― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

熱中症、高齢者・幼児・ペットに 気遣いを …  ― LOVELAND,ISLAND ―

2012-08-05 | 季節・時期 に関するお話
朝のうちに買い物を してしまおうと、               
ちょっと離れたスーパーへ ショッピングカーを引っ張って出かけました。
荷物で重くなる帰りが心配と思い 急いで出かけたものの、
スーパーの中の涼 しさは心地良く、買い物にも手間取り、あっという間に1時間が経過。
帰りは ジリジリ暑い灼熱地獄 になってしまいました。

荷物がいっぱいになってしまって ショッピングカーに入りきらず、  
引っ張りながら、腕にぶら下げながら、日傘を差 しての帰り道は 遠い――っ!
荷物の重みでビニール袋が腕に食い込んで痛くなるから
だんだんと日傘が邪魔に感 じられるようになって、
一度は畳んでみたものの、やっぱり 熱くて耐えられない~っ!
一刻も早く帰り着きたいのに 重くて足が前に進まない!
 〔 荷物さえなければ … 〕 なんて 無意味な発想まで浮かんできて
自分で自分が歯痒くなるようでした。
そんなこんなの格闘状態で半分ほど帰って来た時、           
少 し先の辺 りで 舗道に へたり込んだ おじいさんの姿が 目に飛び込んで来ました。
犬の散歩中に気分が悪くなったようで、連れていたワンちゃんもバテバテの様子!
近づいて 「大丈夫ですか?」 と声をかけると、
 「あぁ、ちょっと苦 しくなっちゃってねぇ!」 と 荒い息!
 「お家は近いんですか? 送りましょうか?」 というと、
 「いや~ 少 し休めば大丈夫だよ。」 と …。
見た限りでは 緊急を要するという感 じではなさそうで したが
日陰もない炎天下の狭い舗道に しばらくいたら 良くなるどころか余計に悪くなりそうです。
再度 「遠慮 しないでくださいね。 少 し落ち着いたら送りますよ。
    それとも救急車を呼んだほうがいいですか?」 と 日傘を差 しかけながら聞きました。
 「いやいや 大丈夫だよ! それより この暑さ じゃ荷物が傷んじゃうだろう、
  大丈夫だから行っていいよ!」
そうは云われても このまま置き去りには出来ません。
どうしようかと悩みましたが、とりあえず、近くにあった自販機でお水を買って渡 しました。
   本当はスポーツドリンク に したかったのだけれど、大きなサイズは持ち帰ることになった時には
   邪魔になります。 気にされることのないよう自分の分も購入 し、「私も飲みたかったから …」 と
   渡 しました。 実際、ヘトヘトの体に冷たい水が染み渡り、私も少 し元気が出たように思えました。
   地面が暑くて這いつくばることも出来ずにハァハァ いっていたワンちゃんにも 手に取った水を
   お裾分け。

日傘で ほんの少 し日陰が出来たこと。 ちょっと休んだこと。    
それに 冷たいお水の効果も あったのか、
しばらくすると 「頑張って帰れそうだよ。 ありがとう!」 と おじいさん 復活。
 「今、お金を持ち合わせていないから これは ご馳走になっちゃっていいかね!」
まだ万全ではないと思われるのに そんなことに気を遣うので
 「100円程度のことですから気にしないでください。 それより 陽射 しが当たるようになってきたら
  ワンちゃんのためにも お散歩は避けたほうがよさそうですね。」 と ひと言。
おじいさんも
 「そうだな~! 家を出た時は曇ってたから こんなに暑くなると思わなかったんだけど、
  気をつけないとな~!」 と。

