歴声庵

ツイッター纏め投稿では歴史関連(幕末維新史)、ブログの通常投稿では声優さんのラジオ感想がメインのブログです。

2月第4週の声優ラジオ感想 その2

2012年02月29日 19時52分27秒 | 声優ラジオ関連

『遠近孝一PRESENTS 戦国ネット「すきらじ」』:第04回
 ●パーソナリティー:遠近孝一さん、アシスタント:生田未歩さん
 今回の特集は丹羽長秀。知名度が高い割にはイマイチ判らない部分が多いので、いつか『スキラジ』でも取り上げてもらいたいと思っていただけに、今回特集して頂いて嬉しいです。一般的には秀吉は、織田家のNo1とNo2だった柴田勝家と丹羽長秀にあやかって「羽柴」の姓を名乗ったと伝えられていますが、「もし本当にNo1とNo2にあやかるなら柴田と佐久間信盛だろう」と言う遠近さんの指摘は今回一番印象に残りました。確かに佐久間が追放されるまでは、佐久間が織田家No1の感があるので、秀吉が上にあやかろうとしていたのなら、佐久間の姓から一字を貰った筈との指摘は興味深かったです。
 また長秀が最後まで方面軍の司令官にならなかった事に対して、谷口克広氏などは「信長は長秀の軍事能力をさほど高く評価していなかった」と評して、その説が一般化しています。これに対して遠近さんは「お気に入りだから信長は、手元に長秀を置いておきたかったのでは」と擁護していたのが印象的でした。でもその理論だと、それこそ明智光秀は信長のお気に入りだった事になりますね。
 また清洲会議で長秀が秀吉に加担した事に関して、年齢が近い秀吉と仲が良かったから与したのではと、年齢の面から長秀の動向を推察したのは興味深かったですね。
ところで賤ヶ岳戦いの戦い後に長秀が、勝家の旧領を合わせて120万石余を得たと世間的には言われています。これに対して遠近さんは、勝家領を丸々加増されたのではなく、旧領から勝家領の転封なのだから、実際には80万石くらいだったのではとの指摘は面白かったです。
 今回は本当に面白かったですが、遠近さんの清洲会議での長秀の動向についての推察を聞くと、清洲会議のテーマだけで丸々一回をやってほしいと思ってしまいました。それこそ池田恒興の動向についても、遠近さんに語ってほしいと思ってしまいました。

『THE IDOLM@STER STATION!!!』:第134回
 ●パーソナリティー:浅倉杏美さん・沼倉愛美さん・原由実さん 
 何故かふんどしの話題になった際、沼倉さん自身はスカートについて「今日は確かに穿いていないが」と言ったのを、原さんと浅倉さんにに下着を穿いていない事にされて、すっかり変態扱いされていたのは相変わらずの不幸ぶりかと(^^;)
 また「萌えを知りたい」のコーナーにて、原さんが萌え台詞が来るのかと思ったら、ドスの効いた声で「地面にキスして感謝しろ、ブタ」と言われた時は、どM心が刺激されてしまいました(^^;)。 しかもその声が、原さんの声と言うより、貴音寄りの声だったので破壊力倍増です。

その他に聴いた番組
『のら犬兄弟のギョーカイ時事放談!』:第186回
 ●パーソナリティー:川瀬浩平氏&伊平崇耶氏
『はみだせ!メガミマガジンRadio!!』:第142回&143回
 ●パーソナリティー:喜多村英梨さん&井口裕香さん
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2月28日(火)のつぶやき

2012年02月29日 01時14分57秒 | twitterまとめ
22:11 from web
今更ながら、長州藩の施条銃中間第一大隊と、施条銃足軽第四大隊が共に二個中退で構成されていると知りました。ちなみによく長州藩第一大隊、同第四大隊と略される事が多いこの部隊ですが、何故か第二大隊と第三大隊は存在しません(^^;)

22:17 from web
でも第一大隊も第四大隊も、二個中隊編成となると、中間や足軽によって編成された部隊って、戊辰戦争時の長州藩には少なかったのですね。幕末の長州藩は、戦力をして使える者は徹底的に動員してた気がするので、中間の者や足軽の大隊はもっと多いと思っていました。

