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Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

どんな統計?生まれた星座が事故原因に

2006-12-15 19:04:14 | Weblog
 私は、血液型診断も星座による占いも、全く信用しない人です。なぜって人間が、たった4や12の運勢に分けられる訳がないじゃないですか。それに、蛇遣い座はちょっと古い話ですけれど、この間の冥王星が惑星でなくなったときにも占星術師の皆さんは右往左往していたようですけれど、そんな後付の理由で人の運勢ってのは変わらないでしょう。

 で、こんなのはマーケティングでは一般常識・・・と言うよりも多少まともな思考回路の持ち主ならば、統計調査には使わないだろうと思っていたのですが・・・

 なんでこんなリスキーな調査を、「保険会社」がしたんでしょうかねえ。

交通事故を起こす意外な要因は…… ITmedia

 「星座」は交通事故を引き起こす重要な要因だ――カナダの保険見積もりサービスInsuranceHotline.comが12月13日、このような調査結果を発表した。

 同社が集めた過去6年間の北米の交通データを基に、10万人のドライバーについて違反チケットの数や起こした事故の件数などを調べたところ、交通事故の予測において、ドライバーの年齢よりも生まれ月の方がずっと重要であることが示されたという。


 なんとサンプルが10万?これは統計調査的には十分なサンプル数だと思うんで、まさか本当にあるのかなあ、と思っていたんですけれど、説明を読むうちにある事実に気が付きました。

 星座の性格分析がイメージだけなんですよ。

同社によれば、星座別ワーストドライバーは天秤座。「天秤座はバランスとコンセンサスを望む。素早い決定を好まない」という。

天秤座がバランスとコンセンサスってそのまんまじゃないですか・・・他にも、

牡牛座 頑固で、赤信号に突進したい衝動にかられる
双子座 マルチタスクを得意とする。運転しながら飲食や新聞を読むことなどが可能

中には、何で蟹が家庭的で気分屋なのか?とか首をかしげるところもありますけれど・・・一応元記事には、

(※編集部注:統計的分析に基づくものであり、科学的に立証されたものではありません。)

と断ってあります。安易に信じるなと言うことでしょうね。たしかに、この性格分析は思いっきり後付のにおいがしますけど。

 一応10万の統計を取っているわけだから、まったく根拠ナシとはならないと思うのだけれど、これって他の地域でやってみると全然内容が違ってくるんじゃないでしょうか。
 うーん、同じ調査を日本でも誰かやってくれないですかねえ。

iPodとどう付き合っていくか

2006-12-14 18:41:54 | Weblog
 まずは表題を見て下さい。この問いに対して、多くの人は「通勤、通学のお供に」とか「家の中での手軽なプレイヤーとして」、「勉強のBGM」と言った使い方について答えるでしょう。

 しかし、私が問いたいのはもっとウェットな事柄について。

「どのくらいの間、あなたはiPodを使い続け、壊れたときもためらわずに修理に出せますか?」

と言うことです。

「私はこのiPodと一生添い遂げる」
なんて人は、いたとしても天文学的確率でしょうけれど、多くの人は「結構な金額を出したのだから、数年間は使いたい」と思っているのではないでしょうか。しかしながら、iPodも精密機器。形あるものはいつか壊れるわけで、必ずお亡くなりになるときがやってきます。その事を記事にしてあるページが今回のネタ元です。

