歴声庵

ツイッター纏め投稿では歴史関連(幕末維新史)、ブログの通常投稿では声優さんのラジオ感想がメインのブログです。

舞台感想:『絢爛とか爛漫とか』

2012年02月05日 13時54分33秒 | 声優イベント・ライブ・舞台感想

公演名:演劇企画CRANQ 2nd STAGE『絢爛とか爛漫とか』(モダンガール版)
出演者:佐久間紅美さん・河原木志穂さん・松崎亜希子さん・釘宮理恵さん
日時会場:2012年1月31日~2月5日(観劇日2月4日) 中野:ザ・ポケット


 河原木さんと釘宮さんが出演すると言うことで、お二人を目当てに観に行きました。特に釘宮さんの舞台出演は初めてと言う事で楽しみにしていました。個人的には一年ぶり、なば缶以来の舞台観劇です。十年位前は結構ちょくちょく舞台を観に行っていたものの、ここ数年はめっきり観に行く機会がなくなっていたので、久々に短いスパンの舞台観劇となりました。 
 作品としては、舞台では有名な作品らしく、色々な人達により過去何度も舞台化されている作品らしいです。確かに二時間半弱の長い時間の公演にも関わらず、テンポ良く最後まで観させてくれるのは、何度も公演化された事による洗練なのかなとも思ってしまいました。
 物語の舞台は昭和初期の東京、形は違えでも文学を志す四人の女性の葛藤を描く群像劇と言った所でしょうか? 主役は佐久間さんが演じるデビュー作を書いたものの、二作目以降が思うように書けずに葛藤してる女流小説家です。そんな彼女を中心に、河原木さんが演じる西洋かぶれの恋多き文学批評家、松崎さん演じる天真爛漫な天才、釘宮さん演じるファザコン気味の猟奇作品の書き手の計四人の交流と葛藤を描いてくれる物語でした。面白かったのは、物語が主役の佐久間さん演じる文香の部屋だけで展開され、その部屋の外で繰り広げれたエピソードには、それが重要そうなエピソードでも本編では一切描かれないと言う事ですね。また物語が四季それぞれで章分けもされていますが、それぞれの章の結末があえて描かれず、ある意味クライマックスが描かれずに、次の章の冒頭に舞台転換がされてしまうと言う作風が意外でもあり印象深かったです。
 全体的に文香の葛藤がメインの重いテーマの話ですが、テンポが良いのと、登場人物のキャラがよく立っているので、最後まで引き込まれて観る事が出来ました。ただ最後の冬の章で、文香が語る自作の小説(江戸時代のかんざし職人)に関しては、個人的にはどういうテーマが込められている話なのかが判らなかったと言うのが正直な感想です。構成的にあの「作品内の作品」が、この物語で訴えたかったテーマを凝縮した物だと思います。しかし、それが理解出来なかったと言うのは、幾らこの舞台を楽しめたと言っても、何だかスッキリしないと言うのがこの舞台を観た感想だったりします。まあ、これは私が文学的な感受性を持っていないからだと思いますが・・・。

 さて作品に対する感想はこれくらいにして、目当ての出演声優さんについての感想を書かせて頂きます。前述のとおり、本作品は過去何度も公演されている既存作品なので、今回出演する役者さんに合わせて人物設定をしている訳がないのに、驚くくらい演じる役者さんのイメージに合ったキャラ設定だったのに驚きました(本公演に合わせて、若干リニューアルしているのかもしれまんが)。河原木さんが演じる役は、一人だけ西洋趣味の良く言えばハイカラ、悪く言えば西洋かぶれの恋多き姉御肌と言った感じで、物語中でも四人のリーダー役だったのが、河原木さんのイメージに合っていたと思います。釘宮さんに至っては、ファザコン気味で惚れっぽい性格なものの、実際には告白は出来ずにそのエネルギーを糧にエログロ小説執筆に没頭すると言う、何というかいかにも私達オタク好みの設定なんですよね(^^;) しかも物語中何回も横になってジタバタするシーンがありますが、この時の声が多くの方が釘宮さんと聞いてイメージする声そのものだったので、あやうく撃沈されかけました(^^;) 何と言うか、釘宮さんは物凄く厚遇された「美味しい」役を演じているな~と言うのが正直な感想です(^^;)

