こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

亡命、抗議、ウォシュレット

2021年08月04日 | 日本のこと、世界のこと
 今朝も1日暑くなりそうな青空だったが、昼間はどうだったろう。
 ヨーロッパ最後の独裁国家といわれているベラルーシの陸上選手が、帰国すれば投獄されるかもしれないと亡命を希望し、隣国ポーランドが受け入れた。軍事クーデターのあったミャンマーのサッカー選手も先日亡命した。祖国に帰りたいけれども帰ったら大変なことになってしまうから帰れない、なんて悲しいことだろう。幸い、日本はそういったことを心配することはあまりない。テロリスト以外に亡命を余儀なくされた人はこれまでにいただろうか(彼らには彼らなりの正義があったわけだが)。

 東京オリンピックの表彰台上でLGBTに関する抗議のポーズをとった選手が問題となっている。日本人選手でそのようなことをした人は記憶にない。そういう場で声を上げる人が日本からなかなか出てこないのは、個人の意思が極端に抑圧された国だからなのかそれとも均質化された国だからなのか、これがいわゆるザ・ムラ社会なのかよくわからない。日本にマイノリティーがいないとは言えないが、ほとんどの人が日本語を話すことができるという点では極端に均質化された社会であって、多様性というものを理解することは難しい。

 もう15年も前の話になるが、歌手のマドンナがウォシュレットに惚れ込んだという話があった。あれからずいぶん経つので今では世界中でウォシュレットが当たり前になっているだろうと思っていたがそうではなかったらしい。どこかの国の選手はウォシュレットがうまく使えなかったらしい。外国でウォシュレットが普及しないのには、水の問題とか主食のこととか、いろいろ理由があるのだろうけど、もう少し普及してもいいような気がする。それはさておき、ウォシュレットに象徴されるのは、駅のトイレにウォシュレットがあって、それが壊されていないこと、盗まれていないことではないか。

 こういった話というのはただ単に文化の違い、考え方の違いに過ぎない。だが、日本の未来は暗い、不景気が来る、そんなことばかり書き立てていったい何になるのだろう。日本には少なくともある程度の自由が担保されていて、あれこれ発言してもそんなに咎められない。そして誰でもウォシュレットを使いこなしていること、そういったことが幸せであるということをもっと取り上げたらいいのにと、思う。

 そんなに日本に不満があるのなら、政治について興味を持ち、より良い政治家を育て、みんなが投票に行って国を少しでも変える努力をしたらいいのにとつくづく思う。それができないのならば、この程度で我慢するしかあるまいし、文句を言ってはいけない。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (リディア)
2021-08-05 06:05:35
コロ健先生、おはようございます。
投票は毎回、行ってます。
ギリギリまで考えて決めておりますが、、、。

ベラルーシの選手に対する、
人道的ビザの発行がなされたことは、
良かったことと思いますが、
祖国に残された御親族の身を案じています。
選手と同じように、
何らかの配慮がなされていれば良いのですが。
恐らく、
安全が確保なされているから、亡命の件も発表されたのでしょうけど。
返信する
Unknown (コロ健)
2021-08-05 19:30:17
リディアさん、いつもありがとうございます。
一人一人の行動が世の中を変えることになる。そのことをしっかりと考えながら生きていきたいものです。
返信する

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