【きょうの人】 0930 夢窓疎石(夢窓国師) 後醍醐天皇に厚遇された臨済宗の僧 ■ テレジア カルメル会修道女、後に聖人
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■ 夢窓疎石(夢窓国師) 後醍醐天皇に厚遇された臨済宗の僧
むそう そせき
道号が夢窓、法諱が疎石
建治元年(1275年)- 観応2年/正平6年9月30日(1351年10月20日)享年76
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/67/Muso_soseki.jpg
鎌倉時代末から南北朝時代・室町時代初期にかけての臨済宗の禅僧です。
伊勢国(三重県)出身で、幼少時に出家し、甲斐国(山梨県)に移住、1283年に甲斐市河荘内の天台宗寺院平塩寺(現在は廃寺)に入門しました。空阿に師事し、真言宗や天台宗などを学びました。
1292年に奈良の東大寺で受戒し、京都建仁寺の無隠円範に禅宗を学びました。その後、鎌倉へ赴き、円覚寺や建長寺等で禅宗を学び、1305年には浄智寺で印可を受けました。
正中2年(1325年)に、建武の新政を開始した後醍醐天皇の要望により南禅寺の住持となりました。1335年に後醍醐天皇から「夢窓国師」の国師号を授けられました。
生前に夢窓国師・正覚国師・心宗国師、死後に普済国師・玄猷国師・仏統国師・大円国師と7度にわたり国師号を歴代天皇から賜与され、七朝帝師とも称されます。
世界遺産に登録されている京都の西芳寺(苔寺)および天龍寺のほか、瑞泉寺などの庭園の設計でも知られています。その作風は、自然の眺望・景観を活かしつつ、石組などによって境地を重んじる禅の本質を表現しようとしたものといわれています。
■ テレジア カルメル会修道女、後に聖人
リジューの聖テレーズ
1873年1月2日-1897年9月30日
19世紀フランスのカルメル会修道女で、本名はマリー・フランソワーズ・テレーズ・マルタンですが、いろいろな別称があります。
幼きイエスの聖テレジア
小さき花のテレジア
修道名:幼きイエスと尊き面影のテレーズ
カトリック教会の聖人で教会博士の一人です。若くして世を去りましたが、その著作は今日でも世界中で広く読まれ、日本でも人気のある聖人の一人です。
ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサ(コルコタの聖テレジア)の「テレサ」という修道名はテレーズの名からとられています。
テレーズが4歳のときに、もともと体が弱かった母が病死、精神的に耐え切れなくなった父は店をたたみ、娘たちをつれて妻の実家ゲラン家があるノルマンディーのリジューへと移りました。
そこでローマ教皇レオ13世に謁見して直接カルメル会入会の特別許可を願いましたが、教皇はやはり司教と指導司祭の勧めに従うようにと穏やかにテレーズを諭しました。
テレーズが16歳になり、司教がようやく修道院入りを許可したため、テレーズは1889年4月にカルメル会に入会、「幼きイエスのテレーズ」という修道名を受けました。
1925年5月25日に、聖テレーズが聖人となりました。
死後、自叙伝が出版されたことでテレーズの名がフランスのみならず、ヨーロッパ中に知れ渡り、その親しみやすい思想によって人気が高まったのです。日本でも、その名は広まっています。
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【 注 】
【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。