不肖コロ健、当年とって、51歳である。
名実ともに立派なおじさんだ。おじさんというのは若い人からみると、ある意味、人生のこと、社会のことをよく知っている人のことになる。
だがしかし、少なくとも、コロ健おじさんの場合、人生のこと、社会のことなど何一つわかっておらず、日々生き方を悶々と悩みながら過ごしている。
家族とのこと、仕事でのこと、社会のこと、日本のこと、世界のこと、そういったことすべてを含めての自らの生き方。自分がどうしたら(どうそれらに適合したら?)いいのかわからないでいる。
見た目と内実のギャップは大きく、その間を埋めることはなかなか容易ではない。
それなのに、世間はそのことを許してはくれず、見た目で権威付けして、高い内容を求める。意地悪な話だ。
年をとるとはこういうことを強いられることであるが、逆にこうしたことを利用して虚勢を張ったりするのもいけない。
なかなか大変なことである。