大晦日ですので、私も今年1年を振り返りたいと思います。
まず戊辰戦争史に関しては、今年中に「北越戦争」の記事を書き上げるつもりだったのですが、結局第六章の最後の記事を今年中に書き上げる事が出来なかったのが残念です。まあこの正月休み若しくは次の3連休には書き終えれると思いますけどね、それで私の書く北越戦争の記事は終わりですが、来年は一章から見直して、また未読の史料に目を通すなど来年もまた北越戦争を調べていきたいと思っています。
また取材旅行では今年は米沢と新潟の下越地方と中越地方に訪れる事が出来ましたが、中でも下越地方の取材旅行では越の山路のShinさんに榎木峠を案内して頂けたのが良い経験でしたね、とても素人が1人で行ける場所では無かったので、案内して頂き本当に助かりました。
ただ米沢を訪れたのが3月とまだ雪が大量に残っていた時期だったので、米沢城及び米沢城城下の取材が思うように出来なかったので、来年もう一度米沢に訪れたいと思っています。
一方私のオタク関連での今年1年を振り返ってみると、大きかったのは世間ではまだまだ大人気の『ネギま』バルブの崩壊ですね、この私にとっての『ネギま』バルブの崩壊により正直今年でオタク趣味から卒業するかと思っていたのですが、下半期の『夜明け前より瑠璃色な』・『はぴねす!』・『ハヤテのごとく!』・『リリカルなのはA's』で一気に盛り返して、オタク趣味からの卒業は夢のまた夢となってしまいました。やはりこの道に一度踏み入れた者が足を洗うのは中々難しい者ですね(^^;)
またもう一つのオタク趣味の声優さんについては、今年は日向裕羅さんの復活と、猪口有佳ちゃんの躍進が私にとっては特筆すべきな事かな? 今の所はこの2人が私が好きな声優さんの双璧です。
また今年は声優さんのラジオの面白さに改めて実感した一年でもありました、声優さんの歌やラジオ番組は、ゲームやアニメと違って本や史料を読みながらも楽しめると言う利点があるので、来年もこの声優さんの趣味は益々盛んになると思います。
以上ぐだぐだと書いてきましたが、上記が私の今年一年の感想です。来年も今年と同じように戊辰戦争史とオタク趣味について色々書くと思いますが宜しくお願いします。
冬コミ1日目に行ってきました、今日の目標は企業ブースの「BB Games」販売の『夜明け前より瑠璃色な』と『To Heart2』の音声目覚まし時計で、始発で出発したのですが、何とか両方共購入出来たので良かったです。帰宅後早速聞いてみたところ、両方共楽しく雰囲気が出ているので聞いて満足しましたが、『To Heart2』の方が台詞が長く感じたので、お得感と言う意味ではこちらの方が上かな?
その後「オーガスト」「ういんどみる」と回り、その後「なのはA’sプロジェクト」に行ったのですが、とてつもなく混んでいたので断念して泣く泣く退散しました。
そんなわけで「なのは」関連が買えなかったのは残念ですが、最重要目的だった『明け瑠璃』と『To Heart2』の音声目覚まし時計は無事入手出来たので満足しています、始発で出発した甲斐がありました。
ところで、この音声目覚まし時計を作っている「BB Games」ってソフトバンクの関連会社なんですかね?、デザインも何もかもソフトバンクの音声目覚まし時計と同じなのでそう思いました。
その後「オーガスト」「ういんどみる」と回り、その後「なのはA’sプロジェクト」に行ったのですが、とてつもなく混んでいたので断念して泣く泣く退散しました。
そんなわけで「なのは」関連が買えなかったのは残念ですが、最重要目的だった『明け瑠璃』と『To Heart2』の音声目覚まし時計は無事入手出来たので満足しています、始発で出発した甲斐がありました。
ところで、この音声目覚まし時計を作っている「BB Games」ってソフトバンクの関連会社なんですかね?、デザインも何もかもソフトバンクの音声目覚まし時計と同じなのでそう思いました。
