昨年9月22日、このブログに「正しく構え圧すと、手指が痛くない」と、指圧仕様の指が出来上がるとどうなるかを書きました。私の右手指は、甘手でよくしなる指です。圧す時に指が反ってしまうので身体を支えるのがとても大変です。
この拇指が指圧仕様になったときに鈴木先生に、「指って出来上がるとこうなるんですね」と話したことがあります。そのとき先生は、「それは甘手だからそうなるんだよ」と教えて下さいました。
私の左拇指には、わずかに苦手(反りにくい指)が入っています。このときの先生との話の中で、即座に左拇指のことが気になり、「ならば苦手が指圧仕様になったらどうなるか?」と疑問を持ちました。
「いずれ必ず分かること」と確信し、分かったときの楽しさに思いをはせながら練習に励んでいました。以来、かれこれ半年以上が経ちました。やっと分かりました。ルンルン気分で先生の施術を受けた際、「苦手って出来上がるとこうなるんですね」と聞いてみました。
「ウン! そうですよ」
いとも簡単な返事が返ってきました。
指が「できる」ことを目指して、そろそろ17年目になろうとしています。ここ何年も足踏み状態だった左拇指にやっと終着点が見えてきました。肩甲下部の練習台を圧してみると、圧した拇指の形が練習台のラバー上に残ります。
ラバー上の左拇指の圧の形が、右手より劣っているのは一目瞭然でしたが、今、ほとんど右拇指と変わらない圧し跡が残るようになりました。3月14日に開催の基本指圧研究会で披露した練習方法は、単純な練習ではありますが、これで何年もかかった左拇指が出来上がってきたのです。
― 指って出来るとドウナルノ?―
こんな楽しい疑問を、皆さんも持ってみることをお勧めします。練習にハリがでますよ!