経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■■【経営マガジン】 7月20日号 経営とコンサルティング

2014-07-20 07:43:45 | 知り得情報

■■【経営マガジン】 7月20日号 経営とコンサルティング


icon30
 経営コンサルタント歴35年の経験から、

  ◇ 経営者・管理職の皆様
  ◇ 経営コンサルタントを目指す人
  ◇ プロの経営コンサルタント

の皆様に、時宜に即した情報を、毎日お届けしています。

必見経営情報

今 日 の 独 善 解 説   
【経営コンサルタントの独り言】 
                 独断と偏見で、その日のNHK、日経などのニュースや話題などを、タイミング良く、できるだけ公平公正にお伝えしたいと思います。また、最後に私なりの私見も付けることがあります。読者の皆様からは「わかりやすい」をお褒めの言葉をいただいています。最新記事を時系列的に掲載しているまとめて【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。
■ 女性社会進出をフランスに学ぶ 2014/07/20

 安倍政権では、三本目の矢であります成長戦略の柱の1つとして、2020年までに指導的な地位に占める女性の割合を30%程度にすることを目指しています。それを受けまして、経団連は女性の管理職登用を推進するため、すべての会員企業に自主行動計画を策定するよう要請しました。積極的に取り組んでいる企業の事例をホームページで公開しています。

                 http://www.keidanren.or.jp/policy/woman/actionplan.html

 すでにトヨタ自動車は女性管理職の数を2020年に今の3倍にするという目標を掲げました。加盟企業約1300社がどのような行動計画を策定するでしょうか。このようなことを、政府が音頭をとらなくても、女性を積極的に登用する様でありたいと思います。

                 NHKの広瀬公巳解説委員が、フランスに学ぶことを提案していますので、その記事をご紹介したいと思います。

1 なぜフランスがお手本なのか

 専業主婦が多い日本とフランスでは事情も違いますが、氏はフランスが出生率の回復に成功した国であることに着目しています。

                 フランスでは、子育て年代の女性を見ますと、6人のうち5人が働いています。しかも、その比率は子供が二人以上いる世帯でもほとんどかわらないと言うから驚きです。日本の出生率が1.43であるのに対して、フランスでは2を超えています。この数値は他のヨーロッパの国とくらべても高い数字になっています。

                 換言しますと、フランスでは働くことと子供を持つことを両立できるということになります。

                 氏は、女性には、主婦としての顔があり、母親としての役割もある中で、女性の社会進出が進んでいるフランスではどうなっているのかを3つのポイントから見ています。

                (1)フランスの女性はどんな支援を受けているのか(どんな支援)
                (2)なぜそれが可能なのか           (なぜ可能) 
                (3)日本との違いや参考になることはあるのか  (何を学ぶ)


2 国の子育て支援策

                 フランスでは、子育てのための手当だけでも30種類以上あります。例えば「こども手当」については二人目よりも三人目の方が支給額が加算されていく仕組みです。金額にしますと、子どもが3人の場合、毎月少なくとも4万円以上が支給されています。

                 フランスにおけます家族政策関連の支出は、GDPの4パーセントと、日本の二倍以上の比率になっています。

                 日本におきましても出産後の育児休業を取得する人が増えてきていますが、フランスでは完全に休業するのか、パートタイム勤務へ移行するのかを選べる仕組みになっています。
なかには、勤務時間をそれまでの半分に短縮する人もあります。こどもの休みの日に合わせて休む人もあり、柔軟性ある選択が可能で、会社をとるか、子供をとるかの二者択一ではないということです。

                 幼稚園は、午後4時半までやっていて、その後も付設されている有償の託児所が細切れの時間でも子どもを預ってくれます。資格を持った「保育ママ」の制度が、これを可能にしています。すなわち、子どもを預ける仕組みも違うと言えます。

                 なぜフランスではこれができて、日本ではそれができないのか、廣瀬氏は「国の考え方の違い」と断言しています。

                 フランスでは、「人口が多いことが国の発展を支える」という意識が強く、女性の政治参加も進んでいます。現在、フランスの内閣では、閣僚の半数が女性です。

                 しかし、歴史的に見ますと、フランスは日本と同様に必ずしも女性の権利が強い国ではありませんでした。それを変えたのが「女性権利省」の存在で、大臣は当然のことながら女性です。

                 近年ではパリで、はじめての女性の市長が誕生しました。

                 日本の上場企業では、女性の役員は1パーセントしかいませんが、フランスでは3割近くを占めています。

                 当然、このような手厚い支援があるというのは国の財政を圧迫することに繋がりますが、フランスでできて、日本でできないというのは、「何を優先させるか」という考え方の問題だと氏は言っています。


3 働き方についての考え方の違い

 フランスでは法定労働時間は週35時間で、日本の40時間と比べると大きく異なります。

                 失業者がいますのに、仕事を持っている人が働きすぎては、失業者に色が回らないのがあたり前、すなわちフランスでは「ワークシェアリング」の考え方が定着しているのです。夏には長期のバカンスがあります。就労時間が短ければ、男性も女性も、ともに家族と過ごす時間が増え、女性一人に家事や育児が集中するということが避けられます。ですから、男性は仕事だけではなく、家事や育児もすることが可能です。

