― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

虫の音は 秋の足音  ― 通りゃんせ ―

2012-08-26 | 季節・時期 に関するお話
 
まだまだ暑い日が続いていますが、
夜は気温が下がって、窓を開けて寝ると 涼 しいと感 じることも多くなってきたように思います。

今年は 熱帯夜 が少ないように思うのは私だけで しょうか?
  これはきっと 時々 凄い勢いで降る 雨の影響で、地熱が下がるからなのかも しれないな~!
  迷惑に思える激 しい雨も 少 しは役に立っているのね~!
そんなことを思いながら、
  あれっ、夜がこんなに涼 しく感 じられるのって も しか したら
  娘(チッチ)が誕生日にくれた 冷却ジェルマット のおかげ だったりするのかな!?
なんてことに気づいたり して …           (誕生日話の詳細については こちら で ご覧ください。)
   どちらも影響 しているように思うのだけれど、マットだけのお蔭なら
   多くの方々はまだ <熱帯夜> に苦 しんでいらっ しゃる ということになるので しょうか!?





8月に入ると、今年もまた セミの声を聞くようになりました。
   4時半くらいから ミ~ンミ~ン!  セミって 早起き~っ!
我が家の庭で 初めて セミの抜け殻も発見 しました。
  
しかもそれが 厳 しく監視 していた 山茶花 の葉 に しっかりと爪を立てた状態で見つかったものだから
あれから見ることのなかった茶毒蛾 さん達への <差別> のようで 申 し訳ないとは思いながらも、
とても感動 してしまいました。
        (山茶花 &茶毒蛾話の詳細については 古い順に こちらこちらこちら で ご覧 ください。)
   セミって こんなに身近で脱皮するのね~!
   無防備になるこの間は ちゃんと敵の少なくなる時間帯を選ぶのだそうだから 自然って凄い!
      夕方地上に現れて、日没後に羽化を始めるのだとか!
   去年は 山茶花を茶毒蛾さん達に占領されていたから、出て来るのをやめちゃったのかしら?
   一昨年は 彼らと一緒に土の中にいたのかしら?
   そんな疑問も湧いてきます。
   いずれにしても、茶毒蛾撲滅後で、タイミング的にはグッドだったわね~!



昼間はセミの声が聞こえるのに、
20日ほど前から 夜 弱々 しいながらも 虫の音 が 聞こえるようになりました。
それから気になって毎日聞き耳を立てていたら、
ここ 2~3日は ぐっと演奏者が増えたように感 じられるようになりました。

   昼間の暑さを思えば まだまだ という気が していたのに、
   1匹の <か細い虫の音> で 急に秋を感 じ、感動 しました。
   そのうち あちらこちらと 離れた場所から 1匹、また1匹 …。
   音色は まだ弱々 しいながらも、少 しずつ増えているのがわかるようになりました。
   そんなある日、突然 <かん高い派手な音色> が響き渡って びっくり!
   その正体は 今も気になっています。
   急に種類も増え、演奏もだいぶ慣れて、はっきりとした音色になってきたな と感 じる ここ数日。
   大合奏となるのも時間の問題。
   秋が近いことを <虫の音> が知らせてくれているようです。

   今朝は セミが鳴き始めた後でも、午前中は 虫の音が聞こえていました。
   こんなに暑いのに、虫達はなぜ 秋が近いのがわかるので しょうか!? とっても不思議!

   毎日 <虫の音> に癒されている! それは確かなんですが …
   その <虫の音> が気になり過ぎて 最近 寝そびれることが多くなっている~!
   「それじゃ 駄目 じゃん!」 と ひとり突っ込み!  今日は早く寝よ~っと!


暑いようで も 秋は 少 しづつ忍び寄って来ているようです。

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八月から鳴き始めた虫さん達 … ということで
1972(昭和47)年 5月 5日発売、
     佐藤公彦 さん の  『通りゃんせ』
         (作詞 = 門谷憲二 さん/作曲 = 佐藤公彦 さん)

「八月葉月の虫の音は  いと しゅうてならぬと泣きまする
             母様(かあさま)たおれた台所  今 じゃ私が おさんどん」
   「神無(かみなし)十月来るがよい  私も師走にゃ雪化粧
               一人すわって窓あけりゃ  いつかは情(なさけ)も 通りゃんせ」
     「さみだれ五月よ来るもよし  実らぬ恋もあるもよし
                 憎い八卦見(はっけみ)言いおった  三十すぎまで嫁がずと」

   月日の流れは速いな~! 速すぎてゆっくり味わう暇がないな~! それが切ない!
     そんな切なさが似合う 秋は 真近!
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

佐藤公彦さんというフォークシンガーを覚えていらっしゃるで しょうか?
1967(S.42)年に結成 した 《ピピ&コット》 というフォークバンドのリードボーカルから
1972(S.47)年、ソロに転向。
可愛くて繊細な感 じのする 女の子のようなルックスと高い声。
<ケメ> という愛称で、バンド時代から ティーンエイジャーの女の子達を中心に絶大な人気を博 し、
まるでアイドルのようだったといいますが、残念ながら 私には おぼろ気な記憶 しかありません。
ただ、ソロシングルとしての1曲目である この歌だけは よく覚えています。

周囲の求めるアイドル性。自身の追求する高い音楽性。
そのズレが深まり、1979(S.54)年12月 さよならコンサートを開催。
翌年 《アパルマァ》 というグループを結成 し、
解散 した 1983(S.58)年までの間、ライブハウス中心の活動をされていたようです。

2009(H.21)年、NHK-BS2 「まるごと大全集 リクエスト!日本のフォーク&ロック」 への出演を きっかけに、
その繊細で独特の情感にあふれた曲調に再評価の機運が高まり、
30年の時を経て 全曲書下ろしのアルバムも発表されました。
現在 彼は 60歳になられているようです。

この曲は、古き時代の言葉を散りばめながら 切なき女心を個性的に表現。
日本独自の情緒や情景、素朴な曲調。
曲名にも使われた <わらべうた> の一部を使用 しているあたりにも 懐か しさを感 じます。

   歌詞の中の言葉は 若い方にはわからないのでしょうか?
     <いと しゅうてならぬ> = 愛 しくてならない。
     <おさんどん> = 台所仕事。 あるいは台所仕事をする下働きの女性。
     <八卦見> = 占い師。易者。

言葉の乱れが気になることもある現代!
古き時代のこんな言葉も本の中だけ! そんな風になって しまいそうなのが寂 しい~! 

          久しぶりに聞くフォークソング。 虫の音のように癒されます。


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