爺の社会科見学

年金生活12年目に突入。好きな地理と写真を生かした、一味違ったブログを目指して。

「おばあちゃんの原宿」デビュー ~巣鴨・駒込を散策~

2015-12-10 19:39:04 | 日記
12月2日の「退職者の会」の日帰り散歩は、紅葉ということで幹事のMさんが企画してくれたが、六義園の紅葉はこれからであった。今年はやはり暖冬なのだろうか?この時期TVでも紅葉の話題が流れるが少ない感じである、しかし六義園は、春夏秋冬いついっても素晴らしい公園である。
都内の庭園は大名屋敷跡が多いが、六義園は柳沢吉保が築園した和歌を基調とした「回遊式築山泉水」の代表的な大名庭園で江戸の二大庭園と言われ国の特別名勝に指定されている。明治時代には岩崎弥太郎の別邸となったが昭和13年に東京市に寄付され現在に至っている。ライトアップの案内チラシがあったが、ライトアップされた紅葉も見てみたいものである。



六義園を出て、巣鴨駅方面に向かう。「巣鴨地蔵通商店街」の例の看板が見えて来る、商店街に入る手前に眞性寺がある、通りからも見ることができる大きなお地蔵さんである、
旅人の安全を祈願し主要街道に造立した、これが江戸六地蔵の一つであり中山道の安全を守った。



眞性寺を出て商店街を進む、参加者10人みんな「おばちゃんの原宿」にとけこむ年になり違和感がない・・・?商店街に高岩寺があると言ったほうがいいくらい、とけこんでいるお寺も珍しい。本尊である延命地蔵尊(とげぬき地蔵尊)は秘仏のため拝観できないが、「洗い観音」の前には長い列が続いてました、この「聖観世音菩薩像」に水をかけ、自分の悪いところを洗うと治るという信仰があります。私たちも列に入り、それぞれ念入りに洗いました。


高岩寺の裏手の中山道に出て「本妙寺」と「慈眼寺」に向かう、途中、中央卸売市場豊島市場を右折する、この豊島市場は、城北地区の八百屋さんに野菜、果物を供給しており都内では最古であるらしい、江戸時代には神田、千住市場とともに青物三大市場で幕府の御用市場である。市場を通り過ぎて見えてくるのが「本妙寺」である、
二つのお寺は隣接しており、「本妙寺」には、名奉行「遠山金四郎」、剣豪で北辰一刀流で有名な「千葉周作」の墓石と「明暦の大火供養塔」がある。



「慈眼寺」には、江戸時代の画家「司馬江漢」、文豪「芥川龍之介」、「谷崎潤一郎」の墓石がある。


「慈眼寺」の前に「染井霊園」である、ここも有名人が多く祀られている。「染井霊園」は、播州林田藩(兵庫県)建部家の屋敷跡で共同埋葬墓地として開かれ、明治7年に東京府が引き継いで開設、そのため幕末から明治にかけての活躍した、大名、政治家、軍人、文化人の多くが祀られている。高村光太郎(詩人)、岡倉天心(思想家・文人)、二葉亭四迷(小説家)、水原秋桜子(俳人)、若槻礼次郎(元首相)、幣原喜重郎(新憲法制定時の首相)など・・・、多くの著名人の墓石をお参りするにも掲示板に表示されているだけで、探すのに一苦労である。
都立染井霊園は、約100本のソメイヨシノが植えられ桜の名所としても名高い。


入口には、舟形の石に12体地蔵が上下二段に刻まれている碑があった、碑に火や煙のようなものが描かれており、大火による犠牲者の慰霊のために建てたものらしい。
「染井霊園」を出て駒込駅に向かう、途中、「東京スイミングセンター」があった、25mか50mプールか話していたら警備の方が50mプールですと教えてくれた、かつての「水泳日本」を目指すために建設され、多くの有名スイマーを輩出してきたでスイミングセンターある。どう通ってきたかわからないがMさんの案内で駒込駅に着いた。駅の真ん前に「大國神社」があり、最後に参拝をする。小さな神社で、江戸時代に開かれ、明治時代に神社としての体裁が整ったとの事で、氏神様をお祀りする神社ではなく個人的な信仰を対象とする崇敬神社である、氏子がいないのか?神社にもいろいろあるようです。


これにて本日の日帰り散歩は終了となり、駅前のファミレスで休憩し帰路に。

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コメント
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