昨年から行っていた、公益財団法人 日本二分脊椎・水頭症研究振興財団の助成金を受けた仕事が全て終わり、現在ホッとしています。3名に対する指圧治療でしたが、学んだことが実に多く、今後に活かせたらと思っています。
話はガラッと変わりますか、最近、私の治療院で流行っているものがあります。それは布で編んだ履きもの、「布草履」です。
去年の春、患者さんで布草履を編める方がいるとわかり、さっそく興味がある人たちで彼女にお願いし、治療院で講習会を開催してもらいました。これが大好評で、夏休みの宿題にする子供達もいました。しばらくして「もう3足目を編みました!」という方もいて、治療院ではちょっとしたブームになっています。
私も約1年間、それまでのソックスを5本指の靴下に履き替え、自宅でも仕事場でもスリッパをやめて、薄い布草履を履いています。― 快適デス ―
この薄い布草履で、指圧のためのスクワットを行うと動きがとても良くなります。私は膝が悪く、17歳の時に手術をしています。そのためにスクワットが苦手です。師匠の鈴木林先生からは、肩甲下部の動きができるのだから、指圧のスクワットも同じ(だからできるはず)だと言われています。苦手意識が払拭できずにいたのですが、この薄い布草履を履いて行うと、なんと不思議なことに動けるのです。
以前は、このスクワットをすると膝がポキポキ音を立て、痛みはないのですが、これが解消できなければ、いずれ自分の足で歩けなくなるのではないかと不安を持っていました。この布草履がきっかけになってできることが本当に嬉しい。この後、スクワットの動きの精度を高めることを考え、精進して行こうと考えています。