kenharuの日記

自由気儘な旅を楽しみませんか。キャブコンならシニアの身体に優しい、疲れない旅が可能。詳細はブックマークからHPへ。

飛島

2012-04-30 | 野鳥
ゴールデンウィークが終ったら、一人で飛島へ出かける。
飛島というのは、山形県の沖合い49キロにある離島で、周囲10キロ程度の、楕円形の小島である。

ここに1週間ほど滞在する予定だ。
目的はバードウォッチング。

今の時期は・・・
大陸から日本に、夏鳥が渡ってくる。
日本で越冬した冬鳥が、大陸へ帰っていく。
南日本で越冬した鳥たちが、日本列島沿いの海上を飛んで、北上する。

海上を長距離飛行する野鳥たちは、休憩と栄養補給、あるいは悪天候をやり過ごすために、小島に舞い降りてくる。
広い海原を飛ぶ野鳥たちが、小さな島に集中するので、島の野鳥密度は極めて高くなる。
渡りの時期の小島は、砂漠のオアシスのようなものだ。

飛島には、釣客とバードウォッチャー相手の、旅館と民宿が数軒あるだけで、商店の類はいっさい無い。
観光スポットなども無いから、滞在中の毎日は、100%が鳥見生活となる。

早朝の暗いうちに起きて、宿が用意してくれた昼食をリュックに入れたら、双眼鏡をぶら下げて歩き出す。
朝から晩まで、たった一人で、ひたすら野鳥と遊ぶ。
何の目標も課題も持たずに、のんびりと楽しんでくるつもりだ。
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黒ニンニク、琥珀ニンニク

2012-04-29 | 食べ物
ホームページに新東名のSAとPAのP泊情報を載せましたので、参考にしてください。
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元気にクルマ旅を楽しむために、夫婦で毎日一片づつ、ニンニクを食べている。
その在庫が底をつきかけたので、今日は新たに製造にかかった。

我が家のニンニクレシピは2種類ある。
「琥珀ニンニク」は蒸し焼きにするだけだから、ほんの数日で出来上がるし、急ぐのなら即日でも食べられる。
一方「黒ニンニク」の場合は、完成まで20日近くもかかるが、熟成させる間に有効成分が数倍に増える。
だから当然、有利なのは黒ニンニクだ。
今日は、当座食べるぶんとして琥珀ニンニク、その後の消費用として黒ニンニクを仕込んだ。

これはニンニクをアルミフォイルに包んで、蒸し焼きにするところ。

中火で15分焼き、引っくり返して、もう15分焼く。

焼き上がったものは、そのままでも食べられるのだが、水分を飛ばすために、バラバラにして干す。


少し乾いたら皮を完全にむき、さらに干して、ゼリー菓子程度の固さになれば、琥珀ニンニクの完成だ。
これが完成品。

ニンニク臭がなく、モチモチして美味しい。

黒ニンニク作りは、炊飯器に入れて保温ボタンを押し、2週間以上熟成させる。
製造過程では臭いが出続けるから、炊飯器を箱の中に入れて、屋外に設置した。
あとは、数日に1回フタを開き、上下を入れ替えてやるだけだ。


完成すればこうなる。


夏の北海道暮らしに持参したいので、もう1~2回は作らねばならない。
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P泊場所データの整理

2012-04-28 | その他
今日は、帰宅して初めての晴天になった。
カミさんは洗濯や衣替えで忙しく、ボクはクルマの後片付け。

午前中にクルマの片付けを終らせ、午後はパソコンに向かって、P泊地データを整理した。
今回の旅で泊まったりチェックした場所の、P泊適性をアバウトに評価した。
P泊地にはコメントと地図データをつける。
22ヶ所ぶんを仕上げるのに、午後いっぱいを要した。

これで「kenharuの現地確認P泊地リスト全国版」は、合計412ヶ所になった。
手間ひまはかかるが、誰かの役に立つと信じるから、出来る作業である。
現在の全国リストは→こちら

残った未整理情報は、新東名のSAとPAだけだが、これは近日中にアップの予定。
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男のロマン、女のガマン

2012-04-27 | その他
ガソリンスタンドに入って行くと、給油係のおじさんがボクのクルマを見て、「おお、男のロマンだ」。
キャンピングカーを「男のロマン」と評する人には、過去にも何度か出会っている。
男に特有な放浪願望が言わせるセリフかもしれない。