 最後になりますが本作品の本質的なテーマとは関係ありませんが、個人的に本作品を観て印象に残ったのは、小説家と言うのは無から物語を生み出さないといけないので、その苦悩は大変な物だなと言う事です。星亮一や早乙女貢や司馬遼太郎と言った歴史小説家のせいで、小説家と言う存在に対して半ば敵意を持っていた私としては、その認識を改めようと言うきっかけを頂きました。

にほんブログ村 アニメブログ 声優へ
にほんブログ村


2月4日(土)のつぶやき

2012年02月05日 01時15分42秒 | twitterまとめ
00:00 from web
以前書いたとおり、七里岩台地の東西は断崖絶壁になっており、そんな中つづら折で山頂まで続く、この「堂ヶ坂」は重要な場所だったのではと推測。そのつづら折の「堂ヶ坂」を監視する為に築かれたのが堂ヶ坂砦だったのではないでしょうか?

00:04 from web
また七里岩台地の断崖絶壁を強行突破しようとする軍勢を横射出来る位置でもありますし、堂ヶ坂砦は、このつづら折の監視と七里岩台地東岸の監視が出来る戦略的に重要な拠点だったのでは再認識しました。惜しむらくは、逆光の為、このつづら折が上手く撮影出来ませんでした(涙)

00:07 from web
また今日は能見城址の北~東側に在ると言う遺構を散策。見事麓に空掘らしい跡を発見したのですが、いかんせんこれが画像で見ると判り難い(汗) う~ん昔から空掘跡や塹壕跡を撮影しても画像では判り難いと思っていたのですが、何か良い方法は無いかしら・・・。

00:13 from web
比較対照物があれば、凹状になっているのが判る気がするので、1m位の竹定規を購入して、これからは持ち歩こうかと思案中。とりあえず能見城址は、他の遺構も散策したいので、また行こうと思っています。天正壬午の乱関連の史跡では他は日ノ出砦も行ってみたい・・・。

00:16 from web (Re: @isikawakeiiti
甲斐の城は甲府盆地や七里岩台地周辺の城しか訪れた事が無く、南甲州の城は全然知らないので、ツイッター上で感想を聞かせて頂ければ幸いです。 @isikawakeiiti 明日は南甲州の城めぐりです。

10:15 from web
武士道論26 武士道の神髄とは?:どーんと来い!俗説 ameblo.jp/yageki/entry-1…

11:25 from web
本日は河原木志穂さんや釘宮理恵さんが出演する舞台を見に行く予定。それまでは画像整理の作業をするつもり。とりあえず先日アップした新府城訪問の画像を、後日撮りなおした昼間の画像に差し替えないと・・・。

11:33 from web
ただ井戸跡の画像なんかは、昼間撮影した画像よりも、露出不足でも早朝に撮影した画像の方が、雪の陰影によって深さが実感出来るのですよね。昨晩呟いたとおり、深さと言うか凹状地形を判り易く撮影出来る技術習得が欲しいなとつくづく実感です。

12:53 from web
そう言えば今週更新の『あいよくラジオ』、ゲストのアイリス役の楽深田愛衣さんが声から想像出来ないくらい豪快な面があったりなど楽しかったです。またラヴィ役の種崎敦美さんとも仲が良いとの話を聴いて、この二人のラジオも聴いてみたいと思いました。

16:11 from Mobile Web
ではでは舞台会場の中野に向け出発~。河原木さんと釘宮さんの舞台を観るのは今回が初めてなので、楽しみです(^^)

22:00 from Mobile Web
舞台観劇終了~。話としては良く出来ていて面白かったと思うものの、いまいち観終わってスッキリしないのは、私がこの物語のメッセージ性を読み取れないからだと思います。まあ河原木さんも釘宮さんも、それぞれのイメージに合った「らしい」役だったなと(^^;)

22:08 from gooBlog production
1月第4週の声優ラジオ感想 その3 goo.gl/XyE2t

by tukaohtsu on Twitter