8月24日のブログで報告しましたが、私の右足は感覚がとてもよくなり、普段の歩きまで自然な動きにとても近くなりました。
楽に歩けるようになったので、どちらかといえば苦手だった「歩く」ことが、驚くほど楽しくなりました。
ところが、右足を楽に使えるようになったら、今度は思わぬことが起きてしまいました。手術をして40年近く、かばうために頑張っていた左足の動きが、返って邪魔になり始めたのです。
歩いていても、今度は左の腰から足への張りを感じてしまい、愕然としてしまいました。指圧の構えも、できていたはずの左足の感覚が、どこかに消えてなくなってしまいました。
??? 何故できなくなってしまったのか不思議です。右足の感覚は、日に日によくなります。左足の「かばい」は、不要になったようです。しかし、この感覚の問題を解決しなければ、前には、進めません。
9月9日、午後の講座で質問しでみました。矢野先生が、即座にヒントをくださいました。
「なにも必ず左右同じ歩幅で歩かなくてもいいでしょう」
「こうして歩いてみたらー」といって、右を普通に出したら、左はほんの少しだけ前に出す。
えーっ! へんな歩き方になっちゃう! やだなぁ。
でもいわれるままに歩いてみると、なんとなく納得せざるを得ません。そばにいた長谷川先生が、「村岡先生なら50メートルも歩いてみればできますよ」と言ってくださいました。なんだか早く試してみたくてウズウズしてきました。
講座終了後、帰宅途中で寄ったスーパーの買物中に、感覚がつかめました!! 驚きです。指圧時の足の構えも違ってくるから、身体ってすごいなとつくづく関心してしまいました。
さっそく鈴木先生にも報告しました。歩く姿が、少し恥ずかしいと言ったら「そんなこと恥ずかしがることないよ、その感覚を身体が覚えるまで探り続けたらいいんだよ」と指導いただきました。
“足の悪い歴” が40年にもなるので、身体に癖がしみついているようです。自分の身体の感覚に、どう落とし込まれていくのか興味深々です。今まで経験したことがない感覚を味わえるような気がして、ちょっとワクワクしています。
この足の運びをマスターして、頭で何も考えなくても自然にできるようになればいいのですから、変化を楽しんでみたいと思っています。
歩きと、圧す構えを比べながらの毎日です。来る日も来る日もこんなことばかりやっています。だがこれも、「また楽しからずや!」です。