先日頂戴した、ルイママさんのコメントを、以下に紹介。(ルイママさん、悪しからず!)
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我が家のご主人さまも・・・定年が、見えて来まして・・・突然、定年後は~キャンピングカーで愛犬と共に旅がしたいと言い出しまして
最近、休日しかのらない愛車を売却。
足代わりに軽を購入して・・・次は、キャンピングカー購入出来たらなぁ~と言う日々を過ごしているんですが。
ネットで、こちらのブログに遭遇。
主人は~とても楽しそうに、また~羨ましそうに、毎日、読ませて頂いてます~
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このコメントを見ると、やっぱりキャンピングカーは男のロマンだ。


奥様方のために、「男のロマン」に水を差すような話も紹介しておこう。
北海道でコインランドリーに立ち寄った時の、カミさんの体験談である。

先客のバンコンご夫婦が洗濯をしていた。
同じキャンパーどうしだから、まずは和やかにご挨拶、そして談笑。
そのうち旦那様が洗濯物を取り込みに行き、クルマのそばは、奥様とボクのカミさんの二人きりになった。
すると、奥様は猛然とクルマ旅の不満を並べ始め、最後には「もう、こんな生活は嫌っ!」と小声で叫んだという。

「お気の毒に、ご主人には不満を言えないのでしょうねぇ」と、カミさんが解説つきで教えてくれた。
これとは別の話だが、「奥様が女満別空港から逃げ帰った」という噂を聞いたこともある。

これは他人事ではなく、明日はわが身だ。
くれぐれも自戒しよう。
男のロマンが「女のガマン」になってはいけない。
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42日ぶりに帰宅

2012-04-26 | 旅行記
新東名「駿河湾沼津SA」の朝は、予報どおりの雨。
今朝は、駐車場に何人もの誘導係が出ている。
ゴールデンウィークを迎える態勢を敷いたのだろう。

9時ごろ、自宅に向かって走り出した。
快適な新東名の走行が終わって、東名に合流したとたんに、前を行く大型車が水煙を上げ始めた。
新東名は路面の舗装も素晴らしい。

東名から首都高速に入り、新宿から板橋を通って、川口付近で一般道に下りる。
SAに一泊したので、深夜割引が適用され、高速料金は半額になった。
「空いている深夜に走ったら割り引き」というのが本来の主旨だが、深夜に高速道路に滞在してさえいれば適用になる。
便利なSAにタダで泊めてくれて、通行料を半額にしてくれるのだから、キャンピングカーには有り難いルールである。

たいした渋滞もなく、昼前に帰宅した。
42日間で4253kmの走行。
旅先でお会いしたお仲間のお蔭で、今回も楽しい旅になった。
お世話になった皆々様に、心から感謝、感謝・・・
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新東名

2012-04-25 | 旅行記
奈良県の道の駅「針TRS」の朝。
ここは地デジが受信出来ないので、バンクにパラボラを立て、NHKの朝ドラを見た。


いつもより早めの、9時前に出発。
三重県の道の駅「菰野(こもの)」に立ち寄る。

町中の小さな駅で、全く面白みはないが、P泊には好都合な条件が揃っている。
静かで、平坦で、給水出来て、温泉が近く、食材の入手も容易だ。

湯の山温泉「希望荘」で一風呂を浴びた。
クルマで急坂を登って辿りついたのに、ケーブルカーで山を下って入浴した。

風呂場に下りるためのケーブルカー。
露天風呂からの眺めが良かった。

四日市ICから東名阪自動車道に乗り、四日市JCTで伊勢湾岸道に入った。


刈谷SAで買い物と休憩をしてから、豊田JCTで東名自動車道へ。
岡崎と豊川を過ぎれば、間もなく三ケ日JCTだ。

開通したての新東名高速道が分岐している。

新ピカ高速道路の走行は、快適そのもの。
山間に作った道なのに、カーブがほとんど無くて、坂道も無い。
坂道が無いから、登坂車線も無い。
どうしてこんなことが可能なのだろう。

ボクの興味は「P泊場所探し」である。
全部のSAとPAに立ち寄って、車中泊の適性をチェックしていくことにした。

まずは「浜松SA」・・・P泊適性◎
小型車の駐車場は、大型とは別の場所にあって、「大型車は進入禁止」の表示がされている。
小型車ゾーンは、大型車が入りにくく、かつ、とめにくい構造に作ってあって、ルールによる禁止だけでなく、物理的にも進入を阻止している。

おまけに、大型車ゾーンと小型車ゾーンの間は、建物で隔てられているから、アイドリング騒音は全く聞こえて来ない。
シャワーもコインランドリーも24時間使えるなど、付帯施設は多彩で最新式だから、申し分の無いP泊場所である。