   どうやら ここの家庭では、犬を飼うと騒いだ孫も いつしか散歩を面倒 くさがるようになり、
   誰も行かなくなってしまって おじいさんが連れて歩くようになったら しいんです。
   生き物を飼う時は それなりの責任を持たなければいけないと思うのだけれど、
   けっきょくは親だの大人だのが見かねてやることになって しまう というケースが多いように思います。
   歩くことは健康のためには良いことだから おじいさんにとっても害になるとは思わないけれど、
   昨今のこの半端 じゃない暑さを思えば、時間帯を選ぶべきであることは明確!
   高齢者もペットも 成人よりは ずっと弱い立場です。
   家族 と しても もっと気を配ってあげなくてはいけないん じゃないかな~! と感 じました。

   日陰もなく おじいさんも心配だったため、スーパーで買った物を 放ったらかしに してあり、
   家に帰ってから出 してみたら かなり温まっていて 驚きました。
   お肉などを含めた食品は心配になりましたが、どうにか大丈夫なようなので すぐに 冷凍&冷蔵!
   改めて 陽射 しの強さを感 じました。

ここ数年の異常なほどの暑さから、
学校などのような場で集団で倒れたり、毎年 死者まで出るようになっている 熱中症。
この方の場合は大事には至らなかったから良かったけれど、
<少 しの油断が命取り> などということが起こらないよう、気をつけるに 越 したことなし!
ちょっとそこまで … という時でも
ちょっとそこまでのつもりが … なんてことも 往々にして起きるものです。
自販機で冷たい物を買えるくらいの小銭の用意は 常に しておいたほうがいいのかも しれないな~!
そんな風に思った出来事でした。
私がブログを書き始めた頃、                              
<ベビーカーの赤ちゃんが危険にさらされている> というお話を載せたことがありました。
(その時の詳細については こちら で ご覧ください。)

大人より抵抗力の低い 赤ちゃん や 幼児。
そんな小さな命が、炎天下の照り返 しにさらされ、
舗装された道路の熱気をまともに受け、
体温が上昇 して、気づかないうちに大変なことになっている!

背の高い大人。
低い位置にいる ベビーカーの 赤ちゃんや幼児。
そして 歩いている小さなお子さん。
地面からの高さの違いは かなりの温度差を生んでいます。
親は しゃがんで、どれだけ暑いかの確認をするべきでしょう。
それと同 じように考えてみれば、犬は もっと地面に近い。          
小型犬に至っては 地面スレスレにいるようなものです。
そんな小さな命が、
舗装された道路の熱をまともに受けながら歩かされたら たまったものではありません。
今の時期、舗道の暑さは 半端なものではありません。
体が小さければ小さいほど、
体内に熱が伝わりやすく、芯まで暑くなってしまう!
毛むくじゃら なのに 汗を掻くのは 足の裏だけ!
体温を下げるためには 舌を出 し、ハァハァと荒い息を しなくてはならない。
そんな姿は 可哀想で見ていられません。
犬は暑さには弱い動物です。
人は 這いつくばり、舗道に手や素足を置いてみて、
どれだけ暑いかの確認を してみるべきでしょう。

   丈夫なはずの足の裏だって やけどをすることがあると云います。
   お散歩は 日差しが柔らかいうちが望ましいのでしょうが、
   それが出来ない方は
   少なくとも 舗装された道は避けるか 抱っこ してあげて、
   土や草の生えている場所、日陰、木陰の多い場所を選び、
   お水の補給にも気を配ってあげることが必要と思われます。


我が家では マーブルじいちゃんが快適に過ごせるよう
風通 しを良くする、水はこまめに交換する、クール冷却ジェル入りマットを置く など しつつ、
どこでも好きな場所で 好きなように過ごしてもらえるよう心がけています。
   少々邪魔になろうと マーブル第一!
   体調が悪い時は無理ですが、塩分控えめのバター 人差 し指 ひと掬(すく)い が
   今の時期 彼の一番の食欲増進剤 になっているようです。
      Ki ri のクリームチーズ も 大好きだけど、バターの好きさはダントツみたい!
最近 スーパーの魚屋さんの片隅に、
   魚の切り落とし部分を安く売っているコーナーが出来ました。
ちょっと前なら 捨てていたであろう部分です。
鮭や鯛の中骨付きの中落ちや尻尾の部分、ぶりのあら、さわらの切り落とし …
だけど、こういった部分は 美味 しいんです。
しかも 150円前後からの販売品もある。
缶詰より新鮮なので 良い物があった時には購入 し、2~3回分に分けて冷凍。
缶詰やカリカリだけでなく 蒸 し鶏や こういった物も与えることで
この夏も なんとか元気に乗り切ってほしいと願っています。
容態は急激に変化するので安心はできないものの、
今日のマーブルじいちゃんは毛艶もよく、穏やかな様子です。