iPodが死ぬ時 ITmedia

バッテリー消耗、HDDの故障、画面のひび割れ……消費者がもっと製品寿命を気にするようになったら、iPodの耐久性は重要な問題になるかもしれない。

 要するに、iPodの破損についての四方山話なんですけれど、おもしろいのは、

 iPodの多くのモデルは高価ではあるが、一部のユーザーは、iPodは多かれ少なかれ使い捨てだという考えを受け入れているようだ。

という考え方。ちなみに私はこの考え方です。

 私は初代nanoユーザーですが、この薄っぺらな白い板を2人の福沢諭吉と交換したときに、「一ヶ月1,000円弱」という頭が最初にありました。内蔵リチウムイオン電池寿命が2年程度という事から逆算した、使い捨てを前提にした考え方です。Appleに電池を替えてもらうと1万円近くかかりますので、それなら新しいモデルを買った方がいい・・・そう考えるのは割と自然な考え方だと思ってしまうのですが。
 要するに、iPodはリチウムイオン電池を搭載している時点で、製品寿命が2年程度に制限されてしまっているわけです。そこから先、「寿命を延長させる」か「天寿を全うさせて次のデバイスを買うか」と言う選択はユーザーに任されています。

 結局はその人の考え方次第で、現象事態は車とのつきあい方によく似ています。この記事でもっとも考えなければいけないことは、iPodという比較的低価格な電子デバイスにおいて、このような議論がされていることです。これがおもしろいと言ったゆえんです。
 今までは、電子デバイスは数年で陳腐化し、このような話はシステムを変更しにくい企業の中でされてきたものでした。しかしながらiPodの場合は、一般消費者が「愛着」とかそういった技術的な問題以外の理由で延命を望んでいる、若しくは買い換えを考えている・・・これを一つとっても、iPodは今までに無かったスペシャルなデバイスであると言えるのではないでしょうか。

ドラクエの新作発表!プラットフォームはDSで

2006-12-12 19:09:30 | Weblog
 ドラゴンクエスト・・・ファイナルファンタジーと双璧を成す、日本のRPGの金字塔です。
 代々、ナンバリングタイトル(2とか3とか・・・正統な続編の事)の動向で、天下を取るプラットフォームが決定する言われているこのゲームですが、今回は何とも予想外なハードでナンバリングタイトルを出すようです。

 携帯機、しかもPSPではなくDSで、です。

『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』画面写真公開! ファミ通

2006年12月12日にスクウェア・エニックスが"生誕20周年記念 新作発表会 ドラゴンクエスト~更なる冒険の世界へ~"という発表会を開催。その席で国民的RPGのシリーズ最新作にして待望のナンバリングタイトル、ニンテンドーDS用ソフト『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』が発表された。

 今までのドラクエは、ナンバリングタイトルは全て、腰を落ち着けてプレイできる据え置きハードで発売されてきました。(移植は除く)しかしながら、今回はDS、しかもネットワーク対応の多人数参加型RPGとなっています。
 コマンド入力方式も採用しないようで、ナンバリングとは言え、FFXIの様な位置づけなんでしょうか?

 しかしながら、今現在間違いなく一番ユーザー数が多いハードはDSで、同時に一番マルチプレイ及びネットワークへの敷居が低いのもまた、DSです。そういう意味では、新しいドラクエを、新しいスタイルで世に送り出すときに、最も理にかなった選択だとも言えるでしょう。
 元々ドラクエは、FFの様にグラフィック重視のRPGではありません。ターゲットとなるユーザー層的に見ても、比較的高年齢対象のFFに比べ、ドラクエは間違いなく全年齢。そういう意味でもDSと言うのは都合がいいハードではないでしょうか。

 とにかく賽は投げられました。これが吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、とりあえず自分の持っているハードウェアで出てくれるというのはうれしい限り。(PS3とか言われたどうしようかと思った)続報を期待しましょう。

ミドルウェアについて考えてみる

2006-12-06 20:23:41 | Weblog
 ミドルウェアと言われても、私たち一般ユーザーにとってみると正直縁遠い言葉です。と言うよりも、聞いたことが無いという人の方が多いでしょう。多分、IT関係の仕事をしているか、そっち系の情報収集が趣味である人、もしくはコアゲーマーの人は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 何でコアゲーマーかと言いますと、PS2の時、そして最近発売されたPS3についても、
「ゲーム開発が難しいのは、SCEIのミドルウェア開発が遅れているからだ」
等という話が聞こえてくることからなんですけれど、まあ聞き流す事の方が圧倒的に多いでしょうね。

