kenharuの日記

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悪天候

2012-06-21 | 旅行記
サロベツ湿原センターの朝。
台風崩れの低気圧が接近したため、風雨が強い。
昨夜は早く寝たのだが、鳥見の出来ない朝になることがわかっていたから、今朝はベッドにしがみついて、遅くまで朝寝をした。

9時ごろに雨がやんだので、ウォーキングがてら、湿原の木道を歩いてみたが、強風のため鳥影が少ない。
今日は、カッコウやツツドリの声が聞こえないし、空を見上げてもオオジシギのデスプレイフライトは見られない。
木道脇でさえずっていたホオアカやノゴマたちは、繁みに潜ってしまったようだ。
観光客が接近するたびに、威嚇飛行を繰り返していたツメナガセキレイは、どこへ行ったのだろう。

賑やかなのは、昨日と同じソングポストにとまってさえずる、元気者のコヨシキリ1羽だけ。


クルマに戻って、居眠りをしていると、ケータイが鳴った。
和歌山ナンバーのお仲間からで、「今、kenharuさんのクルマを見つけました」。
窓の外に目をやると、Mさんのキャンピングカーがとまっている。
Mさんとは2~3年ぶりの再会になる。
お茶を飲み、おしゃべりで盛り上がり、湿原を散策して、一緒に昼食を食べた。

Mさんご夫妻の出発を見送ると、ボクらは豊富町へ風呂探しに出かけた。
昨日は、カミさんが「油臭い豊富温泉は、もうやめましょう」と言うので、10数キロ先の幌延町の銭湯まで走ったのだが、不運なことに休業日で入れず、結局、風呂は入れずじまいになった。
というわけで、今日は豊富町で銭湯探し。

やっと見つけた町営銭湯がこれ。


ひなびてはいるが、「豊富の温泉水ではなくて、水道水の沸かしです」と聞いて一安心。
「油の浮いた温泉が嫌だからと、時々、観光のお客さんが来ますよ」と番台のおばさんが笑っていた。
風呂上りには、コープのスーパーで買い物をし、公園で給水をして、サロベツ湿原センターに舞い戻った。

夕暮れ時、二人でサロベツ湿原の木道をウォーキングした。
強風が収まった湿原では、ノゴマがさえずっていた。
薄暗くなった湿原の花々が、気のせいか、明るく光って見えるのが不思議だった。
サロベツ湿原のウォーキングは、自宅のそれと比べて、贅沢をしている気がした。
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