「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

西表からの可愛い患者さん、夏の恒例行事?

2011年08月16日 | 指圧の活動

  今年の夏も例年のとおり、西表島(沖縄県)から可愛い患者さんがやってきました。S.A子さんに連れられた3人の小学生男子です。

  A子さんの実家は、川越(埼玉県)で内科医院を開業しています。3代続いているお医者さま一家です。

 

  この男の子たちと私のお付き合いは、もう12年になるでしょうか。この子のお祖母さま(A子さんのお母さん)が私の指圧を受けに毎週来ていらっしゃいますが、その方から「孫の斜頸を指圧で何とかしてもらえないか」と話があったのです。長男Tクンが生れて、1ヵ月検診のとき病院で斜頸だと言われたそうです。

 

  お祖母ちゃんのご主人はお医者様ですが、「整形外科にかかるしかないが、あんまり期待はできない」と言われ、指圧で何とかなるものなら、と連れてこられたのでした。

  もちろん1回や2回で治るものではありません。このときは2ヵ月ぐらい実家に滞在して週2回ほど指圧を行い、完治させることができました。

 

  男の子ですからやんちゃです。ぶつけて前歯をグラグラにしてしまいましたが、地元の歯医者さんから「永久歯が生えるまで年月があり過ぎるかあら、いま抜歯するのは好ましくない」と言われたそうです。私の知り合いの歯医者さんにレントゲン写真を撮ってもらいながら、指圧で歯を安定させたこともあります。

 

  去年の夏にやってきたときは、脊椎側湾症を起こしていました。夏休みを利用して治療に取り組んだのでしたが、時間切れで西表へ帰りました。今年改めて様子を見たところ、すっかり回復していたので一安心です。

 

  そんなTクンも今は6年生です。私の治療院へ来ても、お母さんのA子さんが先に指圧を受けると「どうしてボクじゃないんだ」と言います。でも、「今回はお母さんの体が悪いから」というととても素直に言うことを聞くのです。

  そしてそばで横になって、次に自分がやってもらうのを待つのです。弟に対しても「つぎはH、そのあとAだ」と、お兄さんらしく仕切っています。

 

  今回、お母さん(A子さん)の腰痛がちょっとひどかったが無事治療を終えました。子どもたちはみんな元気です。

  14日に4人は西表に帰りました。また来年会える日を楽しみにしています。

  いや、おそらく今年の11月、西表の島人文化祭にボランティアとして指圧の啓蒙とデモンストレーションに行くことになると思います。その時また会いましょう。元気でね…。

 

 


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