 簡単に言えば、ミドルウェアとは”OSとアプリケーションの間に入るもの”となります。
 OSは機械とアプリケーションの仲介を行います。アプリケーションはOSの用意した命令セットを叩くことで、どの機械にのっているか意識することなく、動くことができます。
 しかしながら、OSの用意した命令セットはあくまで基本的なもの。複雑な処理を仕様とすると、どうしてもアプリケーション側で努力しなければいけません。そうすると、同じような処理をする場合でも、アプリケーションによってアプローチの方法は千差万別。効率にも差が生まれますし、データの互換性だって怪しくなってしまいます。

 じゃあ、複雑な処理がこなせる命令セットを作ってやれば、その処理を必要とするアプリケーションは楽ができるし、統一的に扱えるんじゃないか?

 それを実現したものがミドルウェアです。Windowsユーザーにとってなじみ深いモノと言えば、ゲーム開発のグラフィックや音声の入出力をまとめたDirectXが正にそれですね。乱暴にくくればJavaVMやSqweakもそうなるかもしれません。本来VMとは分けて考えるものかもしれませんが・・・

 閑話休題。
 要するに、ミドルウェアはOSが対処できない特殊な命令をまとめて、アプリケーションに統一された処理系を提供するものです。先に挙げたDirectXのような派手なモノではなくても、様々な場所で使われています。

 そして、ビジネスソフトウェアの世界では、そのミドルウェアを強みにしているベンダーも当然存在します。例えば、これから紹介するオラクルがそうです。

オラクルの考えるミドルウェアの価値 MYCOM

 オラクルと言えば、業務用データベース製品の最大手として名高い企業です。そして、そのオラクルの強みとは、データベースだけでなく、ミドルウェアやアプリケーションなど、ビジネス全てに関われる事だと言います。その中で、ミドルウェアは非常に重要だと言うのです。

まず、ミドルウェアは、アプリケーションに求められる、多くの機能をこなすことができる。これにより機能を集約、投資効果を高めることができるという点だ。

-中略-

効率的な投資--これは比較的わかりやすいだろう。ディック・ウォルベン氏が訴求するもうひとつの利点はミドルウェアを活用することで顧客が新しい成果を徐々に利用できるという点だ。


 ミドルウェアを活用することで、処理が変わったときにも、関係するアプリケーション全てを改良するのではなく、中核となるミドルウェアを改良することで一度に変えることができる。そして、表に出ないミドルウェアだからこそ、処理が変わったことを、ユーザーの目に触れさせにくい。総じて、大きな混乱なく、状態を移行できると言うことです。
 しかし、これらはビジネスシステム全部を掌握できるオラクルだからできることで、単一のソフトウェアを開発、サポートしているところではなかなかこうはいきません。その当たりは、大企業の利と言うところでしょうかね・・・

 もっとも、ミドルウェアを専門に開発しているところなども存在しますし、OSやプラットフォームベンダーがミドルウェアを提供する場合も珍しくありません。
 複雑化するソフトウェア開発において、ミドルウェアの重要性はこれからもっと増していくことでしょう。ある意味、OSよりも一般の目に触れない「中間管理職」を、頭の片隅にでも覚えておいてもらえると、彼らも少しは報われるのではないでしょうか。

中国失敗!しかし人ごとではない

2006-11-29 20:43:04 | Weblog
 人工衛星・・・20世紀から急速に重要度を増してきた情報戦略において、持つモノと持たざるモノの差が顕著に表れる、現代のキーアイテムです。

 しかしながら、開発に、文字通り天文学的な予算と時間がかかる宇宙開発。欧米や日本がじっくりと練り上げてきた宇宙開発分野は、本当の意味で科学のフロンティア、最先端といえるモノです。

