糸鋸で組み木を切り出す手順は、初めてだと少しややこしい。
組み木のピースが4つだけで出来る「子象」を例に、その手順を書いておく。
写真はミニサイズなので、もう少し大きくしたほうが作りやすい。
これが切り出せれば、あとはピース数が増えても、同じ手順を繰り返せば良い。
手順は以下の通り。
(注:平面図の実線は平面図から切断する線です。側面図の実線も側面図から切断する線です。平面図からの切断によって側面図に現れる切断線は書いてありません。その逆も同様。)
1.眼の穴を開ける。
2.平面図で、角材に穴を開け、そこから切り始めて子象の外周だけを切り抜く。
3.切り抜いた部分が抜け出ないように、透明粘着テープを巻いて角材の形を維持する。
4.同様に側面図の外周を切り抜き、やはり透明テープを巻いて、角材の形を維持する。
5.平面図で、角材の外側から切り込んで①ピースを切り離す。既に鼻先部分は切り終えているので、残り部分を切れば取り出せる。
6.側面図で、②ピースを切り抜いて取り出す。これも角材の外から切り込んで構わない。
7.平面図で、③ピースを切り離す。
8.側面図の、④ピースを角材から抜き出す。
バラバラになったピースは、尻の方から順番に組んで、最後に鼻を組んだら眼穴に棒を通して一体にする。
あとは不要部分の切除と研磨で完成。
もっとピース数の多い題材でも、これと同じように、平面図と側面図から交互にピースを切り離せば良い。
3D糸鋸遊びは作るプロセスが面白い。
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