「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

苦手を楽しく! 微妙な感覚は全身に影響 

2007年09月17日 | 指圧の活動

  8月24日のブログで報告しましたが、私の右足は感覚がとてもよくなり、普段の歩きまで自然な動きにとても近くなりました。
  楽に歩けるようになったので、どちらかといえば苦手だった「歩く」ことが、驚くほど楽しくなりました。

  ところが、右足を楽に使えるようになったら、今度は思わぬことが起きてしまいました。手術をして40年近く、かばうために頑張っていた左足の動きが、返って邪魔になり始めたのです。
  歩いていても、今度は左の腰から足への張りを感じてしまい、愕然としてしまいました。指圧の構えも、できていたはずの左足の感覚が、どこかに消えてなくなってしまいました。
  ??? 何故できなくなってしまったのか不思議です。右足の感覚は、日に日によくなります。左足の「かばい」は、不要になったようです。しかし、この感覚の問題を解決しなければ、前には、進めません。

  9月9日、午後の講座で質問しでみました。矢野先生が、即座にヒントをくださいました。

 「なにも必ず左右同じ歩幅で歩かなくてもいいでしょう」

 「こうして歩いてみたらー」といって、右を普通に出したら、左はほんの少しだけ前に出す。
  えーっ! へんな歩き方になっちゃう! やだなぁ。
  でもいわれるままに歩いてみると、なんとなく納得せざるを得ません。そばにいた長谷川先生が、「村岡先生なら50メートルも歩いてみればできますよ」と言ってくださいました。なんだか早く試してみたくてウズウズしてきました。

  講座終了後、帰宅途中で寄ったスーパーの買物中に、感覚がつかめました!!  驚きです。指圧時の足の構えも違ってくるから、身体ってすごいなとつくづく関心してしまいました。
  さっそく鈴木先生にも報告しました。歩く姿が、少し恥ずかしいと言ったら「そんなこと恥ずかしがることないよ、その感覚を身体が覚えるまで探り続けたらいいんだよ」と指導いただきました。

  “足の悪い歴” が40年にもなるので、身体に癖がしみついているようです。自分の身体の感覚に、どう落とし込まれていくのか興味深々です。今まで経験したことがない感覚を味わえるような気がして、ちょっとワクワクしています。
  この足の運びをマスターして、頭で何も考えなくても自然にできるようになればいいのですから、変化を楽しんでみたいと思っています。

  歩きと、圧す構えを比べながらの毎日です。来る日も来る日もこんなことばかりやっています。だ
がこれも、「また楽しからずや!」です。


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