 そこに参入しようとしている国があります。世界の超大国、中華人民共和国です。

 人民の尊厳と(リアルに)命をかけて行った有人宇宙飛行を成功させた中国が次に目指したのは、自国産の通信衛星でした。
 その中でも通信衛星は、国土の広い中国にとっては喉から手が出るほど欲しいモノ。それも、民主主義国に恩を売らない自国産のモノがなんとしても欲しい。

 しかしその試みは、まずは失敗に終わったようです。

「シノサット2号」技術ミスにより通信不能、未来の損害は1兆円以上に Record China

2006年11月28日、シノサテライト社が記者会見を行い、今年10月29日の深夜0時20分、四川(しせん)省の西昌(シーチャン)衛星発射センターで打ち上げられた中国の新世代通信衛星「シノサット2号」が、技術的なミスのため中継サービスが提供できなくなったと発表した。

 このシノサット2号、主な用途は衛星放送だったようです。実際、国土が広すぎてまともにケーブルを引いていたら洒落にならない位コストのかかるところを、衛星を使うことによって解決しようとしたことが狙いでした。
 しかしながら、太陽電池パネルの不展開とアンテナの伸長不良により、通信衛星として全く意味をなさなくなってしまいました。軌道には投入できたものの、結局はスペースデブリ(ゴミ)を一つ増やした結果になったのです。

今回完全に失敗したことによって、未来の5年間にわたって約1000億元(約1兆3000万円)の損失を被ることになった。

 中国の貨幣価値を考えると、額面通りに受け取らない方が良さそうです。

 ところで、この失敗を日本人は笑えるのかと言いますと、そうでもありません。

 今のところ、H2ロケットはひまわりの後継機の打ち上げを失敗している前科がありますし、X線観測衛星にしても、一番ウリの冷却機工の故障で、期待されていた性能を引き出せなかったというごくごく最近の例があります。

 要するに、日本にとっても全く人ごとじゃないのです。

 確かに、まだ中国は技術的に貧弱でしょう。しかし、宇宙開発において、日本がいくら優位に立っているとは言えども、まだまだ扉から一歩出ているか否かというところの差でしかありません。
 結局のところ、リスクが高いのには全く違いがないのです。

 この中国の失敗も一つの戒めとして、宇宙開発に携わる人たち、そして私たち傍観者も、よく考えておきたい一つの事例ではないでしょうか。

ケータイはクローンの夢をみるか

2006-11-24 23:59:59 | Weblog
出ない出ないと言われていた物が、とうとう出てしまいました。

クローン携帯。携帯にIDカードが搭載されるようになった頃から言われていた危険性ですが、キャリア各社は不可能と言い続けてきました。 しかし、海外キャリアとの提携という認証の穴を突いた特殊な状況下ではありますが‥‥確かに出来てしまったのです。

日本においては難しそうですが、「失敗する可能性のあるものは失敗する」と言うマーフィの法則を思い出しました。

ナンバーポータビリティの覇者は?未だ不透明

2006-11-09 23:46:09 | Weblog
 ナンバーポータビリティとは無縁の生活を送っている私ですが、起こっている物事については、それなりに関心を持っている訳ですよ。

 10月24日に始まったナンバーポータビリティサービスによって、携帯電話会社を替わる際にも電話番号を変える必要が無くなったことで、携帯電話の選択肢を狭めていた障害の一つが軽減されることになりました。
 とはいえ、電話番号が変わらなくてもメールアドレスは替わってしまうため、結局手間が少しだけ軽くなった程度。それでも、以前に比べれば劇的な変化な訳ですけれど。

 この改革によって、携帯電話キャリア間の競争が激化、キャリアのシェアが塗り替わるかも・・・?という憶測が飛び交っていましたが、蓋を開けてみると、そんなに大きな勢力図の変化は起こっていないようです。