唯一の欠点は水汲み場が無いことだ。
旧東名のSAには屋外蛇口があり、大型トラックの運転手たちがポリタンクで水汲みをしている姿を見るが、新東名には蛇口が無い。
賑やかなフードコートのど真ん中に、手洗い水道があるので、背の低い容器を使えば汲めないこともないが、実際は難しい。

有名店の並ぶフードコート。

どこかに蛇口はないかと、屋外を探したら、ドッグランの囲いの中に発見した。

これならポリタンクに汲める。
人間用の水飲み場は無いけれど、お犬様用はあるのだ。
犬が飲めるのだから、キャンパーが飲んでも大丈夫だろう。
右隣の箱は「愛犬ウンチボックス」。

お犬様用に、こんなのもあった。

これもキャンパーが使えないことはない。

「遠州森町PA」・・・P泊適性◎
駐車ゾーン区分けは浜松SAと同様で、大型車の騒音は小型車ゾーンに届かない。ここも静かに眠れる。

「掛川PA」・・・P泊適性◎
ここも同様。

「藤枝PA」・・・P泊適性○
大型車と小型車の間に建物が無いので、アイドリング騒音が聞こえる。
ただし小型車ゾーンに大型車が侵入する懸念は無いと思う。

「静岡SA」・・・P泊適性◎
浜松SAとほぼ同じ状況。

「清水PA」・・・P泊適性○
藤枝と同じ状況。

「駿河湾沼津SA」・・・P泊適性○
浜松SAに近い状況。
ここが今夜のねぐらで、安眠は確実だろう。

「高速道路のP泊はやかましい」という今までの状況を、新東名は一変させてくれた。
静かに寝られるうえに、レストランや食材販売があり、ゴミ箱があって、シャワーやコインランドリーが使える。
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大阪に立ち寄る

2012-04-24 | 旅行記
山陽自動車道「淡河SA」の朝。
大型トラックのアイドリング騒音の中で、意外にも良く眠れた。
これは昨夕の様子。

ボクがとめた最前列の小型車ゾーンは空いているが、すぐ後の大型車ゾーンは満車状態だった。

そして、これは今朝の様子。

小型車ゾーンにも大型車が侵入し、ボクらはサンドイッチ状態。
地鳴りのような騒音に包まれながら、二人ともちゃんと眠れたのだから、大したものである。
夫婦二人組で長距離運転手を始めようかな。

普段はこんなSAには泊まらないのだが、今回は事情がある。
今日は大阪梅田で、昔の仕事仲間の昼食会があり、急遽飛び入り参加することにしたからだ。
大阪市内の駐車場に、カミさん入りのクルマをとめて、ボクは懐かしい同僚たちと会ってきた。

その後、奈良県の名阪国道沿いにある道の駅「針TRS」まで走った。
駅の温泉で温まってから、周防大島で採った巻貝を酒の肴に晩酌。

そのまま「針TRS」に車中泊。
明日は終日、高速走行の予定だ。
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山口県から兵庫県へ

2012-04-23 | 旅行記
周防大島の道の駅「サザンセトとうわ」の朝。
やっと晴れて、今日は海がきれいだ。


身障者トイレの洗面台に、こんな札が下がっていた。

「雑用水 飲用不可」
こんな札を下げた理由と意図は明白である。

身障者トイレは広くて、中に閉じこもることが出来るから、ここで魚介類をさばいて汚す人が居るのだ。
山深い場所にある道の駅に行くと、洗面台に「ここで山菜を洗わないで下さい」「長靴の泥を洗わないでください」という表示を見る。
道の駅のトイレは24時間開いているから、管理する人はさぞ大変だろうと思う。

朝食が終わると、カミさんと道の駅周辺をウォーキングした。
海辺を歩いていると、イソヒヨドリの美しい歌声が聞こえる。
昨日貝採りをした島は、潮が満ちたため、離れ島になっていた。

クルマに戻ると、道の駅の屋根に風見鶏があることに気づいた。

あそこに本物の鳥がとまったら面白いぞ・・・

そう思って、クルマの脇に三脚を立てて、望遠カメラを据えた。
あれこれ雑用をしながら、時々屋根に目をやるが、そうそう注文どおりに鳥がとまるものではない。

およそ1時間後。
こいつがとまってくれた。



「これは何と言うトリでしょうか?」
「風見ドリです」
「ピンポ~ン♪」
これが書きたかっただけ。

周防大島は、国道沿いの、いたるところに無料駐車場がある。
誰も居ない駐車場を選び、車外に椅子を並べて、盛大に布団干しをした。
雨続きで濡れた傘や、湿った絨毯は、樹木にぶら下げて風に当てる。
クルマの窓を全開にして、風を通しながら、車内でのんびりと昼食をとった。