22:21 from web
確か幕長戦争の時に「南十六大隊」と言うような部隊が居た気がするので、足軽や中間で編成した部隊が多く居たと思い込んでいました。

22:27 from web
でも第一大隊と第四大隊と合わせて四個中隊となると、藩内の中間と足軽と中間を動員したにしては少な過ぎる気がします。それとも、どうせ部隊に所属しなくてはいけないのなら、第四大隊などではなく、花の奇兵隊に入隊しようと言う感じで、士気の高い足軽や中間は諸隊に参加したのかしら?。

22:29 from web (Re: @itaru_ohyama
確かに「士分より、軽輩の者が人数が多い」と言う固定観念に捕らわれていたかもしれません。でも(個人的に)一番のミスリードは前述の「南十六大隊」の気がします(^^;) @itaru_ohyama 分限帳を見ないとわからないけど、そもそも士分以下の軽輩が少なかったんじゃないかな

22:35 from web (Re: @itaru_ohyama
長岡藩も結構多いですよね。銃士隊が一個大隊に対して、銃卒隊も一個大隊とほぼ士分と足軽の大隊数が同じですからね。もっとも長岡にはそれに加えて槍藻隊も一個大隊いましたが(汗) @itaru_ohyama 戦国時代と同等に足軽の人数を揃えていたのって松代藩くらいしか知らない。

23:09 from web
長州藩で足軽・中間を動員した部隊が合計四個中隊しか存在しなかったのなら、その四人の中隊長を全員知りたいなと思ってしまった今日この頃。とりあえず現在把握しているのは第一大隊二番中隊長の楢崎頼三と、第四大隊二番中隊長の桂太郎の二人だけ。とりあえず『防長回天史』から読んでみよう・・・。

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2月27日(月)のつぶやき

2012年02月28日 01時15分03秒 | twitterまとめ
21:10 from gooBlog production
2月第4週の声優ラジオ感想 その1 goo.gl/i7wEG

22:12 from web
静岡に出張に行ってきたので、相模・駿河の国境に築かれた足柄城址に行ってきました。後北条氏が対秀吉に備えて整備拡張された城の中では、八王子城や山中城などと比べると、規模が小さいなと言うのが正直な感想です。

22:15 from web
もっとも足柄峠の山頂に築かれているので、攻撃側は峠道を進軍するしかなく、大軍を展開しづらい地形なので、あまり守備兵力を必要しない以上は、妥当な規模なのかもしれませんね。

22:18 from web
ちなみに静岡側から足柄城址を目指すには、県道78号を進みます。しかしこの県道78号、県道とは名ばかりに、旧道そのままなので一車線しかありませんでした。対向車が来たらどうしようと不安に思いながら、つづら折を登っていたので、胃の痛い運転でした(汗)

22:22 from web
何はともあれ、足柄峠を監視する足柄城址を堪能してきましたが、惜しむらくは天気が悪く、足柄城址の見所である富士山の絶景が全く見えなかった事(涙) 再度天気が良い日に訪れてみたい気がするものの、同じ後北条氏の国境防衛ラインとしては山中城址を今度は訪れてみたいです。

22:27 from web
それではキタエリ嬢のラジオ(生放送)を聴きながら、足柄城址の画像整理作業に没頭します。

by tukaohtsu on Twitter

2月第4週の声優ラジオ感想 その1

2012年02月27日 21時10分49秒 | 声優ラジオ関連

『ささら、まーりゃんの生徒会会長ラジオ for ToHeart2』:第207回
 ●パーソナリティー:小暮英麻さま&小野涼子さん ゲスト夏樹リオさん&荻原秀樹さん
 今回は市場配備間近と言う事で、(恐らく)パチスロメーカーで、実際に筐体をプレーする回となりました。ただパーソナリティーの二人がギャンブルをしない事から、二人だけでは機械の説明が出来ないと言う事で、パチスロ経験者の夏樹さんと荻さんの二人がゲストです。また奇しくも二人とも初ゲスト出演となりました。まあ荻さんが初ゲストなのは兎も角として(いつぞや、言葉は発しなくてもスタジオ内に居た事はありましたが(^^;)、夏樹さんまで初ゲストとは思いませんでした(汗)。う~んレギュラーメンバー役で未ゲストなのは神崎ちろさんだけとずっと思っていましたが、まだまだ未ゲストの役者さんは居るのですね。中島沙樹さんなんて、先日同じ音泉配信の『あいよくラジオ』に出てるのを聴いて、『溝らじ』にも出てほしいな~としみじみ思ってしまいました。
 閑話休題。何はともあれ、実際のプレーではパチスロ経験者の夏樹さんと荻さんが解説でした。正直言うとパチスロ未プレーの私にとっては、全然意味の判らない内容でしたが、判らないなりにプレーする英麻さまと涼子さんだったものの、未経験なのに二人の性格の差が出ていて聴いていて楽しかったです。とりあえずノリで突き進む英麻さまと、慎重にプレーする涼子さんの対比は楽しかったですね(^^;)。また経験者の二人が解説する背後から、各登場キャラの台詞が聴こえてきて面白かったです。
 そんな訳でパチスロ未経験者には、面白くない回だったらどうしようと覚悟していたものの、判らないなりに楽しめた回でした。ただ出来れば夏樹さんには通常回にもゲストとして出演してほしいです。

