ご報告が大変遅くなりましたが、「指圧の活動」ということで、やはりお伝えするべきだと思い掲載させていただきます。
もう1カ月以上前になります。8月11日と12日の両日、1泊で富山へ指圧ボランティアに出かけました。私が主宰するNPO法人基本指圧研究会の定款第3条に、「(略)また講演・実技演習等を通して、我が国固有の指圧を社会に広く浸透させることにより、社会の保健と福祉の増進に寄与することを目的とする」と謳っていますが、代表理事として、要望のあるところへは時間等の条件が合えば、手弁当でも行きたいというのが私の気持ちです。
11日9時2分発、北陸新幹線「かがやき」で大宮駅を出発しました。大宮の次が長野、2駅目が富山です。以前は5時間ほどかかっていたのですが、今は2時間弱で行けるのでとても楽です。交通機関の発達は凄いものだと思います。
富山での指圧は、今回3回目です。参加した方たちは、皆さん喜んでおられました。今回も初めて指圧にかかる方が2人いらっしゃいました。1日目はお昼から夕方までに5人を指圧。翌日は2人を圧して合計7名の指圧ができました。
今回は会場が取れなかったので、私の妹の自宅で行いました。会場を借りる場合と違い、時間を気にしなくて良いので気分的に楽です。富山では指圧を知らない人が多く、ましてや受けたことがない人ばかりです。指圧というと、身体の凝っているところを圧して楽にすることと思われています。
もちろん圧して身体が楽になることは大切なことです。ただ、楽になることだけを目的にするのではなく、もっと総合的に大きくその方の健康に貢献したいと思って私は臨んでいます。
この基本指圧のボランティアを手伝ったのが私の妹です。彼女はナンバ・トレーナーとして長年、桐朋学園大学教授・矢野龍彦先生の薫陶を受けてきました。ナンバ式骨体操(ナンバ)は、日本人独特の身体の使い方、すなわち「ねじらない、踏ん張らない、うねらない」を基本にした健康法です。
基本指圧の動きとナンバの動きは相通じるものがあり、圧し手と受け手の気持ちがひとつになることができるのです。私達が目指している基本指圧は、それだけではなく、身体を基本的に変えて行く力を増すことを目的にしています。
受けていただくと実感できるのですが、身体だけでなく気持ちも楽になるのを経験できると思います。次回を楽しみに‼️
富山でのボランティア指圧。私の後ろにある水が
めは水琴窟(すいきんくつ)。信楽焼のかめの種
類で、上下の一対を使って水の音を聞いて楽しむ
物です。とても涼しげで美しい響きを奏で、誰も
が癒されます。
下のかめは、滴る水を貯める。
上のかめは、信楽焼の特長を利用して、焼き物の
中の空気が漏れるので水が、落ちていくときに音
が出ます。