kenharuの日記

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感動させる博物館

2024-01-31 | 旅行記
菅生沼の白鳥見物ついでに、茨城県自然博物館に初めて立ち寄った。
長いこと前を素通りしてきた博物館である。
しかし、「白鳥見物ついでに」というボクらの見学態度は大間違いだった。
こんな面白い博物館があるのかと大いに感心させられた。

館内に入ると、まずは中国で発掘されたマンモスの骨格レプリカが登場する。

小さな模型や写真で見るのとは違って、大迫力に圧倒される。

マンモスに続いて、恐竜などの骨格化石が現物サイズで次々に登場。
これはヌオエロサウルスだが、大きすぎるため二階をぶち抜いた展示になっている。

骨格の化石だけでなく、リアルに動いて咆哮するロボット恐竜も居た。

この博物館は、映像やミニチュアではなく、実物大の化石などを見せることにこだわっているようだ。






古代のサメの歯。
口の中にボクの姿。


ガラスケース内のマンモスの臼歯が興味深かった。

シーラカンス

これも実物大。




巨大な古代の虫?


展示品は宇宙天体から始まって、動物、植物、鉱物など、自然科学の各分野にわたっているが、際限ないので、大量展示されていた鉱物のごく一部を紹介。

珍しい鉱物が多種類並んでいた。


鉱石がどこで生成されたかを説明する展示もある。





白鳥見物のついでに立ち寄った博物館だが、中身が濃すぎて、ついでではとても見きれない。
丁寧に工夫された展示のおかげで、興味がそそられ、心が動かされた。
科学に興味を持たないカミさんが、宇宙の展示コーナーを見て感動していたのには驚いた。
あらためて出直すことにして、半分ほどを見学したところで引き上げた。

入館料は、館内見学と野外散策路(菅生沼)の両方で、70歳以上は270円。


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釣った鮭を生で食べる

2024-01-23 | 食べ物


北海道で釣った鮭のブロックを、3ヶ月ぶりに冷凍庫から取り出した。
解凍した生鮭を三枚におろして、半日ダシ汁に漬けてから刺し身にして食べるととても美味しい。

鮭の生食は美味しいのに、寄生虫「アニサキス」の怖さが流布されているから、国産の白鮭を刺し身にする人は少ない。
アニサキスの多いサバ、イワシ、イカが広く生食されているのに、鮭だけが生食されない(ルイベを除く)のは単なる習慣の違いだと思うが、厚労省の曖昧な広報にも原因があると思う。

「アニサキスが死ぬ温度」を検索すると、すぐに「マイナス20度で24時間」と言うのが見つかる。厚労省のPRにそう書いてあるからだ。
ところが、家庭用冷凍庫の能力はマイナス18度が業界標準になっていて、マイナス20度までは下がらないのである。
厚労省のPRを見ても、家庭用冷凍庫しか持たない一般国民は、どう対応すれば良いのか分からないのだ。
家庭用冷凍庫で数日冷凍すれば大丈夫という「経験値」はあっても、その情報源には厚労省のような「権威」がない。

厚労省が「マイナス18度で何時間」という実用的なデータを示さなかったのは、国民からの「どうしてくれる!」という責任追求を避けたかったのではないかな?


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風邪

2024-01-21 | 野鳥
十数年ぶりに風邪をひいた。
鼻がツンツンして、身体のどこかが僅かでも冷気に触れると、とたんに鼻水がツー。
まもなく咳が始まり、7度5分の微熱が出た。
それが3日間続いた。

手持ちの薬を飲んで、寝たり起きたり、ようやく今朝から熱がおさまった。
今日はソファーに寝転がって、庭のペットにカメラを向けながら、まったりと療養した。
残る症状は軽い咳だけだから、復活はもうすぐである。

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楽天モバイルの電波

2024-01-20 | その他


スマホを楽天モバイルに切り替えてから半年になる。
料金は安くなったものの、評判どおりで通信が良くない。
先日の2泊3日の旅では、4回のトラブルを経験した。

1回目
バードウォッチングをした都市公園では通信が全く繋がらなかった。
昼食に行きたい店の住所や電話番号がネット検索出来ず、車載カーナビに目的地の設定が出来なかった。
仕方なくアバウトな方向に走り出し、電波の拾える場所を探した。

2回目
車載カーナビに新しい道の駅が収録されていなかったので、スマホのナビを起動して走り出したが、走行中に通信不良のためナビが何度も停止。
運転中に突然案内をやめられるとあせる。

3回目
石切場跡の見学に行き、屋外の受付でバーコード払いをしようとしたが受付の二次元コードが読み取れない。
まごまごしていると受付のおばさんに「それ楽天でしょ?」と言われた。

4回目
道の駅の駐車場では電波が繋がるのに、建物内に入ると悪化したようで、コンビニでバーコード払いのために差し出したスマホ画面がフリーズ。
あわてて現金払いに変更してもらった。
これは楽天基地局の電波が「ローバンド」のせいらしい。昨年末にプラチナバンドを取得したというから、遠からず解決する問題だという。

