なんだかんだいって、今年の師走は総選挙のことで占められてしまった。安倍晋三政権はこれまでの2年+この先の4年で、合計6年の長期政権を担うことが決まった。これまでの選挙にしても、今回の選挙にしても、一票を投じた責任を感じて日本国民として生きていかなくてはならない。
景気も外交も復興もエネルギー政策も、一朝一夕に解決することではあるまい。そして医療費の問題も。
医療に関しては、問題が山積しているが、私を含め、医療者のほとんどは税金で勉強をさせていただき、ライセンスをとったあとも税金で養ってもらっていることを自覚し、医療資源の無駄遣いを減らす努力をしていかなくてはいけない。
そして、日本の医療を世界に発信し、世界の医療を牽引する気概を、一人一人が持つことが大切だと思う。
良心に従って、社会への奉仕者となる
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自分のほうがあの人より幸せだと確認したくなる。
これが嫉妬とか焼きもちのはじまり。健康で元気ならそれで十分幸せだとは思えない。
ノーベル賞受賞者や数億円の年収を稼ぐスポーツ選手には嫉妬しないのに、身近な、生活レベルも能力も似たような人に対しては嫉妬する。
たとえ能力の高い低いがあったとしても、それすら所詮同じ人間の間。象にもクジラにもライオンにも誰一人かなわない。
それなのに、私は誰かに嫉妬して、誰かは私に嫉妬する。
人との差に悩んでも仕方ない。人との差とはただ単に人との違いに過ぎないのに。
私はあの人になることはできないし、あの人は私にはなれない。
違いを受け入れるのは難しいけど
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先日乗っていた電車でのこと。
車両の少し先で人が倒れたらしい。車両の真ん中と、端っこぐらいの距離だったので、不肖コロ健しばらく遠目にみていた。
すぐに起き上がるだろうと思っていたのだが、なかなか起き上がらない。心配になってコロ健も近づいていったら、おじさんが倒れていて、2、3人の人が囲んでいた。
ぐったりしていたので、声をかけたら返事があったのだが、手を握ったら冷たい。それでも脈はしっかりあったので、そのままじっとしていてもらった(詳細以下略)。その後、駅員さんが来てくれたので、あとはお任せした。
病理医であるコロ健がそんなところに出しゃばったところで意味は無かったかと思ったりもしたが、そういうわけではなかった。
あとでその時のことを思い出すと、まずはAEDが必要な状態かを確認しにいった。そして、心肺に問題のないことを確認したあと、問診をして様子を見て。と、まあ、たいしたことはないけど気づかぬうちに、視診、触診などしていた。
なお、そういうところで、「医者です」と名乗れるほどの自信はない。「あんた、何者?」と聞かれたらそう答えるだろうが、やはり臨床医ではない。
今日は午後から研究会議があった。
朝食のときに大学生の息子が私の顔をしげしげと見て、「・・・、今日も仕事?」と聞いて来た。「ああ、そうだけど」と返事をした。休まず仕事ばかりしているのがいいとは思わないが、私の仕事量は少ないほうだ。人と比べてどうこういっても仕方が無いが、私よりやっている人は多い。
というようなことを、先日考えた(『休むときには休んでいいから』)ことと併せて思い出して、難しい気分になった。だが、沖縄、福岡と出張が続いたので、今日は久しぶりに少なくとも午前中は空いている。私が家にいるとどこにでもついてくるフラットコーテッドレトリバーのナイトを連れて、ちょっと散歩に出かけた。
コースは先日の『鎌倉からの富士山ポイント』。ここから見える富士山は真っ白だ。
普段と逆回りのコースをとったので、今日は焼き芋屋さんは素通りした。
ほんの1時間ほどの散歩だったが、ずいぶんリフレッシュできた。これが私の元気の源。
Before After
そして、いざ会議。6診療科+基礎医学系入り乱れた、4時間の長丁場。むちゃくちゃ緊張して一瞬も眠くならないものだった。逃げ出したくなるようなものだったが、なんとかかんとかプレゼンテーションもできた。
みなさん、おつかれさまでした
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寒い地方では本格的な雪のシーズンが訪れ、交通機関にも支障が生じているようだ。
季節というものがいつも同じように過ぎていくのであれば、ずっと同じように対応していたらいいけど、季節というものは移り変わるものだ。
人生もこれと一緒で、変化していく。晴れの日があれば、風の日があり、土砂降りの雨の日もある。そのときどきで楽しかったり、つらかったりする。
だが忘れてはいけないことがある。季節がどれほど移り変わろうとも、大地はかわらない。これと同じように、人そのものは変わらない。少しづつ地形が変わるように年はとるが、これは仕方ない。
表面を雨風に被われようとも、大地は不変であるのと同様に、人も身のまわりで何があろうとも、その心と肉体が変わるものではない。
向かい風だったり、追い風だったり
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いろんな時代にいろんな人がそれぞれの人生を歩んでいる。
2014年11月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:168ページ
ナイス数:123ナイス空也上人がいた (朝日文庫)の感想
登場人物は三人。これでも物語というものは成立するのだから、不思議だ。というよりは、人はせいぜいこのぐらいの人数としか深く関わることはできないのだろう。それも、それぞれの人のごく一部。短いかかわりと小さな事件で話は終わる。山田太一の小説は初めて読んだが、味わい深く、楽しく読むことができた。そのうち、映画かドラマになるだろうが、その時の配役が今から楽しみ。吉崎さんにはあの俳優、重光さんにはあの女優、草介くんにはこの俳優、と思うところがあるのだか、まあだいたいは裏切られるので期待しないで待っていようと思う。
読了日:11月7日 著者:山田太一
読書メーター
人それぞれを理解して
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