kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

映画『ダイバージェント』を観て

2014-07-20 15:25:50 | 映画・SF

14-62.ダイバージェント
■原題:Divergent
■製作年、国:2014年、アメリカ
■上映時間:139分
■料金:0円(ポイント使用)
■鑑賞日:7月20日、TOHOシネマズ有楽座(有楽町)



□監督:ニール・バーガー
◆テオ・ジェームス
◆シャイリーン・ウッドリー
◆アシュレイ・ジャッド
◆ジェイ・コートニー
◆レイ・スティーヴンソン
◆ゾーイ・クラヴィッツ
◆ケイト・ウィンスレット
◆マギー・Q
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
アメリカでベストセラーを記録した、ベロニカ・ロスの小説「ダイバージェント 異端者」を実写化したSFアクション。軍事や警察を統括するドーントレスを筆頭に、五つの共同体で社会が構成された未来を舞台に、いずれにも該当しない異端者と判断された少女が自身の宿命をめぐる戦いに身を投じる。監督は『リミットレス』などのニール・バーガー。
最終戦争から100年後の未来。人類は過去の経験から、国家、人種、宗教という概念を捨て、新たな社会体制を作り上げた。それは一生に一度の“選択の儀式”という性格診断テストにより人類を性格別に、勇気ある者の集団【勇敢】正直者の集団【高潔】優しい者の集団【平和】他人を思いやる者の集団【無欲】論理的で知識が豊富な者の集団【博学】という5つの共同体に分類する社会であった。
【無欲】の家庭で育ったベアトリスは、16歳になり診断の時を迎えるが、結果は5つのどれにも当てはまらない【異端者】と判定される。【異端者】は未知の特殊能力を持ち、人類を滅ぼす危険分子とされていた。ベアトリスは【異端者】であることを隠すため、結果を偽って【勇敢】へと加入する。名前もトリスと改名し、軍事・警察の機能を担う【勇敢】での激しい戦闘訓練に耐えながら彼女は肉体面、精神面での強さを徐々に身に付けていくのだった。だがその頃、政権担当の【無欲】に対する抵抗運動が勃発。同時に何者かによる【異端者】暗殺計画が動き始め、トリスの身に危険が迫りつつあった……。

ジェニファー・ローレンス主演の「ハンガー・ゲーム」と似て非なる作品が本作だ。あちらは一つの国家がハンガー・ゲームと呼ばれるゲームを通じて支配するのだが、本作は部隊が何故かシカゴで最終戦争から100年後という設定だ。5つの共同体に分かれる儀式はドキドキするのだが、何となくプロ野球のドラフト会議みたいな乗りだった。
ここで運命が分かれてしまい、家族との別れが待っている。ベアトリスはどの共同体にも属さない「ダイバージェント(異端者)」と分類される。それは共同体を破滅させる存在として抹殺される運命にあるが、判定官女性の機転で「勇敢」へ属するが、そこでの訓練は熾烈を極めて行くが、眠っていた才能が開花した彼女はドンドン関門を突破していく。共同体の中で「博学」が勇敢を使って共同体を支配しようと画策するが、この計画は異端者であったことでマインド・コントロールからは逃れたが、異端者であったことがバレたことで命を狙われることに。だが、寸前で生き別れになっていた筈の母と父の機転で救われ「博学」の計画は阻止された。
残ったベアトリス、戦闘を生き残った兄ケイレブ、フォーと父のマーカスらは【平和】行きの列車に乗って去っていく。

ハンガー・ゲームもそうだが本作もアメリカのヤング・アダルトに大人気らしい。アメリカ映画はこの手の近未来物が好きだね。ただ何故舞台がシカゴなのか、どうしてこの様な共同体が組織されたのか等映画内では説明されていないので分かり辛く、その点では「ハンガー・ゲーム」の方が分かり易い。ジェニファー・ローレンスという若くしてアカデミー賞を受賞した女優が主演なのと、こちらではシャイリーン・ウッドリーというこれから売れるであろう女優の違いもあって主演のインパクトもハンガー・ゲームに軍配が上がる。
本作は4部作(原作本では3部作)の1作目という位置づけらしく、続編の製作も既に決まっているそうだ。本作には描かれていなかった部分が2作目ではどうなるのか観てみたい気もする。

ラストの方でハンス・ジマーの音楽、音が大きすぎて本編に集中出来なかった。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