2泊3日、狭いエリア(栃木~茨城)の移動で、これだけの不具合を経験した。
今現在の実力では、楽天モバイルは車旅には向いていないようである。


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車内のホコリ掃除

2024-01-18 | 快適化
キャンピングカーは狭い空間での生活だから、どうしてもホコリが多くなる。
寝具を動かせば繊維ホコリが舞い、着替えをすれば乾燥肌の皮膚片が飛び散り、髪にクシを通せばフケが落ち、電気カミソリを使えば・・・。

窓から朝日が差し込んで、一日に降り積もったホコリが目に見えるとゾッとすることがある。
これらのホコリは、FF暖房機でも使おうものなら、いつまでも車内を舞い続ける。

わが家ではホコリ対策として頻繁に「ホコリ払い」をしている。



座席カバーと床の絨毯は、置いてあるだけだから、簡単に剥がせる。
この2つが占める面積は、テーブル面と寝具エリアを除けば、室内の大部分になる。

まずは座席カバーをそっと車外に持ち出してパタパタやる。
次に床面の絨毯2枚を剥がしてバタバタやるのだが、今日は布団叩きでパンパンやった。
これで降り積もったホコリの大部分が飛んで無くなる。

日射が強かったので、絨毯を叩くと宙に舞う微細なホコリが普段以上に良く見え、マスクをせずには居られなかった。



絨毯の繊維間に埋もれたホコリは、こうやって叩き出すのが手っ取り早い。
今日はホコリが出続けるので、叩いた衝撃で絨毯が粉末化しているのではないかと疑いたくなったが、まもなくおさまった。

絨毯を車に戻し、最後にテーブルに雑巾がけすれば、車内のホコリ掃除はおしまいである。


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鷹の渡り、帆翔と滑翔

2024-01-17 | 野鳥
サシバが登場したついでに、昔書いたエッセイをもう一本。
古ネタのコピペで恐縮だが、鷹の「省エネ飛行」について書いた話。
興味のある方はどうぞ。

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タカの渡り、帆翔と滑翔 

「帆翔」という言葉にはゆったりとした響きがある。
翼に風をはらみ、青空を背景に悠然と舞うタカの姿が眼に浮かぶ。
タカの渡りは、晴天の日の上昇気流を捉え、羽ばたくことなく帆翔し高度を上げて、次にグライダーのように空を滑る「滑翔」で旅立つ。

高さをどれだけの移動距離に変換出来るかを滑翔効率と言うそうだが、ノスリの滑翔効率はおよそ11・・・高さの11倍の距離を滑翔出来るらしい。
500メートル上空から滑翔すれば5.5kmを移動出来る計算となる。
ちなみにグライダーの滑翔効率は35もあるそうだ。
タカがさらに遠方へ飛ぶためには、次の上昇気流をみつけて再び高度を回復する必要があり、単純化して言えば鋸刃型の飛び方をすることになるわけだ。

タカの渡りは、羽ばたきを節約した省エネ型の飛翔に特徴があるのだが、上昇気流や上向きの風を捉えなければならないぶん、天候や地形や時刻に依存し制約される。
だから、上昇気流の発生しやすい地形や、上向きの風が生じる尾根沿いの通路などが、タカの飛ぶコースに不可欠となる。
渡りに好都合な条件が限定されるために、自ずとタカたちは同じ時刻に同じ場所に集まるのではないだろうか。
集まった多数のタカが上昇気流をとらえて「タカ柱」状態となるのは、仲間の動きを見ることで上昇気流を「可視化」し、最適な位置を探るためだとの説もある。

上昇気流は陸上で発生し水上では発生しにくいから、タカは広い水域を越えるのを避け、陸地沿いか島伝いのコースをとることになる。
日本のサシバは琉球列島伝いにフィリピンに渡るし、北米から南米に渡るタカは中米の狭い回廊を通り、欧州からアフリカに渡るタカは地中海を東か西に迂回して、イスラエルかジブラルタル海峡を通る。
イスラエル空軍は、ノスリ等と衝突して戦闘機が墜落する事故が多いため、レーダーで渡り鳥の監視をしているという。
レーダーに映るほど多くのタカが一斉に渡るのである。
このデータは渡りの研究をする動物学者たちの有益な資料になっているそうだ。



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サシバという鷹

2024-01-16 | 野鳥
前回ブログにサシバの話を書いたが、サシバは最近「絶滅危惧種」指定されたらしい。
サシバは有名な渡り鳥で、夏は日本付近で繁殖し、秋には越冬のため南の島伝いに海を越えて東南アジアまで渡る。



