「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台になった登山鉄道にも乗車

2019年10月05日 | 私の趣味

 ザルツブルク3日目の913日は、ホテルを早朝にバスで出発し、ザルツカンマーグートの観光です。映画サウンド・オブ・ミュージックのロケ地で一躍有名になったシャーフベルク登山鉄道にも乗りました。
 これはアプト式鉄道といって、日本でも碓氷峠などで使われていました。2本のレールの間にもう1本ラック式というギザギザのレールを敷き、機関車の真ん中の車輪が歯車になっているのです。急勾配の坂道も車輪が空回りすることなく上り下りできます。 

 山頂駅へ向けて発車したかわいい赤い列車。片道40分ほどの道のりでしたが、車窓に広がるパノラマには乗客全員が魅了されました。けっこう急な斜面が続きます。高くなるにつれ、遠くの山が広がっていきます。薄っすら雪をかぶったアルプスの山々が近づいてきました。言葉にならない景色です。
 後半は、この登山鉄道の見せ場でしょうか、強い風が吹いたら列車もろとも落下してしまうと思うような、高い崖のそばギリギリを通って行きます。「ワォー」と言う声があちこちから聞こえました。
 そういえばブログに書いていた方が何人かいらっしゃいました。霧が深く、あるいは風が強くて登山鉄道は運行停止だったと。しかし私たちが行った時は、絶好の日和でした。 

 観光客は皆さん写真を撮っていましたが、私は足元の線路の石が崩れないかと、そんなゆとりはありませでした。地震の無い国ならばの絶景なのでしょう、スリル満点でした。
 山頂駅からさらに山頂目指して、急斜面を這うような気持で、できるだけ山側に近いキワを選んで歩きました。ただ、残念ですが山頂まで行けずに断念してしまいました。 もう一歩の頑張りができませんでした。ふだんから歩いていないとダメなのがよく分かりました。でも、本当に行って良かったと心から思いました。機会があればぜひ行ってみてください。
 山麓駅から乗車するとき写真を撮られましたが、戻ってきたとき出来上がっていました。記念に買い取りました。

 この日、昼食は「白馬亭」でした。ベナツキー作曲のオペレッタ「白馬亭にて」で有名、と言われてもこのオペレッタを知らないのでなんともいえません。しかし1930年にベルリンで初演された白馬亭を舞台にした喜歌劇ということですから、なんとも由緒あるレストランであることは理解できます。
 ここのレストランで、窓際から湖を眺めながら食事ができ素敵でした。提供されたのは鱒料理でした。

 その後、世界で最も美しい湖畔の町といわれるハルシュタットへ行きました。まるでおとぎの国へ来たような美しい町並みです。遊覧船にも乗って、湖上から町の美しさを堪能しました。
 ザルツブルク泊はこの日まで。翌朝はウィーンへ向かって出発です。(つづく) 


シャーフベルク登山鉄道で山頂の駅へ。頂上までは行けなかった


登山電車の山麓駅で写真を撮られ、戻って来た時にはできていた。
写真右下の赤い列車がシャーフベルク登山鉄道


昼食をとった「白馬亭」。由緒あるレストランらしい


世界で一番美しい湖畔の町といわれるハルシュタット。もちろん
世界遺産です

 

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