こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

これ、買ったときは高かったのよ

2014年03月26日 | 日々思うこと、考えること
ガラクタ、という言葉がある。値打ちのないもの、という意味だが、元々はどれもが値段がついていたものだ。

買ったときはけっこうな値段だったが、いったん誰かの手に渡り中古となると値段はとたんに下がる。
「これ、買ったときは高かったのよ」とは、たくさんの、今やガラクタとなってしまった品物を捨てるに捨てられないでいる人がよくつぶやく言葉だ。


わが家にも、そんな中古品が多くある。亡くなった義理の父が買い求めた高級家具。
どれも思い出と手あかにまみれている。

新品には思い出も手あかもついていない。
だから、どんなものでも多少は欲しいと思う。だから、同じものなら新品の方が中古よりいい。それは当然だ。

だけど、新品を売るには売れないというリスクがある。
どんなに高価な品でも値段とものの価値が折り合わなければ誰も買ってくれない。仕入れは無駄となっていまう。



要らなくなって売られるのが中古品、在庫のリスクを抱えるのが新品。

中古品の値段がどうして極端に下がるのかやっとわかった。
だから、「買ったときはたかかったのよ」という言葉、たしかにそうだったかもしれないけど、価値の押しつけに意味は無い。

商品の値段とはリスクの値段 
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