昔、このサシバのエッセイを書いたことがあるので、その写しを以下に掲載する。

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手づかみでタカを捕まえる

10月下旬頃、サシバは琉球列島を通り、島伝いにフィリピンに渡る。
この渡りのバンディング調査(足輪付け)が行われ、宮古島で2486羽を捕獲し、足環を付けて放鳥したことがある。
その後、この足環の再発見率は4%(104羽)もの高率になり、サシバの移動データが充実したというのだが、驚いたことに、この高率の理由は「狩猟」にあった。
フィリピンではタカを食料にしているのである。
この4%以外にも、もっと多くのサシバが捕獲されているはずだから、バードウォッチャーとしては気になる話である。

さて、この狩猟方法だが、鉄砲で撃つのではなく、なんと手づかみだという。
渡るサシバの通路に当たる島々では、高い樹の上にブラインドを張り、その中に人が潜んでサシバを待つ。
そして、海を越えて来たサシバが羽を休める為にブラインドの上の枝にとまったら、下から手を出してサシバの足をムンズと掴むのである。
日本国内でブラインドから出るのは、カメラマンの望遠レンズだが、フィリピンでは狩人の手が出るのだ。

原始的な狩猟方法だが、意外にも効率が高いようで、バンディング調査のためにこの方法を採用したところ、1~2シーズンで1000羽のサシバに足環を付けることが出来たそうだ。
この秋、全国各地で大勢のバードウォッチャーに見送られたサシバのうち、いったい何羽が食べられたのだろうか・・・

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※ 補足
フィリピンの「手づかみ狩猟」が今でも行われているかどうかは分からないが、2015年には5000羽ほどが銃で密漁されたとする推測記事があった。



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帰路につく

2024-01-13 | 旅行記
道の駅「たかねざわ」の朝。
朝食前に双眼鏡をぶら下げて鳥見散歩。
温泉館周りの散歩に双眼鏡は怪しまれるから、営業開始前には引き上げた。

さて、「青い鳥詣で」は終わったし、今日はどうしようか。
まっすぐ帰るのもつまらないから、笠間市の「石切山脈」に立ち寄ることにした。

道の駅に立ち寄りながら走った。
市貝町の道の駅「いちかい」。


348って何だろうと思ったら「サシバの里」だって。
たまたま前の道路が348号線だとでも言うのかなと思ったが、違った。
サシバは市貝町に特有な鳥ではないから、どうもピンと来ない。


しかし、このサシバ人形は良く出来ている。

50キロほど走って、「石切山脈」に到着。
ここは巨大な採石場跡である。


もっと迫力があると期待していたので、少しガッカリ。
つい「八戸キャニオン」の大きさと比較してしまったからである。
八戸は石灰石で、ここは御影石だから、スケールが違うのは当然か。

新しい道の駅「かさま」で遊んでから、常磐道に乗り一気に自宅へ。
「青い鳥詣で」は2泊3日の旅だった。



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青い鳥に会う

2024-01-12 | 旅行記
昨日に続いて某公園へ。
午前中はバードウォッチャーが多かった。
ルリビタキの他に、ミコアイサ、トラツグミ、キクイタダキ、オジロビタキなどが人気を集めているようだ。

これはミコアイサ、別名パンダガモ。

1時間ほど待つと、突然目の前2メートルにルリビタキが現れた。

近すぎて望遠レンズのピントが合わず、ジリジリと後退しながらどうにか撮影。

いったんこちらを向いてから、地面に下りて跳ね回り、すぐに飛び去った。

青色が映える条件ではなかったが、会えて良かった。
最近は撮影の出来にこだわらないから、一度の遭遇で満足。

昼前に公園を出て、今日のランチは人気店「はつみ」の担々麺。


いつもは店外に行列が出来るのに、今日は閑散としている。
人気が落ちたのかな・・・

ボクは担々麺、カミさんは辛くない野菜担々麺。

いつもと変わらずに美味しかった。

午後は道の駅「たかねざわ」へ。
ここは旧「元気アップ村」で、お目当てはでっかい露天風呂がある温泉。


ゆっくりと温泉に浸かって、明日の予定は未定のまま車中泊。



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「幸せの青い鳥」詣で

2024-01-11 | 旅行記
ちょっとしたワケがあって、ボクにとっての「幸せの青い鳥」はルリビタキである。
この子に会うと幸せになれそうな気がする。

(これは数年前の写真)
縁起を担ぐようだが、コロナ以前には年が明けると必ずこの青い鳥詣でをしていた。

先日友人からルリビタキの情報を貰ったので、久しぶりに青い鳥詣でに出かけた。
場所は無理すれば日帰りが出来そうな某公園。
キャンピングカーで遅い時間に出発し午後に到着、まずは下見をした。

1時間ほど探して、一瞬だけ遠目に青い鳥を確認することが出来た。
テリトリーを持つ小鳥だから、同じ場所で待てば再会できる。
明日のお楽しみにしよう。

早々と今夜のねぐらに移動。


温泉で温まってから、キャンピングカーの車窓に電飾の橋を入れて晩餐。


ほろ酔い気分で車外に出て記念撮影。


人気(にんき)のある場所では無いから、全く人気(ひとけ)が無い。
酷く冷え込んで寒かった。


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