Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

22型まで降りてきたフルHD

2007-10-29 18:41:52 | Life
 CEATECに続き、FPD International 2007においても、平面型ディスプレイの今年の目玉と言えば、ずばり「薄いこと」。
 Sonyの有機ELの3mmは言うに及ばず、他のメーカーも3cmの液晶を展示するなど、各社とも、パネルを薄くするのにしのぎを削っているようです。

 展示されているのはどれも37型オーバーの大型機が多く、フルHDパネルの迫力を存分に満喫できることでしょう・・・スペースがあれば。

 スペースの関係上、32型以上を置くのはちょっと厳しめ、という家庭というのは結構多いと思うのです。また、私の部屋もそうなんですけれど、リビングではなく自室に置きたいとなると、それほど大きなモデルは必要ない場合がほとんどではないでしょうか?

 つまり、下手に大きいモデルよりも、フルHDでそこそこのモデルの方が潜在的な顧客は多いのでは?と思うわけです。個人的な希望も入っていますけれど、自室で映画見たりゲームをやるのに、フルHDの解像度は欲しいけれど、でかい画面は疲れる・・・と言うわけです。
 そんなわけで、今回の新しいAQUOSには期待しているわけですよ。

シャープ、22V型・26V型で業界初のフルHDパネルを採用した液晶テレビ BCNランキング

これまでフルHD対応モデルでは32V型が最小サイズだったが、フルHD対画素の密度をあげることで1インチあたり102ppi(ピクセルパーインチ)が可能になり、小型の22V型・26V型でフルHDを実現した。

 ついに、22型まで下がってきたフルHD。お値段的には18万前後とお高いですけれど、他社が追従することになれば、いずれ値段は下がっていくことでしょう。
 そう、業界のリーダーであるシャープが出したことによって、他社の追従が見込めることはほぼ間違いなく、このままフルHDが19型まで下がってこれば、ようやくPS3が目指した世界を、広く一般家庭に届けることが出来るのです。
 テレビの世界のフルHDの間口を広げることで、周辺の、つまりBDとかHD DVDとか、次世代ゲーム機の間口も広がっていくわけですから。

 ようやく普及の兆しが見えたフルHD。これからのテレビ業界に期待です。