Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

オリンピック!

2004-08-17 20:58:23 | Sports
 今、日本がオリンピックに沸いていますね。
 かく言う私もその一人。毎日柔道やら体操やら水泳やらに一喜一憂しています。

 ところで、オリンピックってホッケーとか、結構マイナーな競技も用意されていますね。一体何種目あって、どんな種目があるのか。ちょっと気になったので調べてみることにしました。

競技種目一覧

 意外とマイナーでは無いですね。
 強いてあげれば馬術とテコンドーくらいですか。ヨットもマイナーですねえ。競技人口が他の競技に比べると2桁くらい少なそうです。

 しかし、ぶっちぎりでマイナーなのが近代五種でしょう。

 1人の選手が1日間に射撃=エアピストル20発、フェンシング=エペ、水泳200メートル自由形、馬術=障害飛越、陸上=3000メートル走の順で5種目行う。4種目までのポイントを時間差にして、上位から3000メートル走をスタート、最初にゴールした選手が優勝する。00年シドニー五輪から女子も採用された

 申し訳ない、今の今までこんな競技知りませんでした。
 何でも、日本では競技用銃を扱いにくい事から競技人口が激減。三大会連続で出場権を無くしているそうで。
 にしてもバラエティが豊かすぎです。
 銃やってフェンシングやって泳いで馬に乗って、走る。・・・倒れそうです。トライアスロンと違ってフェンシング=格闘が入っているのが興味深いですね。それに全て格調高い、ジェントルメンのスポーツっぽいところが素敵です。
 これから、日本でも競技人口が増えることを楽しみにしています。
 ・・・いや、見たくないですか?この競技。

 しかし、五輪にゴルフが入っていないところがちょっと疑問ですねえ。やっぱり富めるもののスポーツなんでしょうか・・・
 ・・・じゃあ、馬術やヨットはどうなんだよ。

健康製品について

2004-08-17 00:11:14 | Life
 本日HAMAさんより”ゼロ磁場の秘水”なる怪しさ大爆発、疑似科学のオンパレードなミネラルウォーターを戴きました。

 様々なミネラルウォーターやら、健康グッズを見ていると、まだまだマイナスイオンなるものは現役バリバリの存在らしいですね。
 一時期はやったトルマリンも、”室内などの温度や湿度の変化が緩い環境”では雀の涙ほどのマイナスイオンしか出さないのですが、最近でもペットボトル飲料のおまけに着いてきているぐらいですから、まだまだ商品価値は下がっていないようです。
 ちょっと考えてみてくださいよ。そんなペンの先っぽほどのマスコットにいったいどれだけのトルマリンが含まれていて、そこから出てくるマイナスイオンとやらがどれだけ健康に影響を及ぼすのか。プラシーボってのは火を見るよりも明らかでしょう?
 結論から申しますと、マイナスイオンなんてのは気休めにすぎません。だって、マイナスイオンが出ると言うことはプラスイオンも同時に出てるんですよ?それに健康に効果があるという科学的根拠も大変怪しいものです。そんなものに頼らずに規則正しい生活とか、サプリメントに頼ってみた方がよっぽど効果があるというものです。
 さらに、扇風機とかエアコンについてるマイナスイオン発生装置は、高電圧を使用しているため、ほぼ例外なく”オゾン”を発生します。ちなみに人体に対して有害です。注意しましょう。

マイナスイオン批評特集
ここに限らず、マイナスイオンに対するアンチ記事はWWWにあふれています。一つ二つ読んでみることをおすすめします。

 で、さらに怪しいのは”気”とか”波動”ですね。
◆◆波動を知ろう  世の中の物はすべて波動を出している◆◆
たまたまググってみて一番最初に出てきたページですが、だいたいはこんなもんだろうと思われます。

 はっきり言って科学的根拠ゼロです。

私たち人間を含め、世の中の万物は振動していることをご存じですか?
 量子力学という最先端の物理学により物質の根源が分子-原子から、さらに小さい「素粒子」というものであることが説き明かされつつあります。原子や素粒子は微弱ながら絶えず振動しています。
 その振動を「波動」と呼び、全ての物質や世の中の現象はこの波動に始まっているといえます。


・・・確かに、好意的に見ればここまでは間違っていませんけどね。

 わたしたち人間も、その他すべての物質も根源は波動であることが分かってくると、波動の科学は健康をも含めて全産業への応用が可能となっていきます。

 なんでこうなるの?素粒子レベルで起こっていることを大幅にいじれば健康なんて吹っ飛ぶような気がしますし、そもそも波動をいじる根拠ってなんだよ・・・と思ったところで、次の説明。

テレビが写るのも携帯電話で会話ができるのも、発信した周波数に受信機が共鳴・同調した結果です。つまり波動が同じ者同士は常に「共鳴現象」が起こるということです。
 人もまた、自分自身から様々な波動を出しています。「あの人とは気が合う」などという場合は、相手があなたと同じような波動を持っているということになります。
 また、「病は気から」という言葉があるように、その人の心の状態=精神波動は、様々な病気と共鳴・同調することがわかってきました。ですから、いつもニコニコと前向きに生きることは、波動的に見てもとても重要なことなのです。


 お願いですから電化製品と人間の心を同列に扱わないでください。なるほど、波動をいじれば心も穏やか。気の合う人とは共鳴してるんだよ、と。なんでやねん。
 そもそも素粒子レベルの振動を測定するのはとても大変。とてもじゃないですが、次にあげるような装置でおいそれと調べられるようなものではありません。

感情波動も測定できる波動測定器 HADO “R”

・・・もう怪しいを通り越して、信じる人っているんでしょうか?と言うレベルです。
ちなみに、ここで語られている”ホメオパシー”なるものは、本来こういうものらしいです。

ホメオパシー

治療にレメディーという薬?を使うらしいのですが、それには症状と同じ状態を引き起こす物質をが入っていて”毒をもって毒を制す”治療らしいのですが・・・

でも、その薄め方が半端じゃない。銀河系に涙1滴が溶けている程度の濃度まで薄めるんです。ホメオパシーでは、希釈振とうすることによって、エネルギーが高まると考えます。これを砂糖玉に染み込ませたもの、それがレメディーです。

・・・つまりプラシーボなんですね。それに、前述の装置は全くホメオパシーとは関係ないような気がしますが気のせいですか?

 鰯の頭も信心からと申しますが・・・もうちょっと人を疑ってかかるのも必要だと思うのですよ・・・もちろん、私の話を信じないのも勝手です。世の中には情報がごまんと散乱していますので、上手に取捨選択してください。