イベント名:WHITE Heart2~ハートフルの向こう側~
出演者 :小暮英麻さま・小野涼子さん・生天目仁美さん・山川琴美さん
石塚さよりさん・夏樹リオさん
日時会場 :2014年05月25日 東京:新宿 新宿歌舞伎町ニュージャパン
『To Heart2』と『WHITE ALBUM2』の両作品に出演する声優さん達による、自主イベントの『WHITE Heart2』に行ってきました。自主イベントと言う事ですが、ジャンケンの勝利順による出演者の並び順といい、イベント開催日が『帰ってきた溝らじ』が始まった直後ともあって、個人的には『溝らじ』イベントっぽいと思い絶対行きたいと思っていたので、参加出来て良かったです。
さて入場して驚いたのが会場の間取りです。元々キャバレーだった場所だそうですが、ステージから花道が伸びていて、丁度会場の真ん中辺りに一人が踊れるくらいの円卓状のスペースがありました。入場してこの配置を見た際、ステージ前に行くか、花道沿いに位置するか、それとも円卓の周辺に位置するか一瞬悩みましたが、とりあえずステージ前に陣取りました。またそんなステージや円卓周辺のオールスタンディングのスペースとは別に、会場の左右壁際にはキャバレーを彷彿するソファーも配置され、そこに座って優雅に鑑賞している人も居ましたね。また一部は関係者席になっており、荻原秀樹さんが座っていらっしゃいました(^^;)。
とりあえず場所を確保した後に物販に移動して、Tシャツとタオルとカサを購入。他の殺伐としたオールスタンディングのイベントでは、自分の場所を離れるなどは出来ませんが、本イベントはファンの年齢層が比較的高い為か、自分のスペースを安心して離れる事が出来る平和なイベントでした。
そして、いよいよイベント開始。出演者の6人の皆さんがステージ上に登場しますが、予想以上に客席と近い事に戸惑っていました。特に英麻さまの第一声となる「近っ!」に笑ってしまいました(^^;)。本イベントでは皆さん衣装はドレスでの登場で華やかでした。衣装は二人ずつ三組のグループに分かれていて、英麻さまと生天目さんが普通のスカート丈のドレス、涼子さんと山川さんがロングドレス、そして夏樹さんと石塚さんがズボン姿での登場となりました。『溝らじ』ファンの身としては、涼子さんと英麻さまのドレス姿を見られたのが眼福でした(^^;)。涼子さんの衣装は水色のノースリーブのロングドレス、他の皆さんが黒系や落ち着いた赤系のシックな衣装だったので、一人華やかな涼子さんのドレス姿はお綺麗でした(^^;)。もっとも他の出演者の皆さんに、『金のオノと銀のオノ』の話の湖の女神みたいと言われてしまったみたいですが(^^;)。一方の英麻さまはグレー系(照明の影響で、実際の衣装の色とは違うかもしれません)のドレスの上に黒のボレロを羽織っていて可愛らしかったです(^^;)。
そんなドレス姿で皆さんが登場しての一曲は「届かない恋'13」。一曲目を歌っている最中に、出演者の皆さんが花道を行くかどうかをジェスチャーで相談し始め、一人ずつ花道を進んで、皆が花道上で歌ってくれました。以降も花道上で歌うスタンスが続いたので、後ろの方でも出演者の方達を間近で見られる良いイベントになったと思います。
一曲目が終わった後、皆さん水を飲みに行ったので、涼子さんが一人でトークをせざるを得ない状態になりましたが、このWHAT2(今回のイベントに出演した六人のグループ名)での、涼子さんの立ち位置が伝わってきて面白かったです。実際以降も、何かと涼子さんが皆を纏める場面が見られました(^^;)。この後二曲目の「一番星」、三曲目の「虹色の未来」とWHAT2全員で歌う曲が続きました。また歌と歌との間に、涼子さんが観客に「『To Heart2』と『WHITE ALBUM2』のどちらが好き?」と禁断の質問をする場面がありました。私自身が『TH2』の方が好きなので、『TH2』派の方が多いかと思いましたが、私が見た感じでは4:6で『WA2』の方が多かった感じで驚きました(汗)
三曲目が終わった後、涼子さんが「声優なので、歌を歌うだけでは」との事で、ここからミニドラマコーナーになります。話は家事の出来ないかずさが、メイドロボを取り寄せたらミルファ以下、ささら・まーりゃん・るーこ・珊瑚がかずさの家を訪れると言う物です。基本的に生天目さん以外は、皆『To Heart2』のキャラを演じた感じですね。るーこが、かずさに「お前は男運が悪い」との事で、かずさの男運を良くする為に皆が協力と言うか賑やかしを行うと言う展開です。結果的にはかずさだけではなく、『To Heart2』の皆も男運が悪いとのオチでした(^^;)。ちなみにこのドラマは山川さんのお兄さんが台本を書いてくれたそうですが、本当に面白い話で笑わせて頂きました。