『A&G NEXT GENERATION Lady Go!! (金曜日回)』:第21回
 ●パーソナリティー:上坂すみれ師団長
 前回の「ハラハラハラショー」のコーナーでトハチェフスキーなんて濃いネタを披露してくれたので、今週の師団長はどんなネタで同志を楽しませてくれるかと思っていたら、今回はわりと普通のネタ(ロシア語講座)でしたね。まああまり濃いネタばかり使ってはいけないとの判断でしょうか(^^;)。
 そんなロシアネタが少ない中で師団長自身が、自分の事を師団長と自称してくれたのは嬉しかったです。これで師団長は公式の呼称になりましたね(^^;)。まあ、とても女性声優さんのニックネームとは思えないあだ名ですが・・・(^^;) 
 ところで今回印象に残ったのは師団長のオペラ風の歌の披露です。こう言っては何ですが、想像以上に綺麗な歌声にビックリしました。師団長意外と声量があるのね。案外キャラソンよりもこのような歌の方が得意なのかもしれませんね。確かに空ちゃんのオーディションで歌があったのに、それを通ったのも頷けると思いました。

その他に聴いた番組
『アニたまどっとコム standard まるなげ♪』:第229回
 ●パーソナリティー:植田佳奈さん&清水香里さん
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2月26日(日)のつぶやき

2012年02月27日 01時14分36秒 | twitterまとめ
09:07 from gooBlog production
2月第3週の声優ラジオ感想 その4 goo.gl/ISb78

10:31 from web
ミンゴスさんのライブが五月開催ですか、出来れば行きたいです。それにしても五月に自身のライブ、六月に『アイマス』のライブと連チャンとはミンゴスさんもパワフルだな~。

11:23 from web
武士道論31「陽明学と河井継之助の中立論」:どーんと来い!俗説 ameblo.jp/yageki/entry-1…

11:28 from web (Re: @pacific_18
@pacific_18 ちなみに『なのは』の劇場版が7月公開だそうですが、ご一緒にいかがです(^^;)?

12:03 from web
山県有朋の手記『越の山風』を読んでいますが、第二次北陸軍にとって長岡藩攻撃は、やはり基本路線だったみたいですね。第一次北陸軍:道中の諸藩を恭順させつつも、目標はあくまで江戸進軍。第二次北陸軍:第一次北陸軍が恭順させた諸藩兵を率いて越後の制圧を目指す。最終目標は越後口から会津へ侵攻

18:09 from web
そう言えば今週の『Lady Go!! 』で、すみぺ師団長が「ハイ、師団長です」と言っていたので、これで師団長は公式のニックネームになりましたね(^^;) まあ、とても女性声優さん、と言うか二十歳のお嬢さんのあだ名とは思えない呼称ですが(^^;)

22:21 from web
戊辰会津戦争の母成峠、十六橋の戦い古戦場の画像を整理中です。母成峠の石積みの防塁は、上杉景勝時代に築かれたと言う説がありますね。まあ幾ら大鳥圭介が野戦築城の知識があったとしても、あの短時間で石積みの防塁を築くのは不可能なので、戊辰戦争以前から存在していたと考えるべきでしょうね。