         まだ まだ 暑い日が 続きそうだ ワン! 熱中症に 気をつけて 元気で いた い ニャン!

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ヒートアイランドは嫌だけど、こんなアイランドならいかが? … ということで
1997(平成 9)年 6月 4日発売、
      山下達郎 さん の  『LOVELAND,ISLAND』
                    (作詞/作曲 = 山下達郎 さん)

「Oh,Loveland 目くるめく夏の午後 誰もが木陰に逃げ込んでた
                    焼けつく石畳の彼方に 揺らめく逃げ水の中から
                              燃えるようなステップに身を任せ 現れた人は …」
  「Oh,Loveland 頬に零(こぼ)れる汗が 乾いた道の上に落ちると
                    突然こんな砂漠の街が 南のオアシスに変わる」
   「Oh,Loveland ふいに現れ消えたあの人 きっと夏の女神さ
                    光の愛はここにもあると Oh,Loveland 教えに来たんだ」

   昔は 逃げ水の揺らめきが大好きだった私ですが、近年の暑さは そんな気持ちさえ打ち砕く!
     現実は厳 しいけれど せめて 目を閉 じてこの歌を聞きながら、
     心にオアシスを感応 してみてはいかがで しょうか?
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

山下達郎さんといえば 日本のポップス史に残るミュージシャン(シンガーソングライター)
奥様は竹内まりやさん(同 じくシンガーソングライター)です。
彼のハイトーンボイスも素敵ですが、絶妙なコーラスワークには敬意を表 したくなります。

この曲は 達郎さんの代表曲のひとつに挙げられるのでしょう。
元々「サントリービール純生」のCMソングとして書かれ、
ブラジルの路上で踊る女性のフィルムを見てBPM(一分間に刻む拍子)に見当をつけ、
そのテンポに合わせて作られた作品だったようです。
当初 レコード化の予定はなかったそうですが、CMが好評だったためアルバム収録。
目を引く鮮やかな色彩のジャケット(鈴木英人氏作)も素敵でした。
シングル発売されなかったのは
アルバムの売り上げを伸ばすという 当時の販売戦術によるものだったそうですが
2002(H.14)年、フジテレビ系ドラマ 「ロング・ラブレター〜漂流教室〜」 の主題歌に
採用されたのを きっかけに シングルカット。
アルバムのほうも再発売されているようです。

冒頭のハーブからの入りを聞いただけで 嵌ってしまいそうになる。
バックに流れている一人多重コーラスも 素晴ら しい!
聞いていると思わずステップを踏みたくなるような開放感溢れるリズムが心地よくて、
今でも夏になると必ず聞きたくなり、歌いたくなります。
ベトベトとまとわり付く不快な空気が 澄んで清々しく換わるような …
ドロドロになっていそうな血液が サラサラと流れてくれそうな …
そんな曲です。

室内でも安心できないという熱中症には気をつけなければいけませんが、
エネルギーが有り余っている若者達が大声で発散の夏を歌っても、
年配の私達は 高度に洗練された演奏技術の素晴ら しさや 甘くとろけるようなサウンドに
癒される といった至福の夏時間を味わいたいものです。

               若者たちは 暑い夏を 楽 しみ、 中高年は 体調に 気をつけながら 夏を乗り切る!
                       そして 特に、 高齢者 ・幼児 ・ペッ トには 充分なる 気遣いを …!



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   「イラスト工房」 「今日もわんパグ」 「NAVER」

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