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映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』を観て

2014-07-26 17:57:27 | 映画・ミュージカル、音楽題材

14-63.パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト
■原題:The Devil's Violinist
■製作年、国:2013年、ドイツ
■上映時間:122分
■料金:1,800円
■鑑賞日:7月26日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)

 

□監督・脚本・撮影:バーナード・ローズ
◆デヴィッド・ギャレット
◆ジャレッド・ハリス
◆クリスチャン・マッケイ
◆アンドレア・デック
◆ジョエリー・リチャードソン
◆ヴェロニカ・フェレス
◆オリヴィア・ダボ
◆ヘルムート・バーガー
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
超絶技巧で有名な伝説的バイオリニスト、ニコロ・パガニーニの破天荒な人生と、彼の人生を変えた2人の人物との出会いを描く伝記ドラマ。スキャンダルが絶えない異端児パガニーニを、欧米で圧倒的人気を誇る天才バイオリニスト、デイヴィッド・ギャレットが演じる。監督は、『不滅の恋/ベートーヴェン』などのバーナード・ローズ。共演には『リンカーン』などのジャレッド・ハリス。

1830年のイタリア、並外れた才能を持ちながらも不遇の日々を送るバイオリニスト、パガニーニの前に突如現れたウルバーニは、彼を著名なバイオリニストにしてみせると約束。ウルバーニはさまざまな手段を用いて名門劇場での公演を成功に導き、パガニーニは一躍富と名声を手に入れる。成功後も放蕩(ほうとう)生活を送る彼のもとに、ロンドンデビューの話が舞い込む。ヨーロッパの中心ロンドンを征服しろと発破をかけるウルバーニに対して息子と離れたくない一心で拒否する。ギャンブルに溺れるパガニーニはヴァイオリンまで失ってしまい、折角稼いできた大金も失い、ロンドン公演の招聘元である指揮者ジョン・ワトソンに前金だけでは足りなくなったので経費の増額を要求する。ワトソンは何とかロンドン公演を実現したいことから借金をしてまで増額要求に応えたが、それでも指定日までに来なかった。だが業を煮やしたウルバーニによって半ば強引にロンドンに連れられて来た。
だが、そこで待っていたのは不道徳なパガニーニの公演に反対する道徳向上女性同盟のデモ隊だった。宿泊先のホテル前で繰り返される抗議行動に参ったウルバーニはワトソンに頼んで彼の自宅へ急遽泊まることになった。ワトソンの愛娘シャーロットはオペラ歌手を目指して修行中の身、そんな彼女の歌声を聴いてあっという間に虜になったパガニーニだが、不道徳な行状を知っているシャーロットの態度は冷たかった。だが、パガニーニの説得で彼の公演で歌声を披露したところ、これが大評判を呼ぶことになった。
以前よりの不摂生がたたりパガニーニの健康状態は徐々に悪化、更に相変わらずのギャンブル狂も止まない。彼の生活面も含めて全てを取り仕切っていたウルバーニと仲違いしてしまい、もう誰も彼をコントロール出来る人物は居なくなった。そして、1840年、一人息子に看取られて寂しく亡くなった彼の亡骸を引き取る教会は1876年までどこにも現れず息子と共に転々としていったそうだ。

クラシック音楽に造詣は全く無いが、破天荒なヴァイオリニストをここでは現代のロック・スターの様に描いているのが分かる。破天荒で私生活はハチャメチャな所や長髪を振り乱しての演奏、マネージャーの様な役割をこなすウルバーニは彼の財産管理まで請け負い、行った先では抗議活動も盛ん。これはまさに1960年代のザ・ビートルズを彷彿とさせる描き方だ。
主役を演じるのは米独混血で「現代のパガニーニ」と称されるデヴィッド・ギャレットだ。彼無くしてこの映画は成り立たなかっただろう、何しろ超絶技法の持ち主である主人公を名の知れたハリウッド・スターがスタイルだけマネして彼が吹き替えで弾いても説得力に欠けていただろうと思う。長髪をなびかせての演奏は、恐らくパガニーニがそうであっただろうと推測するに十分足る演技(演奏)だったと観ている方にも伝わってくる熱演だった。
共演陣ではウルバーニを演じたジャレッド・ハリス、招聘元の指揮者ワトソンを演じクリスチャン・マッケイの演奏シーンは本人が実際に演奏しているそうだ。この二人を筆頭に芸達者な俳優達が俳優が本職では無いギャレットをしっかりと支えていた点も見逃せない。


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