「番号持ち運び」KDDI独り勝ち、新機種投入が奏功 Yomiuri Online

 制度が始まった10月24日から31日までの契約者の「転入」「転出」の差は、KDDI(au、ツーカー)が約9万8300台の純増だったのに対し、NTTドコモは約7万3000台の純減、ソフトバンクモバイルも約2万3900台の純減で、制度の滑り出しはKDDIの「独り勝ち」となった。

 au一人勝ち。何ともセンセーショナルな見出しですけれど、中身を見てみればわずか10万台程度の話です。数字だけを見ると、ドコモとソフトバンクからそっくりauに流れたという構図が見えてきますけれど、携帯市場が10月末で9,380万契約を超えている中では無視できる様な数字です。
 実際パーセンテージに直すと、

電気通信事業者協会が同日発表した新規契約や解約も含む10月末時点の各社別シェアは、ドコモが前月比0・1ポイント減の55・4%、KDDIは0・1ポイント増の28・3%、ソフトバンクは0・02ポイント減の16・3%と小数点以下の変動にすぎない。

という極小のせめぎ合いでしかないのです。

 要するに、「まだ戦いは始まったばかり」という事なのでしょう。「結局影響は無かった」と切り捨てるにはまだ早いと思いますので。今後、携帯各社がどのような戦略を持って望むのか興味は尽きません。

 ただ、ソフトバンクのような分かり難いのは、ちょっとカンベンしてもらいたいものです。

クール、ウォームそして「うちエコ」?

2006-10-31 22:41:45 | Weblog
 クールビズ大好きです。ネクタイ締めなくて良いの最高!あまり冷房に強くないので、設定温度が高くなるのには抵抗は少ないですし。
 ウォームの方は、去年はあんまり意識したこと無かったですねえ。職場でも上着は着っぱなしでしたし・・・スーツや作業着だと、あんまりもこもこ着込めないんですよね。

 実際、クールビズに比べて、ウォームの方はあまりぱっとしなかったようですね。どうしても閉鎖空間では、寒さ対策よりも暑さ対策の方が目に見えやすいのかもしれませんね。

 そんな中、環境省がエコの新しいキャッチフレーズを打ち出したみたいです。

今年の冬は「うちエコ!」 livedoor News

「ウォームビズ」の取り組みを「オフィス」から「家」の中に広げようと、環境省は31日、2006年の冬の取り組みの愛称「うちエコ!」を発表した。「ウォームビズ」の2年目を迎える今年の取り組みは、期間を11月1日から3月31日に定め、各家庭に衣食住を通して二酸化炭素(CO2)削減の協力を求めていく。

 要するに、暖房とか家電とかの使用率を下げて、CO2の削減をしようという試みを家庭でもやろう、って事です。

 何でも、ここ15年で、家庭でのエネルギー消費は三割増し。エアコン、家電、過度の照明・・・便利になるのも考え物ですね。改めて考えてみると、テレビや電子レンジ、エアコン、コンポなど、身の回りには待機電力が必要なものがあふれてますし、それらって大概消費電力が大きいものが多いですよね。
 で、冬になると、電気ストーブやエアコンの稼働率がガンガン上がって、さらに拍車をかけるわけですね。

 そういう点では、我が家は優秀ですよ、多分。
 なにぶん母屋にはエアコンがありません。古いので。離れの私の部屋のエアコンは、冬は沈黙を保っています。割と新しい建物なので、断熱がしっかりしているため、PCと自分の熱で、よほどの事が無い限り耐えられます。
 その替わり、家の中でも厚着をしたり、布団に潜ったりと、引きこもり気味になるのは難点ですけれど・・・

 ああ、これから一気に寒くなる・・・今でも夜外に出ると小寒いですからね。暑いより寒い方が嫌いな私としては、今年も厚着に暖かい飲み物で乗り切ろうかな。

メールアドレスが消える

2006-10-29 23:59:59 | Weblog
 メールチェックをしている最中に、目にとまったとあるタイトル。

「freemailサービス終了に関するご案内」

・・・ええっ!?

