Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

Winnyの方がもっと怖い

2005-06-02 23:34:21 | PC
 さて、前回は住基ネットについて記事を書きました。
 要約すると、「住基ネットって、本当にプライバシーの侵害で22万も損害賠償を分捕れるようなものなのか?」と言うことですけど、私はNOだと思いますね。
 前回も書きましたけど、載っている情報がゴミに等しいことと、事実上クローズドネットワークになっており、進入するのに「自治体の職員かメンテ業者でもなければ」大変骨が折れるので、私ならそんな手間とリスクをかけてまで、そんな情報要らないです。

 世の中にはもっと恐ろしい物があるじゃないですか。

 愛知県の市立小学校、全校児童の名簿がWinny上に流出~成績表も含まれる

 住基ネットどうこうよりも、職場のパソコンでWinny使われる方が万倍恐ろしいですね。
 今回のケースなんか、

 流出した資料は、2003年度の全校児童535人と教職員の名簿。名簿に記録されていたのは児童の氏名、住所、電話番号、保護者名、兄弟姉妹の氏名など。このほか、成績表や運動会の写真も含まれていた。一方、教職員の名簿には住所、年齢、教員免許の種類、出身大学と卒業年度などが記されていた。

などと、パーソナルデータがほとんど流れちゃいましたよ。さすがにここまで情報がそろっていると、私でも悪用方法が考えつくくらいです。
 それにしても、これだけWinnyでの流出事故がはやっていますと、Winnyってあぶない!・・・と思ってしまいがちけど、結局の所は、使用者のモラルと最低限のスキルの問題なんですよね。Winnyを使う上で何をしたらいけないか?なんてのは、普通分かった上で使うものですし、ウイルス感染にしても、新種を除いて、セキュリティに気を使ってさえいれば起こらない類のものです。

 最も、何が一番の問題かと言えば、「職場でWinnyを使う」ということだと思うんですけどね。