kenharuの日記

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サロベツ原野

2012-06-20 | 旅行記
昨夜は、「油臭さ」が売りの豊富温泉に浸かって、豊富駅前にP泊した。

今朝は4時起きして、サロベツの湿原センターに向かった。
湿原センターは、最近移転、新設したばかりである。
新設後のセンターには、初めての訪問になる。


新しいセンターは設備が良いし、トイレは新ピカのシャワー式で、嬉しいことに24時間使える。
朝の早いバードウォッチャーを考慮してくれたのだろうか、とてもありがたい。
キャンピングカー旅のP泊場所としても快適である。

旧センターまわりの湿原は、乾燥化が進んで笹が生茂っていたが、新センターの湿原には、笹の侵入が全く見られない。

カメラを担いで湿原に入ると、遠くに利尻富士が見えた。

黄色はエゾカンゾウの花。青色はヒオウギアヤメ。

数は少ないが、ワタスゲも今が見ごろだ。


少し疲れ気味なので、今日の鳥見は午前中だけにして、午後は昼寝をしたり、のんびり過ごすことにした。

今日の掲載写真は、黄色い小鳥を2種。
まずは、ここサロベツの看板とでも言うべき、シマアオジ。

年々減少し、国内で見られるのはサロベツ原野ぐらいになってしまった。

1時間に1回ほど、このソングポストにとまっては、美しい声で歌う。


次は黄色い花と、キマユツメナガセキレイ。

黄色い鳥小鳥、なぜなぜ黄色い、黄色い花を食べた。
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子育て

2012-06-19 | 旅行記
道の駅「富士見」の朝。
6時半ごろに起きると、お隣に泊まっていた鳥カメラマンたちは、とっくに出かけていて、誰も残っていない。
鳥見は早朝が当たり前なのに、ボクらはだらしのない鳥屋である。
朝ドラを見ながら朝食を終えると、昨日の原生花園へ出かけた。

金浦原生花園に到着すると、ノゴマが美しいさえずりで出迎えてくれた。

この看板は、ソングポストになっている。

今日は、金浦原生花園とサロベツ原野で、沢山の写真を撮った。
その中から、親子に関する画像だけを掲載する。

まずはノゴマ。
原生花園の木道に、静かに座り込んでいると、バッタをくわえたノゴマのパパが、ボクを警戒しながら、じわじわと接近してきた。

そして、ボクから5メートル先の、木道脇の草むらに飛び込んだ。

今度は、茶色い幼虫をくわえたノゴマのママが、同じように警戒しながら接近してきて、これもまた、同じ草むらに飛び込んだ。


ははあ・・・
あの草むらには、食べ盛りのヒナが居るらしい。
そおっと覗いてみると、可愛らしいヒナが見えた。

ノゴマのヒナが見られるとは思わなかった。
ノビタキのヒナに良く似ている。


次はノビタキ親子の様子。
これは巣立ちしたばかりのヒナ。


ヒナは腹ペコなのか食いしん坊なのか。餌をねだって、パパとママを追いかけ回していた。
「ママ、ご飯ちょうだい!」


「ちょうだいったら、ちょうだい!」


たまらずに、ママは逃亡。

この繰り返し。

子育ての様子を見ていると、心がなごむ。
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金浦原生花園

2012-06-18 | 旅行記
新十津川のふるさと公園の朝。
今日は快晴。

朝飯を食べ、NHKの朝ドラを見終えると、公園内をウォーキング。
雨で汚れた車を磨いてから、給水して、出発した。

国道275を北上し、道の駅「田園の里、うりゅう」で野菜を買う。
これから、買い物が不便な場所に向かうので、留萌では大型スーパーに立ち寄って食料を買い込んだ。
スーパーの駐車場で、偶然、留萌在住のキャンピングカー乗りであるSさんに出会った。
目立つキャンピングカーに乗っていると、こういうことが時々ある。
後日の再会を約束して別れ、日本海沿いの国道232を遠別町まで走り、今日の目的地である金浦原生花園に到着した。
花園はエゾカンゾウが満開。


カメラを担いで木道を歩き、ノドの赤い小鳥、ノゴマを探した。
繁殖時期のノゴマは、美しい声で囀る。


虫を捕らえては、繁みの中に運び込んでいた。


ノビタキも沢山居るが、巣立ちビナらしい姿を発見して驚いた。

これは随分早い巣立ちである。

夕方、道具を片付けていると、地元の鳥見友達から電話が入った。
「今、どこに居るの?」と聞かれたので居場所を言うと、「待ってて、10分で会いに行くから」。

数年ぶりの再会なので、話が大いに盛り上がり、いつのまにか回りは暗くなった。

友人と別れてから、旭温泉まで車を走らせた。

北海道の日本海沿いの温泉は、単純な塩泉が多いのだが、ここの泉質は特別に素晴らしい。赤茶色の塩泉と、柔らかなモール泉の2種類が楽しめる。

湯上りには、今夜のP泊場所である、道の駅「富士見」に移動。
いつもよりも遅い夕食を食べ、真夜中のブログ更新となった。
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新発想「アイドリング発電の活用」

