「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

排便・排尿ともに改善、二分脊椎症のNちゃんが指圧治療を卒業

2019年12月27日 | 指圧の活動

 二分脊椎症のN(女児ちゃんは、現在小学5年生。お母さんに連れられ、千葉から指圧治療をうけるため月に1回、川越の治療院まで来ます。治療院に初めて来て約3年になります。
 当初、月に1回でなく2回にして欲しいと再三言われましたが、私の予定が入っていることと、まだ子供が幼かったので、焦ることがいちばんよくないことを伝え、私が指導したとおりお母さんが自宅で圧しながら経過を見ていました。

 二分脊椎症の改善は、基本指圧がとても有効だと思っていますが、治療効果が出るまで少し時間がかかります。ことに患者が子供の場合は、時間をかけてその成長を見守りながら、家族一丸となって生活や環境の改善を目指すべきです。
 焦らず進めることが大事です。

 929日の治療時に、体に現れた確かな改善点を確認できました。いつも治療の仕上げにお母さんも圧すことにしています。
 1117日、Nちゃんとお母さんが来院、この日、晴れて指圧治療を卒業になりました。自力排便と排尿ともに改善できたのです。心からおめでとうと伝えました。
 ただ、Nちゃんはまだ5年生です。様子を確認するために、時々顔を出して下さいと伝えてました。おめでとう!! うれしくもあり、淋しくもある見送りでした。

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