まあ2時間半のドラマですので、あまり過大な期待はしていませんでしたが、とにかく酷い内容でしたね(汗) 北越戦争が始まる前も河井と坂本竜馬が会っていたり、山田方谷の元を去る際の土下座のエピソードが削られるなど、苦笑してしまう内容でしたが、北越戦争が始まってからは呆れて開いた口が塞がらない愚作でした(汗)
人によって賛否があるかもしれませんが、私にとって河井の生涯のクライマックスは北越戦争だと思っているのですが、その北越戦争を正味30分で描こうと言うのがそもそも間違いのような・・・。おかげで北越戦争で鬼才をいかんなく発揮した河井の才能が全然伝わりませんでしたね、新政府軍は信濃川を徒歩で渡河していますし、今町攻防戦も説明だけで終わっていますし、八丁沖突破に至っては底なし沼と言うより水溜りを進軍しているようで、全然迫力がありませんでした(涙)
特に第二次長岡城攻防戦にガトリング砲が使われるのを見た時は、余りの酷さに気を失いそうになりましたよ(まあ確かに第一次長岡城攻防戦後に長岡藩のガトリング砲がどうなったのかは未だにハッキリしていませんが)
他にも死亡時の描写もあっさりしていましたし、このドラマが何を描きたかったのかさっぱり判りませんでした。これなら素直に「峠」をドラマ化した方が良かったんじゃないですかね、河井大ファンの稲川明雄氏が監修したと言うので、もうちょっとマシな内容かと思っていたのですが、何だかな~。
正直このドラマを見て河井に興味を持ったり、ファンになる人が居たのかどうか非常に疑問です。
人によって賛否があるかもしれませんが、私にとって河井の生涯のクライマックスは北越戦争だと思っているのですが、その北越戦争を正味30分で描こうと言うのがそもそも間違いのような・・・。おかげで北越戦争で鬼才をいかんなく発揮した河井の才能が全然伝わりませんでしたね、新政府軍は信濃川を徒歩で渡河していますし、今町攻防戦も説明だけで終わっていますし、八丁沖突破に至っては底なし沼と言うより水溜りを進軍しているようで、全然迫力がありませんでした(涙)
特に第二次長岡城攻防戦にガトリング砲が使われるのを見た時は、余りの酷さに気を失いそうになりましたよ(まあ確かに第一次長岡城攻防戦後に長岡藩のガトリング砲がどうなったのかは未だにハッキリしていませんが)
他にも死亡時の描写もあっさりしていましたし、このドラマが何を描きたかったのかさっぱり判りませんでした。これなら素直に「峠」をドラマ化した方が良かったんじゃないですかね、河井大ファンの稲川明雄氏が監修したと言うので、もうちょっとマシな内容かと思っていたのですが、何だかな~。
正直このドラマを見て河井に興味を持ったり、ファンになる人が居たのかどうか非常に疑問です。
いわゆる明治6年の「征韓論」政争を扱った内容なのですが、征韓論と言えば大久保利通・岩倉具視・木戸孝允等の外遊派と、西郷隆盛・江藤新平・板垣退助等の内治派との権力闘争と言うのが通説ですが、この本は明治6年の政変を江藤新平と木戸を筆頭とした長州派との権力闘争で、従来明治六年政変の主役とされている西郷と大久保は、この江藤と長州派との権力闘争に巻き込まれたに過ぎないと言う斬新な内容でした。
元々江藤新平が司法卿時代に山県・井上・槙村等の長州派の汚職を激しく攻撃したのは有名ですが、これを江藤の正義感から行われたと主張する人と、彼の権力欲から出たライバル追い落としの行為と主張する人に分かれますが、筆者の毛利氏は前者の代表者で、江藤が正義感を持ちかつ卓越した行政手腕を持った人間として描いてします。実際私の江藤観も毛利氏の影響を大きく受け、明治政府の中では大久保利通に続く逸材として認識しています。
その大久保と江藤が政敵だったと言うのは有名ですが、この本では子分を攻撃された木戸が江藤を敵視し、これが明治6年の政変に繋がったと言う、従来とは違った視点で描かれているのが斬新です。まあ文献の解釈に多少強引な所がありますが、通説の外遊派対内治派と言う単純な図式よりかは、江藤対長州汚職派とこれに巻き込まれた大久保と岩倉と言う説の方が説得力があると感じました。
