北海道の原生花園で、カッコウとノビタキのバトルに遭遇し、観察・撮影することが出来た。(090621)
最初、カッコウは遠くにとまり、ノビタキの動きをうかがっていた。
巣の在りかを探っていたようだ。
やがてカッコウは花園の上を低く飛んで、草むらに侵入。
テリトリーを侵されたノビタキはスクランブル発進し、上空から攻撃を仕掛けた 。
巣の在りかを探っていたようだ。
やがてカッコウは花園の上を低く飛んで、草むらに侵入。
テリトリーを侵されたノビタキはスクランブル発進し、上空から攻撃を仕掛けた 。
巣探しを中断し、ノビタキを威嚇するカッコウ。
繰り返し襲いかかるノビタキ。
カッコウはひとまず退散。
退散途中に、うかつに木道に下りたカッコウを、ノビタキが急降下攻撃
カッコウは首を回して応戦し、かろうじてしのいだ。
カッコウは首を回して応戦し、かろうじてしのいだ。
にらみ合い。
草むらに入り込んでは追い出される、という攻防が何度も繰り返された。
カッコウはノビタキのテリトリーの外縁付近まで退いて、一休み。
ノビタキのメスが、上から監視している。
産気づいてからの産院探しみたいなものだから、カッコウのママも大変だ。
ノビタキのメスが、上から監視している。
産気づいてからの産院探しみたいなものだから、カッコウのママも大変だ。
尾羽を高く上げるのは、「まだまだがんばる!」という意気軒昂なポーズなのだろう。
何度か見られた空中バトル。
連写1
連写1
連写2
連写3
連写4
にらみあい、威嚇しあいながら、高く高く舞い上がっていく。
にらみあい、威嚇しあいながら、高く高く舞い上がっていく。
連写5
連写6
この6枚連写は、ほんの一瞬の出来事だった。
逃げ出すカッコウ。
空中バトルの結末は、必ずこうなる。
尾羽に取り付いているかのように見える写真。
追撃 。
夢中で連写しているので、撮った覚えなどない。
再生してみての発見ばかり。
見えていなかった面白い場面がいくつも撮れていた。
再生してみての発見ばかり。
見えていなかった面白い場面がいくつも撮れていた。
とまったカッコウを攻撃。
連写1
連写1
連写2
連写3
イテー!
ノビタキの攻撃に容赦はないが、カッコウの反撃は威嚇だけ。
大切な子供を預けるのだから、ケガさせるわけにはいかないのだろう。
大切な子供を預けるのだから、ケガさせるわけにはいかないのだろう。
オス2羽に追われている。
カッコウが巣探しをしている範囲には、2つがいのノビタキが居たようだ。
カッコウが巣探しをしている範囲には、2つがいのノビタキが居たようだ。
ノビタキが、カッコウのノドもとに、食らいついた瞬間。
激しい攻防の最中、遠くの林から朗らかなカッコウのさえずりが聞こえていた。
気楽なパパが、「おーい、早く産んでこいよ~♪」と呼びかけていたのかもしれない。
気楽なパパが、「おーい、早く産んでこいよ~♪」と呼びかけていたのかもしれない。
延々2時間以上のバトルだった。
日没で撮影をやめたので、この攻防の結末はわからない。
ノビタキには迷惑な托卵だが、カッコウの必死さがヒシヒシと伝わってくる観察だった。
日没で撮影をやめたので、この攻防の結末はわからない。
ノビタキには迷惑な托卵だが、カッコウの必死さがヒシヒシと伝わってくる観察だった。
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追記
その24日後。
バトルのあった原生花園前を通りかかった。
一面に咲いていたエゾカンゾウの花は消え、今はただの原野。
あのカッコウは托卵に成功したのだろうか・・・
それが気になって、ノビタキの巣を覗いてみた。
バトルのあった原生花園前を通りかかった。
一面に咲いていたエゾカンゾウの花は消え、今はただの原野。
あのカッコウは托卵に成功したのだろうか・・・
それが気になって、ノビタキの巣を覗いてみた。
巣立ち間近な、ノビタキのヒナが5~6羽。
ほかの巣はわからないが、この巣には托卵されていない。
ほかの巣はわからないが、この巣には托卵されていない。
なんとなく平和な気分になって、原生花園を後にした。
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