どんなワクワクが今日はあるかな？

仕事に向かう途中、
「今日は、何の仕事あったっけ？いつもと、おんなじで、忙しいだけで、気がついたら一日終わってるんだろーなー」と思いかけた。

だけど、今日のコロ健、いつもと違った。

思いかけたけど、そこで踏みとどまったのだ。そして、「こう考えようよ」と思った。

「今日は、仕事でどんなワクワクすることがあるだろう？
貴重な症例、難しい症例に出会うかな？どこかで誰かといい出会いがあるかな？」
（医者という職業は因果なもので、貴重な症例、難しい症例というものはすべて患者さんがいるからいえることで、患者さんの罹患という犠牲の上にあることは重々承知の上でのことです）

そして、実際にそう考えながら出勤した。
病院の入り口をくぐるときには、とても晴れ晴れした顔をしていたと自分でも思う。

こういうことだったんだ。なんで気がつかなかったんだろう。
「次はどんなワクワクが待っているかな？」

そう考えながら仕事をしたら楽しくなった。
難しい症例を丹念に診て、診断書を書く。
これの繰り返しだけど、これがワクワクすることだった。
私の仕事は、病理だけど、そうでなくてもどんなことをしていても、ワクワクできるに違いない。

人間は自分の時間を使いながら前に進んでいく。そこには必ず何かがある。

どんなことが待っているだろう？それをワクワクしながら前に進んで見に行く。
毎日、そうして進んでいけば、きっと楽しく過ごしていける。