― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

幸せのおすそ分け ・ 復元加工  ― 糸 ―

2008-12-13 | 想い・思い・体験 話
先日、男性から 下着を いただきました。

… とは言っても ババシャツ の お話。

理由は 奥さんに買ってあげようと思った時 に

私が 以前 「体調を崩 しがち」 だって言ったことがあるのを 思い出 して

ひとつ買うもふたつ買うも同じ ... ってことで 購入してくださったのだそうです。
 「あなたも 風邪や不調 なんて 言っていられない立場 でしょ。 

  身体を いつも 暖かく して、

  外に出る時は マスクホカロン、帰って来たら 手洗いウガイ

  体調を悪くしないように、しっかりガード するように しなさいね。」

    こういうことは よく言われます。 でも、以前 会話の中で何気なく
    言った言葉を覚えていてくれての購入 ということが 嬉しかった!


 「私にまで ありがとう。 奥さんに 優しいって 素敵ね!」 って言ったら
 「いや~ 歳と共に 思うところがあってね。 

  男が この先 ひとりで生きて行くとなったら 侘しいだろうな~ と感じたら

  同 じ歩幅で歩くこと、同 じ目線でものを見ることの大事さ に 気づいて、

  一緒に 長生きしてもらいたいと 思うようになったんだよ。

  シャツ自体は そんなに高いもんじゃないから 気にすることはないヨ!」

    永く夫婦を していると、こういうことを サラッと言える人が 少ない!
    でも 「一緒に長生きしてほしい」 なんて 良いな~と思います。


 「女性の方が長寿だから 大丈夫なんじゃないかな。」 と言うと
 「それでも 何があるかわからない時代 だろ。  

  出来る時に 出来ることを しておかないと ..... <後悔 先に立たず> さ! 

  このシャツも その一環 というわけで

  男には 女性特有の身体の不調 なんかは わからないから

  きっと 暖かくしていれば 良いんじゃないかと思って 買ってみたんだ。

  こんな風に思うようになったのは 先に逝く夢 を 見てから だよ。

  それからは 家内には内緒で 貯める努力も して来た。

  どんなことになっても 不安な思いをさせないことが
  時間を共有してきた 夫 であり 男 としての責任 だと思ってね。 

  そのずっと後では 家内が 先に逝ってしまう夢 も 見た。

  僕は ひとりでは 何も出来ないことを 知ったよ! 

  だから 今は いろいろするようになったし、いてくれる有難さ も 感じてる。

 < 最後は 絶対 看取(みと)ってやるぞ~!> って思い でも いるしネ。

 あなたも ホントに 身体を 大事にしなさい!」 

    学びましたね~! あまり聞かない言葉です!
    包容力が増すと、 決してメタボという意味ではなく、
    2周りくらい 逞(たくま)しくなったように 感じられるものなんですね~!
    奥さんには弱さは見せていないのかもしれないけど、
    しっかり守ろうとの思いが滲み出ていて かえってかっこ良く見えます。
    「絶対 看取ってやる」 なんて思われて、奥さんは幸せですよね!


細かい心配りは 以前と変わらないけれど

良い 歳の取 り方 を しているんだな~!って 凄く 見直 しちゃいました。

色気も何もない 黒いババシャツ が とても 嬉しく、

こんな風に さりげない心遣いと、奥さんに対する想い を 聞いて

まるで もうシャツを着たみたいに 心が 暖かくなりました。

   奥さんとお揃いのババシャツ ありがとう!
          そして、ご馳走様! 幸せのおすそ分け を ありがとう!
 


近年、言っていることが マヤカシで 大変な思いをしたことがあったので

人の言うことは 話半分 .. 以下 くらいに聞いておいた方が傷つかないな と

思うことも多くなっていて、 特に男性に対 しては

安易なことを言う人が案外いるもんだな とも思ったりしていたんです。

  「そのくらいなら出来るから 大丈夫!」

  「〇〇すればいいだけ でしょ!?」

でも .....  そのくらい とか だけ って …

けっこう大変だったりすることも あるんです。

なのに 何故か いとも簡単そうに 言い放つ! 

その時は 出来ると思う錯覚に陥る のか!?

時間の経過と共に やりたくなくなる のか!?

よくわからないけれど、結果は 違うことも ……!

度重なれば どうしても私の中で信頼度は低下し、慣れても くる分 違っても

「まあそんなもんでしょう」 なんて ちょっと醒めた目で見るようになってくる。

だから、こういった事前に何もない 思いがけないことには 感動を覚えます。

してやる感 というものがあると 多かれ少なかれ 出てしまうことが多いもの。

さり気なくする というのは けっこう難しいことなのかもしれませんが、

自分がしてあげたいと思う気持ちは 純粋だから

気配を感じない 忍法(者)のような カッコ良さ が あるのかな!?