22:31 from web
また会津藩が築いたと言う線も薄いと思います。戊辰戦争時に会津藩はあちこちに防塁を築いていますが、石積みの防塁は存在しませんから。まあ上杉景勝では無く、その前後に会津の領主だった蒲生氏郷や加藤嘉明の時代に築かれたのかもしれませんが。

by tukaohtsu on Twitter

2月第3週の声優ラジオ感想 その4

2012年02月26日 09時07分18秒 | 声優ラジオ関連

『パパ聞き!RADIO』:第11回
 ●パーソナリティー:上坂すみれ師団長 ゲスト:間島淳司さん
 今回は佐古役の間島さんがゲストです。今までのゲストは作者の松氏にしろ、声優さんのキタエリ嬢や堀江さんにしろ、皆すみぺ師団長のロシアネタに好意的に接してくれましたけれども、師団長との接点が少なかった間島さんは師団長のロシアネタに戸惑っているのが印象的な回でした。一応師団長は幼女など、間島さんが演じるキャラに関するネタを振ってくれたものの、ことごとくロシアネタはスルーされたので師団長にとっては気の毒な回でした。
 今回印象的だったのは、元々間島さんは裕太役のオーディションを受けたのにも関わらず、何故か佐古役になってしまったの事。興味深かったのは佐古のようなキャラでもちゃんとオーディションを、しかも二次まで行われたと言う事ですね。意外とちゃんとオーディションしてるんだと思ってしまいました。
 また今回の収録時点では、役者さんの間でもアニメ版でどこまでやるのか判っていないと言うのが印象的でした。何か本当にこのままでは1巻+7巻で終わってしまいそうですね。個人的に原作に居ないキャラを出すくらいなら、栞ちゃんと菅谷さんをチョイ役で良いから出して欲しいと思う今日この頃。

『能登麻美子・地球NOTE』:第88回
 ●パーソナリティー:能登麻美子さん
 今回のテーマは「大阪」です。食文化や芸能文化で特色ある大阪だけあって、今回は話題がバラエティ豊かで楽しかったですね。食文化ではたこ焼きが出てくるとは勿論思っていたものの、番組的にはたこやきよりもうどんがピックアップされているのが印象的でした。うどんと言うと香川が思い浮かんでしまいますが、香川がうどんの麺に拘っているのに対して、大阪は汁に拘っているとの話は印象的でした。また文化の面では「文学の世界では大阪弁が共通語」との話が驚きました。文学とは縁の無い生活を送っていますが、これにはビックリ。
 そして一番驚いたのが、大阪のシンボルであるビリケンについてです。大阪出身かと思っていたこのシンボルが実はアメリカ発祥と言うのは驚きました。しかもアメリカの芸術家が作成した彫刻がオリジナルとは、元より宗教は信じていませんが、神話から作られたのではなく、単に彫刻がオリジナルだったとは笑ってしまいました。

その他に聴いた番組
『はみだせ!メガミマガジンRadio!!』:第141回
 ●パーソナリティー:喜多村英梨さん&井口裕香さん
『アイマスタジオ』:第46回
 ●パーソナリティー:中村繪里子さん&今井麻美さん
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ha


2月25日(土)のつぶやき

2012年02月26日 01時15分25秒 | twitterまとめ
14:39 from web
@pacific_18 『ましろ』のあんどろいどあぷり、私のスマホではOSが古くてインストール出来ません(涙)。みう先輩の欲しかったのですけれどもね~。まあインストール可だったら、課金商法の良いネギカモになっていたでしょうか、良かったと思うべきか...。

14:43 from web
5年前に訪れた二本松城址の画像を整理中。二本松城址も震災の被害を受けて、現在は本丸跡が立ち入り禁止みたいですね。

21:09 from gooBlog production
陸奥:二本松城址 goo.gl/i4bGB

21:31 from web
二本松城址の画像をブログでアップさせて頂きましたが、このような史跡&簡単な概略の組み合わせと言う手法があると判ったので、来週にでも母成峠の戦い古戦場の記事を作成したいと思います。

21:38 from web
新戦法同士の戦いとなった母成峠の戦いですが、大鳥軍の背後に布陣する会津藩兵が、新政府軍の攻撃を見て恐怖に駆られて逃亡。その際に追撃されないように、「大鳥軍の背後」に火を放って逃走した為、背後に火を放たれた大鳥軍も戦線を支え切れずに撤退すると言う結末になります。

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陸奥:二本松城址

2012年02月25日 19時46分29秒 | 登城記・史跡訪問


二本松城址遠景と、二本松少年隊の銅像

 この二本松城址を訪れたのは5年前の2007年だったりします。いつか戊辰戦争二本松城の戦いの記事を書く時に使おうと色々撮影したものの、未だ二本松城の戦いの記事を書く予定がありません。折角撮影したのに勿体無いと思い、丁度最近本ブログ上で登城記を更新しているので、便上して五年越しで紹介させて頂きたいと思います。