                 社会的風習の違いもあります。

                 フランスでは正式な結婚をしないで、パートナーと同居して子供を育てて働くことが認められています。多様な家族のあり方を受け入れるという考え方や文化の違いもあるようです。

                 フランスの女性は、「自立重視」の考え方を持っています。

                 とはいえ、仕事で子どもと過ごす時間が減るという『罪悪感』があるのはフランス人も同じようです。フランス女性は、心の葛藤を抱えながら仕事と家庭の両方を決して手放さないのです。

                 では、なぜフランスでは改善できて日本ではできないのでしょうか。

                 フランスだけではなく、北欧諸国でも女性の社会進出が盛んになってきた国では、個々が抱える問題を社会全体で解決しようと、主張し、取り組んで来たことで勝ち得たと言えます。

                 自己主張をしてきたからこそ変わってきたのに比べて、日本人は我慢しすぎなのではないでしょうか。

4 ワークライフバランスを様々な視点で考える

 女性が働きやすい社会にしていくために、日本が学び、参考にできる点として、以下の3つが挙げられました。

                    1)声をあげる

 声をあげることで、社会の意識がかわっていくのです。働きやすい環境をつくっていくためにも、フランス流の積極的な自己主張の方法が参考になるでしょう。

                    2)経験を参考に

 限られた時間をやりくりしたり、男性の家庭におけます役割を見直したりすることで具体的にどのような課題があるかが明確になってきます。フランスの経験から学べることが多いと思います。

                    3)国の役割

                     三つめは国の役割です。フランスでも景気の低迷で従来のような手厚い女性支援が難しくなってきている厳しい現実もありますが、限られた財源で効果をあげるためにはどうすればよいのかを真剣に考えるべきです。

 女性のワークライフ・バランスは、様々な角度から考えていかなければならない問題です。日本としては成功や失敗をしている世界各国の例を参考にし、日本独自の工夫を重ねることで、日本においても女性の社会進出は可能と考えます。
<完>

【上記以前の最近の記事】 ←クリック

今 日 は 何 の 日
季節の移ろいを見せる毎日ですが、毎日が変化の日です。今日は何なのかを起点に、経営の視点で物事を見て、徒然に自分の思いを記述した、エッセーとは異なる文章にまとめてみました
今日は何の日インデックス 日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます
 恐山大祭(おそれざんたいさい) 2014/07/20                      
 青森県むつ市の恐山菩提寺で11月20日?24日まで、下北半島の恐山で「恐山大祭」と呼ばれる地蔵講が行われます。

                       恐山には、死霊が常住すると信じられており・・・・・<続き> ←クリック

7月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25                            26 27 28 29 30 31  先月   来月
経 営 情 報 ・ セ ミ ナ | 案 内
◆ 公的機関(e-中小企業ネットマガジン他)からの情報を、掲載条件に基づいてお届けしています。
                        ご利用者様のご判断と責任で行動してくださるようお願いします。

2014年7月20日 改訂

◆平成26年中小企業実態基本調査にご協力をお願いします

中小企業庁では、中小企業の育成及び発展を支援するため、様々な施策を実施しています。皆様に役立つ施策を企画・立案・実行するためには、中小企業の実態を明らかにすることが必要不可欠です。7月下旬頃にお送りする調査票の提出にご協力をお願いします。

なお、インターネットでも調査へご回答いただけます。

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/kihon/20140616chousa_jishi.htm

◆平成26年度中小企業連携組織対策推進事業における 「中小企業活路開拓調査・実現化事業」について全国中小企業団体中央会において第二次公募を行っています

全国中小企業団体中央会では、中小企業が単独では解決することが難しい問題を解決するために、中小企業組合等で連携して取り組む事業の調査やその実現化について支援を行う事業の公募を行ってます。

[公募期間]6月13日(金)~8月18日(月)
            第2次締切:8月18日(月)(必着)

詳しくは、以下のサイトをご覧下さい。
http://www2.chuokai.or.jp/hotinfo/26katsuro-project.htm

◆エネルギー使用合理化等事業者支援事業(小規模事業者実証分)の募集を行っています

中小企業庁では、小規模事業者による省エネルギー性能の高い機器・設備の導入経費の一部を補助することで、小規模事業者における省エネルギー効果を検証・実証することを目的とした「エネルギー使用合理化等事業者支援事業(小規模事業者実証分)」の募集を行っています。

[公募期間]5月7日(水)~9月19日(金)(必着)

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/koubo/2014/140507energy.htm




                ◆中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業
中小企業対策事業 地域オープンイノベーション促進事業
中小企業対策事業 商店街活性化支援事業
小規模事業者支援パッケージ事業 地域力活用市場獲得等支援事業



■ 東京:『自社株評価について』 ―――■

【講師】 経営士・税理士・AFP 谷澤 佳彦 氏(日本経営士協会 理事)

テーマ: 相続時における評価方法を知っておきませんか?