 私の使っているpop3対応のフリーメールサービス、freemailがサービスを完全終了してしまうと言うのです。「捨てメール」等と言いつつも、メインアドレスとして、かれこれ8年くらい使い続けてきたというのに!・・・長いな、8年。

freemailサービス終了に関するご案内

 まあ、最近新規募集も停止していたようですし、いつかはこんな日が来るかと思っていたんですよ。

 フリーながらPOP3が使えると言うことで、何かと重宝していたこのサービス。いざとなったらアドレスごと捨てるつもりで、外部に晒すのは全てこのアドレスですませて来ました。よほど信頼のあるサイト以外では、このアドレス以外は書き込んでいませんし、現実それで不具合は出ませんでした。他のアドレスは外部に出していませんので、ほとんどスパムの影響を受けなかったし、スパムが一点集中することで、処理も楽でした。

 しかしここに来て、「サービス停止」という最悪の不具合に見舞われるとは。

 フリーだから仕方が無い・・・そうは思っても、やはりやりきれない、悔しい、いや違いますね。寂しいですね。
 それこそ、ネットを始めた頃からのつきあいですので、なんとも言えない寂しさが募ります。

 とりあえず、必要な登録の置き換えを進めるとして。まずはお疲れ様。そしてありがとうfreemail。完全停止の1月末まで、もうちょっとがんばって。



 2011年のアナログ停波の時も、こんな思いに駆られるんでしょうかね・・・?

シンクライアントが「来る」日

2006-10-19 22:56:02 | Weblog
 「シンクライアント」という言葉をご存じでしょうか?はっきり言って、一般には全くなじみのない言葉ですし、個人ユースに限っては縁もゆかりもない技術です。

 シンクライアントとは、英語で書くと「thin client」となります。thinとは、”乏しい”とか”十分に無い”という意味です。そして、その名の通り「必要なものがごっそり抜け落ちているクライアント」こそが、シンクライアントのキモとなります。

 要するに、サーバーにデータやアプリケーションをおいておき、クライアントからは指示を出すだけ。後は、サーバーが画面表示の結果だけをクライアントに返すと言うもの。
 これをやる利点としては、クライアントはサーバーと通信できればいいため、必要最小限でいいこと。そして、たとえばOSのバージョンアップや、ソフトウェアの変更など、本来なら大変手間のかかる作業も、サーバーで一括処理できること。小規模ですと導入コストはかかるものの、その先の運用や端末の増減、ユーザーの管理にかかるコストの縮小が見込める、中規模以上のオフィスに適したシステム構成と言えます。

 そしてこの折、シンクライアントはコスト以外の側面からも注目されています。

シンクライアント 日経BP

 とりあえず、このあたりを参考にあげておきます。

 要するに、シンクライアントというのは、業務データをクライアントに保存しない・・・つまり、業務の中心的なデータを、サーバーから”出さない”運用方式といえます。
 となると、ユーザーがPCを持ち出して情報流出とか、クライアントの設定をいじって情報流出という危険性が限りなく低くなるわけです。ちょっと前に流行って未だに続いているWinnyからも蚊帳の外。部署が異動になっても、どこの端末からでも自分の環境を使える為、データの消し忘れなどが無い・・・そして、アクセスログが厳密に残るため、管理者がデータ等の一括管理まで行える、等という様々な利点がシンクライアントには存在します。

 もちろん、個々の端末のパワーは貧弱ですし、サーバーに極端な負荷をかけると、周りまで一蓮托生というデメリットだってあります。しかしながら、十分なバックアップ体制を取った上でシンクライアントを導入することは、セキュリティ一つの為だけにでも、十分に導入する価値があると思います。

 そもそも、オフィス用途で使用するならば、コントロールできる程度の負荷で収まるはず。それで情報流出が無くなるならば、十分にトレードオフできることでしょう。
 個人情報保護が叫ばれている・・・と言うか、企業の悩みのタネになっている昨今、とりあえず、個人情報メインの行政機関で導入してみるところが増えないものでしょうかねえ・・・