2012-06-17 | 旅行記
早朝の4時半に小樽港に到着した。
ほとんどの車はフェリーを下りると、そのまま走り去って行くが、ボクらは埠頭の駐車場に残った。
まずは、車内から自転車を下ろして、バイクキャリアに戻す。
それから、「また車上生活が始まったね・・・」などと話しながら、車窓を眺め、ゆっくり朝食をとった。

色内埠頭公園に立ち寄って給水をしてから、札幌の友人宅に向かった。
友人のFさんは、ボクにとって電気の師匠である。
Fさんがトライしている「アイドリング発電の活用」は、キャンピングカー乗りにとって新発想と言えそうである。朗報と言っても良いだろう。
上陸の初日に、その新発想を学びに、立ち寄らせてもらうことにした。

訪問の顛末は省略するが、新発想というのは、アイドリング発電をもっと利用しようとするものである。
一般に、アイドリング時の発電量は「僅かなもの」と思われているが、実はそうではない。
もともと、オルタネーターの発電電圧は14ボルト前後だから、サブバッテリーを満充電にするためには、最後の一押しが足らないものの、通常程度に充電する能力はじゅうぶんにある。

新発想による、当面の狙いは、
・発電機は積まずに、アイドリングでサブバッテリーを充電する。
・電子レンジの電源は、(サブバッテリー)+(オルタネータ)でまかなう。
というものである。
これを可能にするための配線仕様については省略するが、Fさんが実験した、興味深いデータを以下に紹介する。

①サブバッテリーのみで電子レンジを使うと、90A流れた。
②アイドリング状態で電子レンジを使うと、5分後には、サブからは12A流れて、オルタネーターからは66Aが流れた。
つまり、アイドリング発電を併用すれば、サブバッテリーの負担を数分の一に減らすことが出来るということになる。当然、サブが受けるダメージも小さくなる。

今までは、「ホンダ発電機16iを積めば、安心して電子レンジが使え、電力不足時にはサブを充電出来る」と考えていたが、アイドリングを上手に活用すれば、発電機を積まなくても、快適な長旅が出来そうなのである。
今日は、Fさん宅でボクの愛車を診断してもらい、今の配線のままで「アイドリング発電の活用」が可能であることを確認してもらった。
愛車の配線を点検整備してもらい、いろいろ教えていただいて、おまけにご馳走にまでなってしまった。(なお、Fさんのベース車はハイエースで、ボクのはカムロードディーゼル。いずれのオルタネーターも130Aタイプ)


午後は雨の札幌を後にして、北上を開始。
書店に立ち寄って「HO」を買い求め、温泉手形の使える新十津川温泉まで走った。
P泊はふるさと公園の駐車場・・・昨年、体調を崩した時に、数日間滞在させてもらった場所である。
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新日本海フェリー

2012-06-16 | 旅行記
まずは昨日のトラブル・・・
カミさんの運転で高速道路を走行中に、リヤクーラーを使ってみたら、冷風が出ない。
原因はガスを通す電磁弁の固着にようで、今回が2回目の故障になる。

前回は2年前で、それもまた、北海道へ出かける途中で発生している。
クルマを購入してから一度もリヤクーラーを使わないでいたため、ガスを通す電磁弁が固着したらしい。夏が終わって、北海道から帰宅してから、電磁弁の交換をしてもらった。
それ以来、また2年間も使わずにいたものだから、再び弁が固着してしまったようだ。

猛暑に襲われれば、リヤクーラーが必要になるかもしれないので、今回は少し悪あがきをしてみた。
サードシートの下に、リヤクーラーの電磁弁がある。
中央の丸いのがそれだ。


まずは、電磁弁を金槌で軽く十回ほど、カンカン叩く。
運転中のカミさんが振り向いて「何やってるの?」。
「修理修理!」
リヤエアコンのスイッチを入れてみたが、冷風は出ない。

今度はエアコンのスイッチを入れたままで、さらに数十回、カンカンカンカン・・・
壊れたものなら、もう壊れないだろう。
ダメ押しのつもりで、電磁弁の電源コードを、何度か抜き差しして火花を飛ばしてみたら、やっとのこと冷風が出始めた。
固着した弁は、一度動けば、当分は大丈夫。


さて今日は・・・
関越道の越後川口SAで朝を迎えた。
昨夜は早く寝たのだが、大型車のアイドリングがやかましく、静かに眠れたのは真夜中の12時を回ってからだった。
風邪が治りきっていないせいもあり、寝起きの頭がスッキリとしない。
天気予報どおりに、細かい雨が降っている。

洗顔が済むと、朝食前に出発した。
1時間後に、新潟西インターチェンジで高速を出て、8時から営業しているイオンの駐車場に入った。
朝食を食べ、買い物を済ませると、新潟港のフェリー乗り場へ移動した。
新日本海フェリーは、クルマの長さチェックが厳しいので、背負っていた自転車を、車内に入れてから乗船した。

