「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

三男は熱中症の後遺症がやや改善、お母さんはイベントの心労からか?

2016年09月02日 | 指圧の活動

 (前回の続き)
 三男アサヒくん(6年生)は、去年熱中症になりひどい目にあいました。その後からずっと首が凝り固まってしまい、とても気になっていました。首は急所です。大事な神経が全部通っていてとても大事なのです。全身の弱い所ところ、負担がかかっている箇所に悪さをしないとも言えないので、これはどうしても緩めたい部分です。
 アサヒくんは、それを感じているのか?いつもは、お兄ちゃん達の陰にいて遠慮がちだったのに、積極的に受けたいと申し出てきました。浪越指圧の命ともいえる「前頸部」がまともに圧せない状態でしたが、「よくなりたい」と思う気持ちが功を奏したのか、滞在期限ギリギリでやっと妥協点までに至りました。よかったです。 

 問題はお母さんです。指圧を受ける順番が、子供達を前面に出して控えめなのです。私としては、彼女の厳しい状態を見るといちばんに考えたいところでした。
 731日に腕にツブツブが出てきて少しの痒みもあったといいます。さして気にはならず「きっと治るだろう」と思っていたところ、86日に急にブツブツが全開、足まで出てきて、最後には全身に広がってしまっていました。普通ではないと思い、医療の届かない西表島には皮膚科が無いので、石垣島へ渡り専門医の診察を受けました。医師は、原因がわからないので、飲み薬は出せないと言われ、ステロイド系の塗り薬を処方されて帰ったそうです。それを塗っても一向に改善がない状態で川越にきたのです。 

 821日、指圧を受けて翌日、直ぐにツブツブの表面がカサカサしてきました。下痢にもなり、悪いものが出て治って行くといいのにと皆が思いました。それにしても、圧してみて驚きました。首と腋下部とお腹が凝って、張りすぎています。これは尋常では無いと思いました。
 彼女の話では85日〜10日まで6日間、四国にイベントがあって主催者側の手伝いで出かけていたそうです。その期間中、朝から夜まで相当神経を使って疲れ切ってしまったようです。

 3回目の指圧。順調に回復していると思っていたのに、ナント! またツブツブが出てきました。よく見ると新しい赤みと古い茶色が混ざっています。彼女曰く、塗り薬(ステロイド)を塗って症状を抑えていた部分が、どう見ても赤く表面化して出てきたというのです。指圧では、神経疲れは腋下部と腹部の凝りに大きく影響します。ただ、今回の指圧の予定は、これで終わりです。今後は、西表島に帰って自分で圧すしかないのです。お腹の圧し方を確認して、ここは頑張って欲しいところです。 

 今回の指圧における健康管理は、2名が来年までオアズケになってしまいました。だた、圧した効果はこの後も持続しますから、それに期待したいとおもいます。(おわり)


3兄弟を施術するとき、その治療室は貸し切りです

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