私は戊辰戦争後の歴史には疎いので専門的な事は判りませんが、そんな初心者的にはかなり楽しめた内容だったので個人的にはお勧めです。
元々江藤新平が司法卿時代に山県・井上・槙村等の長州派の汚職を激しく攻撃したのは有名ですが、これを江藤の正義感から行われたと主張する人と、彼の権力欲から出たライバル追い落としの行為と主張する人に分かれますが、筆者の毛利氏は前者の代表者で、江藤が正義感を持ちかつ卓越した行政手腕を持った人間として描いてします。実際私の江藤観も毛利氏の影響を大きく受け、明治政府の中では大久保利通に続く逸材として認識しています。
その大久保と江藤が政敵だったと言うのは有名ですが、この本では子分を攻撃された木戸が江藤を敵視し、これが明治6年の政変に繋がったと言う、従来とは違った視点で描かれているのが斬新です。まあ文献の解釈に多少強引な所がありますが、通説の外遊派対内治派と言う単純な図式よりかは、江藤対長州汚職派とこれに巻き込まれた大久保と岩倉と言う説の方が説得力があると感じました。
私は戊辰戦争後の歴史には疎いので専門的な事は判りませんが、そんな初心者的にはかなり楽しめた内容だったので個人的にはお勧めです。
数年前から気になっていたのですが、いかんせん1800円と言う高額の為躊躇していましたが、ボーナスも出た事ですし購入しました。
タイトルからして読み物としてではなく、戊辰戦争関連の史跡巡りのガイドブックとしての内容を期待していたのですが、いざ読んでみたら写真こそ多いものの、地図が無いので(文章での説明はありますが)ガイドブックとしては殆ど役に立ちません。
むしろ文章の殆どは「会津こそ被害者であり正義!、薩長は悪!」と言った”会津観光史学”の恨み節ばかりなので、読んでいて少々頭が痛くなってきました(汗) もっとも作者自身は新政府軍の事を「征討軍」と読んでるので、新政府軍を憎んでる訳ではなく、早乙女貢や星亮一氏等の本を鵜呑みしてるだけと思われるので(まあ作者さんが東北の人らしいので仕方ないかもしれませんが)、ある意味この人も会津観光史学の犠牲者かもしれませんね。
何はともあれ、戊辰戦争関連史跡のガイドブックとしては中途半端ですし、内容は会津観光史学のプロパガンダなので、お金に余裕が無い限りはお勧め出来ません。
余談ながら同じようなスタンスとして「下野の戊辰戦争がありますが、こちらは写真だけで無く地図も掲載し、文献や人物の紹介も豊富ですし、何より尊王・左幕のどちらにも偏らず、公平な視点で書かれているので、こちらの方はお勧めです。
タイトルからして読み物としてではなく、戊辰戦争関連の史跡巡りのガイドブックとしての内容を期待していたのですが、いざ読んでみたら写真こそ多いものの、地図が無いので(文章での説明はありますが)ガイドブックとしては殆ど役に立ちません。
むしろ文章の殆どは「会津こそ被害者であり正義!、薩長は悪!」と言った”会津観光史学”の恨み節ばかりなので、読んでいて少々頭が痛くなってきました(汗) もっとも作者自身は新政府軍の事を「征討軍」と読んでるので、新政府軍を憎んでる訳ではなく、早乙女貢や星亮一氏等の本を鵜呑みしてるだけと思われるので(まあ作者さんが東北の人らしいので仕方ないかもしれませんが)、ある意味この人も会津観光史学の犠牲者かもしれませんね。
何はともあれ、戊辰戦争関連史跡のガイドブックとしては中途半端ですし、内容は会津観光史学のプロパガンダなので、お金に余裕が無い限りはお勧め出来ません。
余談ながら同じようなスタンスとして「下野の戊辰戦争がありますが、こちらは写真だけで無く地図も掲載し、文献や人物の紹介も豊富ですし、何より尊王・左幕のどちらにも偏らず、公平な視点で書かれているので、こちらの方はお勧めです。