群馬ケンミンのひとりごと2

群馬に住むケンミンが県内の出来事やイベント・鉄道旅行などを紹介しています。

立てばシャクヤク、お菓子はラスク、歩くコースに上毛三山

2010-06-05 21:27:00 | JR東日本
今年4月で10周年を迎えたJR東日本主催の「駅からハイキング」。
今回は高崎市で開催です。JR高崎線倉賀野駅から歩き始めて新町駅までの約13km、約3時間のコースです。電車が倉賀野駅に到着するとハイキング姿の参加者がどっと降りてきました。


改札を出て所で、駅長さんが出迎えていました。受付でコースマップと参加品として缶バッジをもらってスタートします。この日は晴れて暑い陽気となりました。このハイキングには関東一円から参加しています。

旧中山道を歩き始めて、日光例幣使街道へと歩きます。コース途中には、麦秋を迎えた場所もありカメラで記念撮影している参加者も見られました。


最初に訪れたことは、群馬の森です。県立近代美術館では本日より世界遺産「アンコールワット展」が始まりました。県立歴史博物館では第88回企画展「粉もの上州風土記~ヒルバテイから焼きまんじゅうまで~」を開催中です。どちらもハイキング参加者には割引で入館できました。


齋藤リポーターは「ヒルバテイ」が気になったので歴史博物館に入館しました。群馬の小麦の生産は全国4位で粉もの文化が昔から盛んです。今回の企画展には食品サンプルが展示してあります。フラッシュを使用しなければカメラ撮影できるるので、「ヒルバテイ」を撮影しました。

「ヒルバテイ」とは「昼に食べるうどん」のことです。群馬では、うどんは夕食に食べるのが普通ですが、特別な日、昼にうどんを食べることがあります。お盆や結婚式の時などです。

群馬と言えば、「焼きまんじゅう」です。次の2枚の焼きまんじゅうの違いが分かりますか?


まんじゅうの数、4個と3個に違いだけ?いえいえ。4個は昔からある餡なしで、3個は最近見られる餡入りです。ケンミンに言わせれば、「餡入り焼きまんじゅうは邪道です」

群馬の森を出ると、面白い看板を見つけました。

夜になるとタヌキが現れるのでしょうか。

ハイキングは、烏川を渡って堤防上の県道高崎伊勢崎自転車道を歩きます。

自動車は走って来ませんが、自転車が多く走っています。ハイキング参加者は中高年の方が多かったのですが、最近は若者や家族連れの参加者も見られます。

温井川野草広場に到着。昨年のハイキングでは、シャクヤクの花の見ごろを過ぎてしまっていましたが今年は丁度見ごろを迎えています。シャクヤク以外にもたくさんの花が咲いていました。



最後はガトーフェスタハラダのラスク製造工場に立ち寄ります。ここでラスクのプレゼントがありました。

このラスクはフランスパンから製造されていますが、フランスパンの原料も小麦が使用されています。

新町駅まで行く途中に「幸楽苑」があったので寄りました。中華そば290円(税込304円)です。


「幸楽苑」は昭和29年、福島県会津若松市にて「味よし食堂」にて創業しました。しかしラーメンが不評のため東京・四谷の「幸楽飯店」にてラーメン作りを修行して店名を「幸楽苑」にしてオープン。現在は全国に426店舗を展開しています。

麺は多加水熟成麺なので水分比率が高く、熟成しています。1日34万食を製造しています。餃子は1日110万個を製造しています。福島県民はラーメンに酢をかけて食べるそうです。

そして新町駅にてゴールです。参加者のみなさんはラスクの紙袋を手にした人が多かったです。

今回は「小麦ハイキング」になってしまいました。

ではまた。