kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

強化ブレーキパッドに付いて

2016-09-06 08:58:26 |  ブレーキ

<強化と弱点を天秤に掛けて>

台風12号は大した被害も無く、助かりました。

しかし、台風一過とは行かず、蒸し暑い朝を迎えています。

今朝は、ブロ友さんのリクエストに応え、強化ブレーキパットに付いて考えて見ます。

 

最初にお断りしておきますが、キャンカーは趣味の車だと思いますから、基本的には何でも有りと思います。

従いまして、以下の見解はあくまで個人的見解ですので、お聞き流し下さい。

 

キャンカーを含め自動車は、各メーカーが設計、製造、試験を行い安全性、耐久性、商品性を見極めた言うならば究極の姿だと思います。

特にエンジン、シャーシ部品に付いては、変更によりバランスが崩れ、思いも付かない不具合が発生する恐れも有ります。

ドイツ人の一部の人達はアウトバーンを200Km/hオーバーで走行する機会があり、車の改造は基本的に行わないようです。(保険の影響もあり)

それに比較し、アジア人、アメリカ人は車を改造する事に喜びを感じる傾向にあるようです。

 

そんな状況を見るに連れ、Kenyもエンジン、シャーシ廻りは基本的には変更しません。

シャーシ部品の内、ホイール、タイヤ位が例外で交換する部品でしょうか。

本題の強化ブレーキパッドですが、純正パッドは制動力は勿論の事、耐久性、ブレーキ鳴き性、耐フェード性(高温時の制動性)、ディスク攻撃性等を総合的に判断し仕様が決定されています。

 

現状カムロードのブレーキは、踏力(ブレーキペダルを踏む力)に比例し制動力が発生する良いブレーキだと思います。

その効き具合は、パニックブレーキを踏みますとABS(アンチロックブレーキシステム)が舗装路でも作動する位です。ABSはブレーキロック寸前状態を作り出し、理論的には最大限の制動力を発生させ、尚且つ操縦性も確保するすぐれ者なのです。(KenyのバンクスはABS装着)

ブレーキの制動力は、ロックしてしまいますと逆に低下してしまいます。

そのような設定がされています、ブレーキシステムの変更はKenyにはあり得ないと言う所でしょうか。

 

現状のブレーキで不満があるのは、ブレーキダスト(パッドの摩耗粉)の発生が多い事です。

矢印部、黒塗装の上に茶色のブレーキダストが堆積しているのが、見えるでしょうか?

まぁ~100Kmも走りますと、この有様ですからブレーキダストが多いと言わざるを得ないですよね。

これを所謂、強化ブレーキパッドに変更しますと、更にブレーキダストは増加傾向と成ります。

それに忘れてはいけないのは、ブレーキディスクへの攻撃性です。

極論を言いますと、制動力を上げるにはパッドの配合を変更し、ブレーキディスクへの食い付きを良くすれば良いのです。しかし、その半面ブレーキディスクは異常に早期摩耗するやも知れません。

また、摩耗状態に依ってはブレーキジャダー(ブレーキディスク板厚不動よりブレーキペダル、車体に振動が発生する事象)が発生する場合も有ります。

 

と、ここまでは強化ブレーキパッドの弱点のお話でしたが、実はセカンドカーのType Rにはセミレーシングパッドが入っているのです。

(@_@;)

まぁ~掃除不足も有りますが、ブレーキダストは最悪状況です。

それにディスク摩耗粉も相当発生しているらしく、ホイール塗装面に焼き付きブラシで擦る位では落ちないのです。

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これは、小生が購入したパッドでは無く、息子が買いガレージに転がっていた物を純正パッドが摩耗した際、取りあえず入れ替えた結果なのです。

まぁ~制動力は向上しますが、あまりお勧めは出来ません。

そんなこんなで、小生的には強化ブレーキパッドはあり得ないと言う所です。

それにしてもバンクスのホイールは新品とは言え、Type Rのホイールは汚れています。

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このように純正に比較し、所謂強化部品と呼ばれるものは、一つの特性を強化しますと他の特製が有る意味劣化、弱点と成ります。

そんな意味で純正は総べての特性の最大公約数的に、最善を狙ったものと言えそうですね。

そう言えば、強化パッドはブレーキ鳴き性も敏感となり「キィーキィー」と良く鳴くような。

 

結論ですが

強化は弱点との天秤で、良く良く吟味される事をお勧めします。