 二本松城址の城壁と、本丸が建つ白旗ヶ峰。

 二本松城は、以前紹介した鳥取城と同じく、畠山氏の居城だった中世の山城の麓に、近世城郭を築いた平山城です。中世山城が築かれた白旗ヶ峰をすっぽり城壁で囲ってしまう縄張は好みなので、個人的には鳥取城と一、二を争うほど好きな城です。


 二の丸の二重櫓と箕輪門


 白旗ヶ峰の山頂に築かれた本丸の石垣。当たり前ですが、この石垣が畠山氏時代から在った訳ではありません。


 本丸に築かれた天守台跡。この天守台跡は東北震災で被害を受けたらしく、現在は立ち入り禁止になっているそうです。


 天守台跡から見た二本松市街


 搦手門跡の石垣


 搦手付近から麓を見て

 戊辰戦争二本松城の戦い
 二本松城と言えば二本松少年隊が有名ですが、何故二本松少年隊が戦う羽目になったかを簡単に説明させて頂きます。まず二本松城攻防戦になったかの経緯については、こちらを参照下さい。
 第三次白河城攻防戦で、白河城を伊知地正治(薩摩)率いる新政府東山道軍(後に会津追討白河口総督府に改編)に奪取された奥羽越列藩同盟軍は、白河城を奪回しようと、その後数度に渡る奪回作戦を実施するものの、尽く新政府軍に撃退されていました。その間に白河城には、板垣退助(土佐)率いる東山道軍の援軍が五月後半辺りから入城した事により戦力が増強されていきます。また新政府軍の事実上の総司令官である大村益次郎(長州)は、上野戦争の勝利によって得た余剰戦力により、海路平潟に上陸させ同盟軍の側面を衝く別働隊を編成し、河田景与(鳥取)・渡辺清(大村)・木梨精一郎(長州)を参謀に任命しました。平潟軍(会津追討平潟口総督府)は六月十六日に平潟に上陸し、浜通りへの進軍を開始します。こうして戦力が増強された白河城の新政府軍は、守勢から攻勢に転じて、白河城周辺の守山藩と三春藩を恭順させました。そして三春藩を恭順させた白河口板垣隊と平潟口渡辺隊は連携して、二本松と郡山宿の中間に位置する本宮宿を7月27日に急襲して、この地を確保占領します。
 当時二本松藩兵の主力は、白河城攻撃の為に郡山宿に駐屯しており、本宮宿を占領された事により、二本松城と二本松藩兵主力は分断されてしまったのです。本宮宿を占領した新政府軍が、更に二本松城を狙う姿勢を見せた事を知った二本松藩首脳部は、主力不在の二本松城で新政府軍と戦うか、それとも新政府軍に降るかを決断する会議を行います。これについて会津贔屓の小説家などは、「二本松藩は会津藩の正義に共感して、新政府軍に挑んだ」とか「奥羽越列藩同盟の大義に殉じた」など妄言を言っていますが、実際には会津贔屓が考えるような単純な物ではなく、二本松藩史には以下のように書かれています。「縦令西軍に降り、一時社稷を存せんも東北諸藩皆我に敵たらば何を以てか能く孤城を保たん。夫れ降るも亡び、降らざるも亦亡ぶ、亡は一のみ、寧ろ死を出して信を守るに若かずと議輙ち決す」
 つまり今や対新政府軍の最前線となった二本松藩が、新政府軍に恭順した所で会津藩と仙台藩に背後から攻められて亡んでしまう。一方主力が居ない現状で新政府軍と戦っても亡んでしまう。どちらにしても亡ぶのならば、裏切ったと言う汚名を着ずに新政府軍と戦って亡ぼうと言う二本松藩首脳部の悲壮な決意が伝わってきます。
 このように会津贔屓の小説家(星亮一とか早乙女貢とか)や数学者の渡部由輝大センセイが主張するような、二本松藩は会津の正義などと言う紛い物に共感した訳ではなく、むしろ同盟の会津藩も仙台藩も信じる事は出来ないと言う判断から、同盟軍として新政府軍と戦って亡ぼうと言う悲壮な決断をしたのです。
 しかし新政府軍との戦いを決めたと言っても、城下に主力が居ない二本松藩が戦力として期待したのが、本来予備兵力扱いだった少年兵や老人兵であり、農兵隊だったのです。
 そんな二本松藩の悲壮な決意をよそにして、新政府軍は7月29日に二本松城攻撃を開始、奥羽街道を進軍して南方から二本松城を目指す部隊と、阿武隈川を渡河して東方から二本松城を目指す部隊のニ方向から二本松城を目指しました。これに対して二本松藩は大壇口や倶中口などに守備兵を配置します。大壇口での少年兵の奮戦など、個々の戦いで二本松藩兵は善戦したものの、新政府軍の勢いを防ぐ事は出来ず、藩主を米沢藩に脱出させた後に重臣達は本丸で自刃し、ここに二本松城は落城します。


