「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

小惑星探査機はやぶさ、任務成し遂げ感動の帰還

2010年06月14日 | 雑感

 小惑星探査機「はやぶさ」が13日、無事任務を終えて地球の大気圏に突入しました。14日の朝刊各紙はその報道でもちきりです。地球と火星の間にある小惑星イトカワに着陸し、惑星の砂をカプセルに採取して帰還したというものです。

「リスクが大きすぎる」
「アメリカもやらないことを、できるわけがない」

 7年前、反対や陰口の中での船出でした。旅の総距離は、地球-月の往復8000回に相当する、約60億キロだということです。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の幹部らしい人がテレビで話していました。もうダメか、と思ったことが何回かあったというのです。

 まずイトカワに着陸直後、はやぶさが燃料漏れを起こして機体の体勢が崩れ、その影響で通信が途絶えてしまった。しかし、はやぶさは必ず応答してくれると信じて連日キーをたたき続けて1ヵ月半、ついに通信が復活しました。

 何といっても大きかったのは、4基(テレビ報道。ある新聞報道では3基)のエンジンがすべて故障・停止したことです。どうして生きのびたのか、各エンジンの正常な部分を生かして作動させる、という離れ業をやってのけたというのです。毎日新聞(2010.6.14 朝刊)の報道では、国中均・JAXA教授は、「(出発のときから)往復できる自信は10%もなかった」と。

 
しかし、しかし ― はやぶさは満身創痍になりながら地球からの指令にけなげに応え、ついにイトカワを脱出して地球に向かいました。やがて大気圏突入と同時にカプセルを放出、自らは与えられた総てのミッションを遂行して燃え尽きたのです。はやぶさ最後の日は、日本の惑星探査技術が世界のトップに躍り出た日でした。 

 
何という壮大なロマン!
 何という深い感動!  

 はやぶさはいつの日からか「生命と意志」を持って、与えられた任務をなし遂げ、最後、自ら大宇宙に還って行っ
たのです。

 感動しました。

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