午後2時に出発。
玖珂インターから山陽道に乗り、東へ向かった。
名水が汲める奥屋SAに立ち寄り、清水タンクをいっぱいにした。
運転は、カミさんときっちり1時間交替だから、疲れない。
370キロをひたすら走って、兵庫県の淡河SAに到着。
淡河SAにはコインシャワーがあるので、ここが今夜の寝場所だ。

高速のSAは、夜がふけると小型車が居なくなって、大型車だらけになる。
小型車ゾーンのボクらも、アイドリングする大型車に取り囲まれ始めている。
外はやかましいものの、「車内は案外静かだから寝られる」と言ったら、
「耳が遠くなっただけよ」とカミさんが笑った。
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周防大島

2012-04-22 | 旅行記
道の駅「きららあじす」の朝。
予報どおりに、夜通しの暴風雨で、今朝は本降りの雨だ。
強風は収まったものの、雨がやみそうな気配はない。

こんな日は走らず、車内でのんびりするのが良いが、少しでも東に移動しておけば後が楽になる。
防府、周防、下松を通って、光市の温泉へ向かった。
今夜のねぐらは未定のまま出発だ。

給水の出来ない道の駅が続いていたので、周防市の運動公園に入って清水タックをいっぱいにした。
ボクは水に困ると、いつも運動公園を探す。
運動公園には、必ず水飲み場がある。

光市に到着すると、カンポの宿で入浴。
風呂上りの臨時家族会議で、今夜のねぐらを審議。
満場一致で、周防大島の道の駅「サザンセトとうわ」に決定。
我が家の会議はいつも満場一致。北朝鮮と同じだ。

周防大島に行くには、柳井市から大島大橋を渡る。
島の全長は約30キロあって、橋から20キロの場所に「サザンセトとうわ」がある。
その先はすぐに行き止まりなのに、なぜか道の駅があるのだ。


駅に到着する頃、ようやく雨がやんだ。
九州を離れて以来、ずっと風雨続きだったので、早速二人で海辺をウォーキングした。


干潮の岩場で、カキを採っているおばさんが居た。
見せてもらうと、案外大きい。


カキは、転がっている岩に貼り付いている。


取り残された小型のを剥がしてみた。

海水で洗って口に入れると、これが旨い。
濃厚な味がする。
この大きさのなら、幾らでも採れそうだ。

おばさんから採りたてのモズクを貰ったので、すぐに酢の物にし、柚子皮を散らして、夕食のオカズにした。


モズクを美味しいと思ったのは、今日が初めてである。
採りたてだからか、それとも種類が違うのか。
モズクの一本一本がぷっくりしていて、まるで別種の食べ物のようだった。
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下関から阿知須へ

2012-04-21 | 旅行記
火の山公園(下関市)の朝。
強風によるクルマの揺れで目を覚ました。

車内に座っていると、船酔いしそうだ。
外の樹木は幹ごと、大揺れに揺れている。
山を下りて街中に非難したいが、ヘタに走ると横倒しになりそうだ。
とりあえず、クルマを風上向きにとめなおした。
クルマの乗り降りでは、開けたドアが風で引きちぎられそうになる。

天気予報を調べると、現在の風速9メートルが、さらに強まって11メートルになるらしい。
待てばもっと悪くなりそうだ。
意を決して、ソロソロと山を下った。

外歩きが出来ないので、午前中は唐戸市場で遊んだ。


新鮮そうな魚や寿司がいっぱい。


下関名物フクの薄造り。

陶器市みたいだ。

寿司はお好みを選んで、市場のテーブルで食べられる。

こんなのを見れば食べたくなる。

旨そうなのを取り集めて、早目の昼食にした。
これは何だか分かるかな?

歯ごたえがあって美味しかった。

唐戸市場と周辺商業施設に見飽きると、クルマで下関市街を巡って、車窓からシティウォッチング。
大型店に入って、屋内の散歩を兼ねた買い物。

夕方、山陽小野田市の友人宅を訪問。
1年ぶりに再会する、キャンピングカー乗りのご夫婦である。
ご馳走になり、愉快な会話をして、奥様の趣味であるサックスを聞かせていただいた。
楽しい思い出を頂戴して、午後7時にお別れをした。

強風と雨の中をノロノロ走り、阿知須温泉に入浴して、今夜のねぐらである道の駅「きららあじす」に入った。
風雨を避けるために、駅舎の風下側に駐車。
今夜は暴風雨警報が出ている。
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