 奥羽街道筋の大壇口古戦場の碑。実際の古戦場から工事の為に、この地に碑は移動しました。尚、新政府軍の薩摩藩城下士小銃六番隊長の野津道貫(後の日露戦争第四軍司令官)は、この大壇口の戦いを戊辰戦争最大の激戦と評して、二本松少年隊の勇戦ぶりを称えています。


 阿武隈川の東岸に建つ、倶中口古戦場解説版と三浦権太夫戦死の地碑。二本松藩士の中では尊王精神の持ち主だった三浦は、朝廷に敵対するのは不本意だったものの、かと言って藩主による新政府軍との開戦と言う命にも藩士としては逆らうことが出来ませんでした。苦悩の末に自らが率いる農兵隊を開戦前に解散させ、自らはやじりの付いていない矢を新政府軍に放った後に、新政府軍の銃撃を受けて戦死すると言う悲劇的な最期を迎えます。
 この三浦の苦悩に対して、前述の『数学者が見た二本松戦争』の著者である渡部由輝大センセイは、自らの矮小な正義感と乏しい歴史知識から、「二本松人だけは三浦権大夫を<義人>などと称えてはいけない」と三浦を誹謗しています。大センセイが矮小な正義感を燃やすのは勝手です。しかし歴史哲学の無いそのような矮小な価値観を他者に強要するのは傲慢であり、数学者がそんなに偉いのかと指摘したくなります。このようにさほど歴史を調べもせずに三浦の苦悩を否定する、その識見の狭さと歴史知識の乏しさには軽蔑せざるを得ません。


 二本松城落城時に自刃した、家老丹羽一学の慰霊碑。

 以上、五年前に撮影した二本松城址の画像と、簡単ですが二本松攻防戦について書かせて頂きました。今回二本松城攻防戦について書かせて頂いた事で、本格的な記事作成はまだでも史跡紹介がてらに、簡単な概略を書かせて頂く手法が有ると言うのが判りました。今度は二本松城攻防戦後に、新政府軍がいよいよ会津藩領に攻め込んだ、2008年に訪問した母成峠古戦場のブログ記事を書かせて頂きたいと思います。

 訪問日:2007年06月22日
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2月第3週の声優ラジオ感想 その3

2012年02月24日 23時53分37秒 | 声優ラジオ関連

『ささら、まーりゃんの生徒会会長ラジオ for ToHeart2』:第206回
 ●パーソナリティー:小暮英麻さま&小野涼子さん 
 『TH2』のパチスロ正式稼動直前と言う事で、次回はその為の特別回、しかもゲストとしてるーこ役の夏樹リオさんと、恐らくパチスロ指南役として荻原秀樹さんのゲスト出演が告知されました。実は今まで気付いていなかったのですが、夏樹さんのゲスト出演は今回が初めてなのですね。レギュラーキャラ役で未だに出演していないのは神崎ちろさんだけと思っていましたが、中島沙樹さんなどまだ出演していない方はいらっしゃるのですね。荻さんはこれまでも同人でお二人と競演したり、言葉こそ発しなくても本番組に出演していましたが、遂に今回晴れての正式なゲスト出演ですね(^^;) 夏樹さんがどこまでパチスロに詳しいのかは判らないものの、パーソナリティー二人がパチスロのルールを判らない以上は、次回は荻さん大活躍確定ですね(^^;) そんなパチスロ稼動直前と言う事で、冒頭の寸劇もパチスロネタ。何気にパチスロを運ぶささらが可愛かったです(^^;)
 個人的に今回印象的だったのは、「CV小暮英麻」のコーナーの際、状況は省きますが何の打ち合わせもしていないのに、「どうしたら良いの~」と二人でハモったのを聴いて、相変わらず仲良いな~とほっこりしてしまいました(^^;)

