイムズ、5月26日) 同紙は6月3日付けでも、下記のような論評を掲げた。 「西側は5G機材や設備においてファーウェイ、ZTEを排撃したことにより最終的には1000億ドルを損失した」 意味は米国、英国が軍、公務員、政府職員下請け、警察にいたるまでスマホで、ファーウェイ使用を禁止し、もっと高い機材に切り替えた費用 . . . 本文を読む

イーロン・マスクが突如、北京へプライベートジェットで乗り付けた パート2(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-02 | 中国の歴史・中国情勢
まるで大統領訪中のような騒ぎです。外相面会のあと、マスクは金壮龍工業相、王文濤・商務相、貿易振興会トップらと会談をこなし、ボディガードも米国から随行が数名秘書団に特製テレサ車で、夕食はCATL会長等と懇談。CATL(寧徳時代新能源科技)創業者は曾毓群で中国ビリオネアのトップ。場所は王府井の全衆徳本店。クリントンも訪中時に入った北京ダックで有名なレストランです。特製ダックからジャージャー麺まで16品 . . . 本文を読む

イーロン・マスクが突如、北京へプライベートジェットで乗り付けた テスラは「人質」である。テスラの総売上高の21%は中国である(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-02 | 中国の歴史・中国情勢
イーロン・マスクが5月30日に突如、北京へプライベートジェットで乗り付け、秦剛外相と会談した。 マスク所有のジェット機は「2015 ガルフストリーム G650ER」で、アラスカで給油後、日本、韓国上空を飛行したことがロイターの追跡で判明しており、当初の予測ではマスクは北京で李強首相と面会する予定と言われた。 中国外務省によれば、会談で、「テスラはデカップリングや供給網の分断に反対し、中国での業 . . . 本文を読む