「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

二分脊椎症のY君、基本指圧の成果で側弯症も大幅に改善

2015年05月11日 | 指圧の活動

 公益財団法人 二分脊椎・水頭症研究振興財団の助成金を受けて治療していたY君の、待ちに待った側弯症のレントゲン写真が手元に届きました。実は側弯症の角度が改善して行く過程を見ても、身体の機能が良くなっているのが分かります。二分脊椎症の彼は小さい頃、腰椎の大きな手術をしています。手術痕も痛々しい腰です。 

 ① 平成25年4月15日にレントゲン検査を受け、診察、後腰椎側弯症の角度が48度であることを知らされましたが、このときまでの4年間は角度が変わらずいました。 

 ② 去年4月から財団の助成金対象になったことで、基本指圧での治療が始まり、最初の3ケ月で側弯症の角度が41度(座位)~39度(臥位)に変化しました。

 ③ 今年4月13日に39度(座位)~31度(座位)と改善できました。体の機能改善は、側弯症の角度にも如実に表れています。 

 彼は10数年前から順行性洗腸で、1000cc以上の水で大腸を洗って排便していましたが、彼の最大の悩みは洗腸の後の必ず起こす便漏れです。体の変化はある意味順調だと思っています。現在、逆流性洗腸に代えて、浣腸の水は200ccまで減らして自力排便を目指しています。

 彼の状態がかなりキビシイので、まだ時間がかかると思っていましが、確実な便意や極端に血行が悪い下肢も温かくなってきました。やり甲斐のある仕事だと思って頑張っています。パーフェクトではないですが、現在、便もれもほとんどありません。
 また、ご報告します。


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