『今井麻美のSinger Song Gamer』:第148回
 ●パーソナリティー:今井麻美さん
 本番組は今井さん自身の歌は紹介するものの、レコード会社が違うからか『アイマス』には触れないとずっと思っていましたが、今回のゲーム特集は『モバマス』だった為、珍しく本番組で『アイマス』が取り上げられる回となりました。しかも本番組で『アイマス』を取り上げると言うことで奮発した訳ではないでしょうが、このコーナーでのゲストとして今井さんの友人が実に7人もが出演する賑やかなコーナーとなりました。この7人は皆業界人でしたが、今井さんのチームには他にも「某アイドルの中の人だったりしてとか、某Pの中の人だったりしてとか」が居るらしく、今井さんの顔の広さを実感する回となりました。尚、これだけのメンバーを集めて、いわゆるモバゲーの中のガチャをやってましたが、本当に皆さん自腹でゲームをしていたのね。声優さんが自分を演じるゲームをしてくれるのは嬉しいものの、素直に喜べないような・・・(汗) まあラジオ中に「響(Sレア)」を引き当てた今井さんは凄いな~と思いましたが(^^;)
 他は「アルバムの作り方」の話は興味深かったですね。今井さんのデビューは、レコード会社が今井さんを指名したのかと思ったら、レコード会社から事務所に何人か候補を挙げるように依頼があって、その中から今井さんを選んだのですね。てっきり『アイマス』を見て、今井さんを名指しで指名したのかと思っていたので意外でした。

その他に聴いた番組
『Studio T Paradice』:第288回
 ●パーソナリティー:壱智村小真さん&浅井晴美さん メイン勢:坂田有希さん・西垣俊作氏 サブ(?)勢:中國卓郎氏・笹島かほるさん
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2月23日(木)のつぶやき

2012年02月24日 01時14分42秒 | twitterまとめ
23:03 from web (Re: @tnori
@tnori いっそ筐体を購入した方が、コスト的にも安い気がしますし、出掛ける手間も省ける気がします。まあ、そこまではしませんが(^^;)

23:10 from web
今日更新の『パパ聞きラジオ』、師団長とゲストの間島さんが、生徒と先生みたいで微笑ましかった(^^;) 『パパ聞き』と言えば、七話でサトリナさんが脇役として出てきましたが、どうせなら菅谷さん辺りを演じてほしかったな~。今のペースでは菅谷さんはおろか、栞ちゃんすら出番無さそう(涙)

23:15 from web
最近気になっているのが、戊辰北越戦争にて新政府の第二次北陸軍が、最初から長岡藩を攻める気だったか? あまり知られていないみたいですが、第一に北陸軍が、長岡藩に恭順(兵員と軍資金の供出)を求めた際に、長岡藩は拒否していたので、第二次北陸軍は長岡を最初から攻撃目標にしていた気がします

23:21 from web
この新政府の第一次北陸軍(北陸道先鋒総督府)と、第二次北陸軍(会津追討越後口総督府)が全くの別組織と言うのは盲点かも。第一次北陸軍の恭順勧告を無視したのですから、河井の中立論に関わらず、そりゃ第二次北陸軍は攻めるつもりだったでしょうね。

by tukaohtsu on Twitter

2月22日(水)のつぶやき

2012年02月23日 01時14分46秒 | twitterまとめ
12:30 from web
今回の戦国ラジオのテーマは、氏名度の割には、あまり知られていない気がする丹羽長秀 suki-radi.com/radio/radiosta… 実際織田家NO2とか言われているものの、石高はあまり高くない気がします。近江一群と若狭だけでは池田恒興、前田利家・川尻秀隆達より石高が低かった気がします。

12:32 from web
まあ四国征伐が終わったら、大幅に加増されたのかもしれませんけれどもね。もし伊予一国を貰ったら、摂津一国支配(どこまでが池田家の直轄領かは判りませんが)の池田恒項より知行地が多くなりそうですが。

20:55 from gooBlog production
2月第3週の声優ラジオ感想 その2 blog.goo.ne.jp/kidouhan/e/9ec…

22:22 from web
高天神城は二つの尾根が連結した「H型」をしているのですが、昨日高天神城址に行ったところ、この連結部に当たる井戸曲輪が崩落していて通行不能になっているそうです。つまり現在両方の尾根を見ようとすると、片方見たら一度下山して反対側にまた登り直さないといけないそうです。大変だ(汗)

22:24 from web
『ましろ色』のDVD二巻が届いたので、これから特典のミュージッククリップを見ます。

22:33 from web
新旧共に携帯音楽プレーヤーをPCが認識しなくなりました。会社のPCで試すと普通に認識するので、デバイスには問題が無いと思います。デジカメ等は認識するのでUSBが駄目になった訳ではないと思うのですよね。

