kintyre's Diary 新館

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映画『トランス』を観て

2013-10-20 22:12:31 | 映画・ホラー,サスペンス,スリラー

13-81.トランス
■原題:Trance
■製作年、国:2013年、イギリス
■上映時間:101分
■料金:1,800円
■観賞日:10月19日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)

□監督・製作:ダニー・ボイル
◆ジェームス・マカヴォイ
◆ヴァンサン・カッセル
◆ロザリオ・ドーソン
◆ダニー・スパーニ
◆マット・クロス
◆ワハブ・シーク
◆マーク・ボルティモア
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
さまざまな作品を世に送り出したダニー・ボイル監督が、『つぐない』などのジェームズ・マカヴォイを主演に迎えたサスペンス。『トレインスポッティング』の脚本家ジョン・ホッジとボイル監督が再びタッグを組み、ギャングと名画を略奪した競売人が絵画の隠し場所の記憶を失い、ギャングが催眠療法で記憶を復活させようと画策するも予期せぬ事態に陥っていくさまを描く。

ゴヤの傑作「魔女たちの飛翔」が出品されるその日のオークション会場は興奮に満ちていた。熾烈な競売の末、2750万ポンド(約40億円)という高値で落札。だがその瞬間、会場にガス弾が投げ込まれる。
競売人のサイモンは、緊急時のマニュアル通り、絵画をバッグに入れて金庫へ向かうが、そこにはギャングのリーダー、フランクが待ち構えていた。実はサイモンも彼の仲間で、ここでフランクに絵画を奪われたフリをする計画だった。ところが、サイモンはフランクの首にスタンガンを突き付け、怒ったフランクに殴り倒されてしまう。フランクが鮮やかな手口で外へ持ち出したバッグを開けると、額縁だけが入っていた……。
病院で目覚めたサイモンは、殴られた衝撃で記憶の一部が消えてしまっていた。絵画の隠し場所も、そもそもなぜ隠したのかも思い出せない。そんな中、フランクはサイモンの記憶を取り戻すため、催眠療法士を雇う。普段は肥満やパニック障害を治療している療法士、エリザベス・ラムを訪ねるサイモン。
フランクの指示で、失くした車のキーを見つけたいと偽って治療を受けるが、その一部始終は胸につけた隠しマイクからフランクに筒抜けだった。しかし、事の次第を知ったエリザベスは、フランクにパートナーを志願。彼女の本格的な催眠療法が始まるが、サイモンの記憶の旅には本人さえ予想もつかない秘密と危険が待ち受けていた……。

この作品は窃盗団のリーダーであるフランク、ギャンブルで借金を抱えるサイモン、催眠療法士でかつてサイモンの治療を担当していたエリザベス。主にこの3人の人間関係がそれぞれ交錯して成り立っている。
サイモンの借金を返済の為に強盗団に加担し、そのサイモンの担当医だったエリザベスとは肉体関係にあったがDVで交際は中断していた。その彼女が操る催眠療法でサイモンを操り、最後は、彼女が名画を手にして終わる。だが、彼女はゴヤの名画を売却する訳では無く、自室に飾って自慢げにするだけ。フランクとサイモンを同時に葬り去ろうと画策するものの、フランクだけは生き残った。果たして、フランクの復讐はあるのだろうか?

この主役3人を演じたのがヴァンサン・カッセル、ジェームス・マカヴォイとロザリオ・ドーソン。ほぼこの3人を軸に回っているのだが、ストーリー的にはエリザベスには卓越した催眠療法士としての技?を持っていたことが全てだが、フランクが彼女を選ぶ過程で何故そうなったのかが薄かった。また、彼女自身がサイモンと交際しDV被害者だったことが、今回の事件の一端を担っていたのだが、どのようなDVを受けて彼女がそう思うようになったのか分かり辛かったのが残念な点だった。
でも、ロザリオ・ドーソンの全裸シーンには驚いた。吹き替えでないとしたら、あれを承諾したことでギャラ上がったのかな?



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