乗船するやいなや、大浴場で入浴。
湯に浸かりながら、フェリーが埠頭を離れる様子を、窓越しに眺めた。
湯上りには、早めに昼食をとって昼寝。
しっかり体調を整えておこう。
明朝4時半に、小樽港到着だ。
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新潟へ

2012-06-15 | 旅行記
午前中に最後の積み込みをして、午後1時に自宅を出発した。
新潟港までの行き方は、去年と全く同じだ。
国道16号を西に走り、17号を右折。
桶川北本インターで圏央道に乗り、鶴ヶ島JCTで関越道へ乗り換える。

今夜のねぐらである越後川口SAまでは、桶川北本ICから200kmしかない。
旅の初日は、出発準備で疲れているから、これくらいの走行がちょうど良いのだ。
おまけに、SAで1泊すれば、高速代が5割引にもなる。

越後川口SAの駐車場に到着。

後の土手の、向こうは信濃川。

土手の遊歩道を散歩しながら、見下ろした信濃川。

田んぼは田植えが終わったばかりだ。
爽やかな眺めだった。
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積み込み

2012-06-14 | その他
今日は出発の前日。

丸一日、持参物の準備と、その積み込み作業に追われた。
最も大変なのは、カミさんが担当する衣類と寝具だ。
「セーターは持っていかないから、寒ければフリースの肌着に、冬物のシャツとジャンバー着てね」
「はい」
「ズボンは冬物2本、合い物2本、夏物2本・・・」
「はいはい」
選ばれた品々が居間の床に並ぶと、それをボクが積み込む。
衣類が終れば、あとはストレスを感じない作業だけになる。

夕方になって、あらかたの積み込みが終った。
最後に残したのは食料品で、これは明日の出発まぎわの仕事になる。


猛暑時にしか使わない寝具や扇風機は、屋根の上にくくりつけた。

サケマス釣りのタモも見える。

今年は久しぶりに自転車を持参する。

8月のひと月だけ、借家暮らしをするからである。
借家は、去年偶然見つけた小ぎれいな物件で、短期の観光目的でもオーケーという掘り出しものである。
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何か忘れてないか・・・

2012-06-13 | その他
テレビが「北海道で氷点下の冷え込み」を報じていた。
今日はカミさんが寒さ対策の再点検をした。
北海道で寒さに震え上がり、現地で防寒着を探したが、もう冬物は売っていなかった、という経験がある。

3ヶ月もの長旅を前にすると、「やり残していることはないか」「忘れものはないか」という不安が大きく膨らむ。
過去の経験で作った「出発前チェックリスト」は、90%が「物品」のリストだから、これは準備の一部をカバーするに過ぎない。
向こう3ヶ月間に起こりそうな事柄を予想して、対策しておかなければならないのだ。

不安が最高潮に達するのは出発まぎわである。
やり残しはないか、忘れものはないか・・・
自宅を出発しても、しばらくそれが続く。
今なら、まだウチに戻れる・・・

そしていつもそうだが、高速道路に入ると胸騒ぎが収まり、巡航速度で走り始めれば、気分は完全にクルマ旅モードに切り替わる。
思うのは行き先のお楽しみばかりで、もう自宅を振り返ることは無い。
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アイデアリモコン

2012-06-12 | その他
「お前らしい」と笑われている、自宅の快適化事例。

これは天井灯用のリモコン


これは浴室暖房乾燥機のリモコン

リモコンの右手に浴室がある。

ビール缶を切って貼り付けただけだが、何のための工夫かは一目瞭然。
ボクのオリジナルアイデアだが、どこかで誰かがやっていそうな気がする。

あらかじめリモコンに装備すれば、実用新案がとれるかもしれない。
しかし、リモコンの便利さで本体を選ぶ客は居ないだろうから、まあ売れないアイデアだろうな・・・
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長旅用の調理設備

2012-06-11 | その他
長旅と短期旅では車載設備のニーズも異なる。
その一例が、車の外に引き出せるガステーブルだ。
短期旅なら、狭い車内で作れる料理だけで十分だが、長旅になると、油炒めや焼きサンマを食べたくなることもある。

長旅用設備の一例として紹介するのが、友人のお手製「車外のガステーブル」。
小さな収納庫を上手に利用した事例である。


引き出したスライドテーブルは展開が可能。


展開すればカセットガスコンロが載る広さになる。


テーブルのフチに風防兼目隠しを挟み込む。


これは、道の駅で貰ったオカラを使い、ボクらのぶんも含めて、ご亭主がオカラハンバーグを焼いているところ。

「このテーブルが出来てから、主人も料理をするようになりましたわ」と、奥様が喜んでいらっしゃる(笑)

これがあれば、匂い・煙・油・湯気を撒き散らすような調理が可能なので、車上生活のメニューが多彩になる。
「車外にテーブルを出せばやれるじゃないか」「地べたで調理すればよい」と言う人が居るかもしれないが、それは続けられる方法ではない。
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