ドラマで一頻り楽しませて頂いてくれた後は再び歌のパートです。ここからは二人ずつの歌となりましたが、まずは生天目さんと夏樹さんによる「closing」。お二人は『WA2』本編で母娘の間柄なので、『WA2』ファンの中にはこの曲が一番嬉しかったとの方もいらっしゃいました。確かに途中で生天目さんのソロパートもあって格好良かったです。続いては涼子さんと山川さんによる「POWDER SNOW」。最初涼子さん一人で歌っていたので、涼子さんのソロかと思っていたら、途中でステージ後ろの幕が開いて山川さんが登場して、以降は二人で歌ってくれました。これは『WHITE ALBUM1』最終回で、由綺が一人で「POWDER SNOW」歌っている中、ステージ裏から理奈が現れて二人で歌う場面をオマージュしてくれたものでしたが、前述の最終回を知っている者にとってはゾクゾクする演出でした(^^;)。そして二人曲の最後は英麻さまと石塚さんによる「Sound of Distiny」です。正直今回一番驚いたのはこの曲でした。まさか英麻さまが「Sound of Distiny」を歌ってくれるとは思わず大興奮でした。でも『グレイテストヒッツ』のジャケットを見ると、まーりゃん先輩が緒方理奈のコスを居しているのですよね。この時既にフラグは立っていたのですね(^^;)。またこの曲の最中に、石塚さんの靴が壊れるアクシデントが発生します。尚、次の曲では石塚さんは裸足で歌う事になりましたが、正しくライブですね(^^;)。
「Sound of Distiny」終了後、「Twinkle Stars☆ミ」が始まりましたが、ステージ上には生天目さん・夏樹さん・山川さん・石塚さんの四人しか居ません。てっきり持ち歌としている涼子さんと英麻さま以外の四人で歌うのかなと思っていたら、途中でこれまたステージ裏から涼子さんと英麻さまの真打ちが登場して、WHAT2全員で「Twinkle Stars☆ミ」を歌ってくれました。今回のイベントはこのような演出が多くてお洒落だと感じました。尚、曲の最後はお約束の「キラッ」がありましたが、判る『溝らじ』ファンと、それ以外の人達の温度差が面白かったです。
ここで再び歌のパートは一旦休止して、今度は喋るキャラと台詞をシャッフルした、シャッフル台詞のコーナーとなりました。まずどのキャラが喋るかを選らんで、続いてどの台詞を喋るかを選ぶ物です。色んな絶妙な組み合わせが発生して大笑いさせて頂きました。山川さんのミルファでシリアスな台詞を言っても、緊迫感が全くなかったり、逆に生天目さんのかずさで明るい台詞を言われても苦笑いするしかありませんでした(^^;)。またこの台詞を言う時は、一人で花道を歩いて円卓の上で台詞を言うので、四方をファンに囲まれた状態で、皆さん恥ずかしそうに言っていたのが印象的でした(^^;)。個人的に特に面白かったのが、夏樹さんによる、思わず自分宛の台詞を引いてしまった、「ありがとう母さん」と、涼子さん演じるささらによる「ここが、あの女のハウスね」ですね(^^;)。
シャッフルのコーナーが終わると、いよいよ最後の曲となる「Heart to heart」をWHAT2全員で歌ってくれて、一旦終了となりました。もっとも出演者の皆さんも、観客もアンコール前提の一旦終了でしたが(^^;)。
そしてお約束のアンコールの呼び掛けが終わって、再びWHAT2の6人が登場。今度はドレス姿ではなく、物販のTシャツを着ての登場です。ただし販売された黒字ではなく、赤地(ピンク地?)の特注品でした。この時に観客に呼びかけて「ピンクでも欲しい?」と聴いていましたけれども、個人的には、確かにファンとしてはピンクでも購入しますが、ピンクでは着られないので単なるグッズになってしまうので、実用的な黒系や青系または茶系が良いなと言うのが本心だったりします。
6人が登場して、「届かない恋'13」のイントロが流れたので歌うかと思ったら、ここでプレゼントコーナーとなります。6人がそれぞれ私物を持ち合い、入場券の半券を引いて整理番号が一致すれば当たりというお馴染みの物ですね。このテのクジ運が無い私なので、半ば最初から諦めていたら、何と山川さんのサイン入り焼きそば弁当が当たりました(^^;)。実はこの日は『メイドロボラジオ』の法被を着ていったのですが、今回の出演者の中で、唯一『メイドロボラジオ』のパーソナリティーを努めていた山川さんのプレゼントが、『メイドロボラジオ』の法被を着ていた私に当たったと言うのは、不思議な縁を感じてしまいました(^^;)。そしてこれが当たった、焼きそば弁当の画像です(^^;)。
ちなみにサインが描かれたフィルムはカッターで切り離して保存しました。
そしてプレゼントコーナーが終わると、今度こそ本当に最後の曲となる「届かない恋'13」を全員で歌ってくれました。しかも今度は、生天目さんが一人で歌うパートがあったので、『WA2』ファンに取っては、特に印象深い物だったのではないでしょうか。
以上で感想は終わりです。内容も楽しかったですし、WHAT2の皆さんの歌や演技を間近で観る事が出来た本当に楽しいイベントでした。是非とも第二回を開催してほしいと思っています。