「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

「肩甲下部」 の動きに画期的な発見

2008年06月13日 | 指圧の活動

  5月23日(金)17時から、川越道場で矢野龍彦先生・長谷川智先生によるグループレッスンが行われましたが、そのおり、肩甲下部の動きに対して画期的な発見がありました。 
  私が指圧で圧(お)すときの動きを長谷川先生に分析していただいたのですが、「この動きはツーボックスですね」ということでした。ここ数カ月、色々な動きの検証やディスカッションがあった末の結論です。  

  「上体が一体で動くように」と教えを受けているので、体環を一個で扱おうという意識が頭のどこかで働いていたようです。今回ハッキリと、それが自覚できました。上体が一体で動くためには、まずこの意識を捨てなければできないはずです。 
  身体の中では、色々な部位がさまざまな微妙な動きをして助けあいながら、結果、上体が一個で動くのだということがよく分かりました。 
  圧すときに頭を働かせてはいけないと分かってはいても、つい「足はこう構えて、手はこうで」等と頭で考えてしまいます。当然不自然な動きになり、身体のあちこちに力が入ってしまいます。  

  今回の画期的発見により、「上体が一個で」動こうと頭で考えてしまう呪縛を取り去ることができました。今までデモンストレーション等、人に見られると動きがまったく変わってしまうのが悩みでしたが、このツーボックスの概念のおかげで解決できそうです。 
  なんだかワクワクしています。身体の「操作」が、少し自由にできるようになった気がします。骨体操5番、初心者マークの背中バージョンができれば、「これぞまさしく指圧体操」だと思いました。 

 「ツーボックス」についての説明は、ここでは省きます。言葉だけの説明は誤解のもとになりそうな気がします。研究会の練習の場で、実際に動きながらの説明にしますのでご期待ください。楽しみです。

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