「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

地方で初、同窓会主催の一泊研修会

2006年11月20日 | 指圧の活動
  日本指圧学校同窓会主催の一泊研修は、静岡県富士市で、地元のK先生の研修会に合流する形で開催されました。この研修会は2回目ですが、地方での開催は初めてです。私たち基本指圧研究会からは、3名参加が参加しました。
 主催者の同窓会幹部には、新幹線乗車券まで手配していただきました。細かいご配慮まことにありがとうございました。

 私は11月16日、同志と最寄の駅で落ち合い、9時23分東京発のこだまで新富士へ向かいました。車中、晴天に恵まれて間近に見る富士山に、何とも言えないすがすがしい気分を味わったものです。
 新富士駅からは、送迎バスで研修会場・富士ハイツへ。

 そのあと昼食をとり、13時から16時30分まで、パネルディスカッションを行いました。K先生、S先生とご一緒に、私もパネラーとして参加。「指圧界の現状」や「今後の展望」、また「いかに稼ぐか」などについて熱心に意見が交わされました。臨床の最前線にいる方々との質疑応答は、治療の世界で、各自が置かれている立場や、環境の切実さがひしひしと伝わってくるものばかり。ざっくばらんな雰囲気の中での、忌憚のない意見交換が、とても有意義なものでした。
 予定時間はあっという間に終了し、会食・懇親会で和気あいあいの中に打ち溶け合い、1日目は終了。男性群はその後、街へ繰り出し、遅くまで2次会を楽しんだようでした。

 翌17日は、9時から12時まで、途中1回の休憩を入れてK先生の実技指導。ベテランの先生方が皆初心に戻り熱心に取り組んでいらっしゃいました。
 ほうぼうの指圧の講習会ではよく見かける光景なのですが、せっかく講師が講演しているのに、会場のあちこちで全く違うことをやっているグループがあります。ひどい場合は、周りの参加者を集めて、ミニ講習会らしきものを勝手に開いている人がいます。いったい何をしに来ているのか、と人間性を疑う気持ちになってしまうことがよくありますが、今回の参加者は違っていました。
 地元で長年頑張ってこられたK先生のお人柄もあるのでしょうが、主催者側の情熱にひかれたことも大きかったようです。皆それぞれの想いを持って望んでいたのだと思いました。

 地方での、このような形態の研修会は初めてでしたが、これを今後につなげ、やがて立派な会に育てていきたいという気持ちが、会場全体をひとつにしたように見えました。
 新しい試みの研修会がスタートしたのです。どうかより素晴らしいものに成長してほしいと心から願い、初回に参加できたことに感謝し、感動に包まれて帰路に就きました。
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