          してやられて ...  幸せな気分に なれました~!


最近、もうひとつ 感動 したことがあります。

以前、知人から 「男物だけど、着こなしてごらん!」 って

とても高級な 白いジャケット を いただいてしまったことがあったんですが、

着慣れないから 服に着られているようになったしまって 似合わない!

1年ほど そのまま仕舞い込んでしまっていたのを思い出して 再挑戦 …

と思ったら 袖や裾が 黄ばんでいて  びっくり!

白い物を 黄ばんだままは どう角度を変えて眺めて見ても 着られない!

たまたま クリーニング店を経営している友人と

数十年ぶりに再会する機会があったので 相談してみたら

やってみてくれるというのでお願いしました。

    こんな時に 会うというのも 運命 でしょうか!?

素材確認 というところからやらなければならないので

かなり苦労したのではないかと思いますが、

出来上がって戻って来たジャケットは

嘘のように真っ白になっていて  ビックリ

これは普通のクリーニング屋さんでは出来ないそうで、

お気に入りや大切な衣類を 泣く泣く 捨ててしまわなくても済む という

夢のような 復元加工 という技術なのだそうです!

もっと早く知っていれば ... と思うこともあるけれど

クリーニングに出して 本当に大丈夫かな と思うような物も あったりするので

これからは 安心してお願い出来る と かなり心強い気分!

宣伝をお願いされたわけではないですが、
とても感動 したので 是非 ご紹介したい と 思います。 

お困りの物があったら 一度 相談してみると 良いと思います。

本人は、「たまに店番してると、変な親父がいる ... って見られるみたい!」

って 言ってますけど、誠実で良い人なんです。

親身になって やってくださると 思いますよ。 

                  全身が復元できたら
                    心のクリーニング も いいね!
                ワンダフルなんだけどね~!



「ランドリー・キッチン」

  ☆本店 = 南品川 (京浜急行 青物横丁)    ☆支店 = 大井町



  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



人が出会って 織りなすものは …

1998(平成10)年 2月 4日発売、

中島みゆきさん『糸』
          (作詞・作曲 = 中島みゆきさん)。

「縦の糸はあなた 横の糸は私
       織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない」
    「なぜ 生きてゆくのかを 迷った日の跡の ささくれ」
「逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます」

     何故 めぐり逢うのか。いつめぐり逢うのか。
     私たちは いつも 何も 知らない。
     縦の糸は あなた で 横の糸は 私。
     こんな糸が何になるのとかと不安に思う時もあるし、
     何故生きてゆくのかを迷って 心がささくれたりすることもある。
     でも、二人で織る布は いつか誰かを暖め、傷をかばうかもしれない。
     逢うべき糸に出逢えることを 人は しあわせと呼びます。 
                                 (※ 解釈は 私なり です。) 
   布の織り方は 様々です。
     どれも 用途によっての 良さがあり、誰かの役に立っています。

人と人との出会いが織りなす布。

細かい織 り も ザックリ織 り も、 薄い布 も 厚い布 も

それぞれの 持ち味 であり 風合い。

用途が違えば すべて 何かに役立つ!

そんな風に思いたいですね。
誰かが誰かを支え、誰かの心を暖め、傷を癒す。

みゆきさんの書く詩の表現力 には いつも 凄さを 感じています。

<仕合わせ> とは、運命や宿命が自分にもたらす 出会い や 出来事。

つまりは めぐり合わせのこと。

中には あまり好ましくない めぐり合わせ も 存在するということになります。

でも 本来は 滅多にないくらいのめぐり合わせ という意味なので

良い時にしか使わないのかもしれませんね。

そんな中で、特に 幸いなこと。 幸運・幸福を 幸せ と 書きます。

この歌詞の中で みゆきさんは <仕合わせ> と書いていますが

私は <幸せ> という意味も含めた <しあわせ> だと思っています。

この 『糸』 という歌のように

   <仕合わせ> が <幸せ> に 繋がり、
      誰かを 幸せに 出来たら ... 幸せだな~


この曲は、もともとは1992年、4月に結婚する知人のために作り、

披露宴で 花嫁の父親が歌った という 曰く付きのものらしいです。

のちの 1998(平成10)年には、TBSで放映されたドラマ 「聖者の行進」

の 主題歌 にも 起用されています。

           哲学的 なんだけど 理解できる優しさ が あるよネ!




命の別名/糸
中島みゆき,中島みゆき,瀬尾一三
ポニーキャニオン

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イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
   「イラスト工房」 「素材屋ひなとん」 「らぶらぼ」

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