こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

立って半畳寝て一畳

2008年01月10日 | 日々思うこと、考えること
五年ぶりか六年ぶりに、大学院の同期に会った。他の科の大学院生だったのだが、病理学教室で私と一緒に研究を行った仲だ。
自分の心に嘘をつかずに話すことのできる数少ない人間の一人で、今夜も嘘偽り無く話すことができた。
その彼と別れたあと思ったことは、今の社会が生きにくい理由の一つは、温暖化もあるけど、嘘が多過ぎるせいではないのかな?ということ。政治家、高級官僚などという地位の高い連中なんて、毎日交代で嘘をついている。
だから、真面目に生きている人間が馬鹿に見える。これはまずい。ちなみに、病理診断は嘘がつけない。医療行為なので当然なのだが、さらには病理診断では標本という証拠が残るというせいもある。
同じ医者でもインチキをする奴もいる。昨日は痩せ効果のある薬を売りさばいていた医者が逮捕された。こいつも医者を志した時はこんなこと思ってもいなかったと思う。だけどどうしてこんなことになっちゃったんだろう。お金のせいなのかな?
報道からだと元防衛事務次官は結局は私腹を肥やしていたようだ。
立って半畳寝て一畳。嘘をつかずに、自分のあるべき姿を素直に見つめて生きる。”世界中の”みんなが、こんな気持ちでいられたら、もう少し住みやすい世の中になれるように思うんだけど…どうなのかな?