22:35 from web
そうなると、次はソフトの再インストールを試すべきでしょうが、ソフトは携帯音楽プレイヤー本体に入っているので、デバイスを認識しない現状では再インストールが出来ません。さて困った・・・(汗)

by tukaohtsu on Twitter

2月第3週の声優ラジオ感想 その2

2012年02月22日 20時55分54秒 | 声優ラジオ関連

『THE IDOLM@STER STATION!!!』:第133回
 ●パーソナリティー:浅倉杏美さん・沼倉愛美さん・原由実さん 
 今回は浅倉さんの誕生日回と言う事で、急遽「あずみ様に叱ってもらおう」のコーナーが行われる事になりました。浅倉さん自身は「アイステばっかじゃないよ」「何で仕事しなきゃあかんのよ、余計な仕事を」と抵抗するものの、浅倉さんに叱られたいと言うメールがたくさん来た為、止むを得なくコーナー実施。しかしいざ始めれば、あれだけ嫌がっていたのに浅倉さんの罵倒は堂に入った手馴れた物で、次から次へと読まれる叱られたいメールを切り捨てる様は壮観でした。それにしても浅倉さんのどSキャラってすっかり浸透していたのですね、原さんと沼倉さんまでこの罵倒コーナーに喜んでいましたし、これはレギュラーコーナー化するかもしれませんね。
 それにしても今回のコーナーを聴いて、『アイマス』ファンと言うべきか、声優ファンはどMが多いな~と改めて実感してしまった回でした。尚、今回を終えた浅倉さんの感想は「ホント、バカじゃないのこの番組」でした(^^;)

『ふぃあ通』:12年02月号
 ●パーソナリティー:小暮英麻さま サブパーソナリティー:小島めぐみさん・菊池たけし氏 ゲスト:井上純弌氏・鈴吹太郎氏・久保田悠羅氏・矢野俊策氏、そして安心の荻原秀樹さん
 今回はやけに物書きさんのゲストが多かったですね。声優さんのゲストはこじまめさんと荻さんだけと言う、TRPGファンにとっては面白い回だったものの、声優ネタを期待して聴いている私にとっては判り辛いネタが多い回でしたね。まあ井上氏があの「中国人嫁日記」の井上氏とは知らなかったので、そのネタは面白かったですけれどもね。何はともあれ井上氏のピー発言の多さには笑ってしまいました。
 あと今回も荻さんは安心の連続出演です(^^;)

『オーガスト放送局 あいよくラジオ』:第22回
 ●パーソナリティー:近藤隆さん&南條愛乃さん ゲスト:中島沙樹さん
 今回のゲストはリサ役の中島さん。愛すべきアホのリサに対する「幸せになってほしい」コメントには、おかしいような愛しむようでほっこりしてしまいました。また口説きのコーナーではディズニー好きの中島さんらしく、メルヘンチックの要求でしたね。もっとも近藤さんの方が中島さんの意図に反してお笑い方面に走ってしまった為、中島さんはご立腹でしたが(^^;)
 ところで次回のゲストは主題歌を歌うCeuiさんだそうです。Ceuiさんのトーク自体は楽しみなものの、てっきり次のゲストはクローディア役の本間ゆかりさんだと思っていたので、ちょっと残念。

その他に聴いた番組
『のら犬兄弟のギョーカイ時事放談!』:第185回
 ●パーソナリティー:川瀬浩平氏&伊平崇耶氏
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2月21日(火)のつぶやき

2012年02月22日 01時14分43秒 | twitterまとめ
22:42 from web
静岡出張から帰還。結局、寄れたのは高天神城址の麓だけ(汗) 最初は三方ヶ原古戦場に行こうとしましたが、天竜川を渡る道が渋滞していたので断念。ならば天竜川沿いに北上して二俣城址を狙ったものの、こちらは距離的に断念。結局、高天神城址の外観だけを見て引き上げました。是非リベンジを。

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2月20日(月)のつぶやき

2012年02月21日 01時17分06秒 | twitterまとめ
23:09 from gooBlog production
2月第3週の声優ラジオ感想 その1 goo.gl/UODxS

23:14 from web
静岡県磐田市に出張中です。明日は仕事が早く片付けば高天神城址、あまり時間が無ければ三方ヶ原古戦場に行くつもりです。ただ今回は本当に急の出張なので、一眼デジは持ってきていないので、コンデジの撮影になります。

by tukaohtsu on Twitter