<オイル劣化判定は難しい?!>
この所、一日単位で晴れから雨、雪の天候が巡るましく変わります。
その上、寒さも加わるとなると、エンジンオイル交換も出来ておりません。
まぁ~悪天候で走行距離も伸びませんから、良いのですが。。。
そんな今日は、ATFフリュード(以下 ATFと記載)の劣化に付いてウンチクを捻ります。
尚、優しく優しくお話しますので、詳しい方は読み飛ばして下さい。
まぁ~難しいく話をしろと言われましても、出来ませんが。。。。
(@_@;)
【簡単にオートマチックトランスミッション構造】
このオートマチックミッション(以下 ATと記載)の構造が簡単にと申しましたが、難しいのです。
大多数のユーザーの方は、AT内部など見た経験は無いのかと?
アイシン・エイ・ダブリュ製 4速 AT断面です。
カムロードのA45DE ATもこれに準じています。
<簡単諸元>
電子制御式 オーバードライブ付き 4速AT
・伝達方式 トルクコンバーター付き
・変速数 3要素1段2相形(ロックアップ付き)
・変速比 4速 0.688 (変速比 1以下をオーバードライブと言います、変速比は参考程度)
ATで覚えていて欲しい内容は、ミッション内部には、ギア、シャフト、ベアリング、多板クラッチ等を内蔵していると言う事です。
この点がエンジンとは大きく異なる点です。
具体的にはATには、燃焼室が無いと言う事です。
上記写真の赤丸が多板クラッチと思われます。
(写真が不鮮明ですみません)
この多板クラッチに掛ける油圧を電子制御する事で、変速、ロックアップをコントロールしています。
以前、お話しましたが、小生はこのロックアップ制御が絶妙だと感じています。
燃費、エンジンブレーキの好影響を与える優れものなのです。
お話が脱線しましたが、AT構造からのフリュード劣化要因です。
【フリュード劣化要因】
1、多板クラッチのフェーシング摩耗粉。
2、ギアの噛み合い時に発生する圧力、ベアリング、ギア回転に伴うせん断作用。
3、温度上昇、下降による結露。
4、空気に触れることからの酸化。
参考にマニュアルミッション(以下 MTと記載)の透視図を見ます。
ATに比較し、何と簡単そうに見えますね。
因みに小生のType Rは、6速 MTですが、フリュード交換は5万キロ毎に行っています。
ATに比較し早い交換頻度と思いますが、フリュードが劣化して来ますと、シフトミスが増えるのです。
まぁ~MTのフリュード量は少量ですから、お財布にも優しいもので交換が出来るのでしょう。
お話が長く成りますから、今日はここまでとします。
フリュード劣化に付いては、AT構造がある程度理解して頂かないと、説明が付かないと思うのです。
フリュード劣化に付いては、各石油会社も具体的には公表していないようです。
自動車の使い方が千差万別で、規定のしようが無いと言う所でしょうか?
まぁ~各種情報と経験則ですが、当たらずとも遠からずでしょうから、時間がありましたらお付き合い下さいませ。
早く安定した天候が待遠しいですね。
<参考> トヨタ、 アイシン・エイ・ダブリュウ