                日 時:平成26年
7月23日(水)18:30~20:45

                会 場:大田区産業プラザPIO 6F E会議室

                詳細情報・受講申込み
 http://www.consultor.jp/infomations.html


全国共通
   北海道・東北 関東・首都圏 中部 近畿 中国・四国 九州

◆下請中小企業振興法に基づく認定申請を受け付けています

中小企業庁では、下請中小企業者等が、連携して行う取引先の開拓を図る取組を対象とする「特定下請連携事業計画」の認定制度の申請受付を行っています。法認定を受けると、各種支援措置の対象となります。

                詳しくは、以下サイトをご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/2013/131226shitauke.htm

                ◆「製品安全対策優良企業表彰」募集を開始しました

経済産業省では、製品安全に積極的に取り組んでいる製造事業者、輸入事業者、小売販売事業者を、企業単位で公募・審査し、優良企業を表彰しています。「製品安全の確保のために取り組んでいること」、「過去の事故・トラブルの経験を糧にした改善活動」など、貴社の製品安全対策と、その取り組みをご紹介下さい。皆様のご応募をお待ちしています。
                【応募期間】5月19日(月)
~7月22日(火)

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.ps-award.jp/

 毎日改訂 

経営コンサルタントへの道
メニュー
1. 経営コンサルタントになる前に考えよう
2. 経営コンサルタントは何をする人か
3. 有能な経営コンサルタントが持っている資質
4. なぜ経営コンサルタントに依頼するか
5. 信頼できる経営コンサルタントとは
6. 経営コンサルタントになるための資格
7. 経営コンサルタントとしての成功のポイント
8. 経営コンサルタントを召さす人の実力養成
9. 経営コンサルタント独立起業の手順
  まとめ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■■【今日は何の日】 スペースシャトル 7月20日

2014-07-20 07:38:46 | 知り得情報

■■【今日は何の日】 スペースシャトル 7月20日
icon30
 経営コンサルタント歴35年の経験から、

  ◇ 経営者・管理職の皆様
  ◇ 経営コンサルタントを目指す人
  ◇ プロの経営コンサルタント

の皆様に、時宜に即した情報を毎日お届けしています。

icon22
【今日のブログ】 ←クリック

 本日お届けした、その他の記事が掲載されています。



 一年365日、毎日が何かの日です。
                 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。
                 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。
                 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。
 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス

】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます
今月の今日は何の日】 【今日は何の日】の今月分を月単位で閲覧できます



■ アポロ11号月面着陸

 1969年7月20日は、人類で初めて月面に降り立ちました。ルイ・アームストロング氏が、アポロ11号に乗って、「静かの海」に着陸しました。

                 「この一歩は小さいが、人類にとっては大きな飛躍である」という言葉は有名ですが、この時に同時通訳をされたのが西山千氏でした。当時同時通訳ができる人は少なかったのですが、衛星中継された聞き取りにくい英語を、西山流でわれわれにわかりやすく伝えてくれました。

                 われわれの年代で英語をしゃべれる人は、西山氏の「日本語」の表現力やその豊かさを記憶されていると思います。

 2011年に最後のスペースシャトルが飛び立ち、ロシアのソユーズがその代役として控えています。

                 今後アメリカは、人を送るときにはソユーズに託されますが、その費用は従来の費用より50%以上も値上げされたそうです。足下を見たロシアの商魂のたくましさを見せつけられました。

                 まだ人を宇宙ステーションまで届けるまでには至っていませんが、2011年のコウノトリで日本の宇宙技術の高さが立証されていました。日本にもビジネスチャンスが訪れるのでしょうか?

■ 恐山大祭(おそれざんたいさい)
 青森県むつ市の恐山菩提寺で11月20日?24日まで、下北半島の恐山で「恐山大祭」と呼ばれる地蔵講が行われます。

 恐山には、死霊が常住すると信じられており、祖先の霊を供養します。

                 「イタコの□寄せ(霊媒)」で、祖先の霊と話すことができるといわれています。

                 因みに、日本三大霊場というのは、恐山、比叡山、高野山のことです。多くは山岳信仰に基づきますが、東京都稲城市にある弁天洞窟のように地下霊場もあり、四国の志度寺のように海岸に位置するものもあります。

【Wikipedia】 霊場
霊場(れいじょう)とは神仏の霊験あらたかな場所の意で、神社・仏閣などの宗教施設、ゆかりの地など、神聖視される場所をいう。古くから信仰の対象になっており、現在でもお遍路さんや修験者などの往来の多いところがある。
■ 【今日は何の日】その他
◇ 山口祇園祭(~27日)

                

◇ 小倉祇園太鼓(~22日)

                

◇ 文覚上人忌

 

 毎日複数本発信 

今日のブログ
今日は何の日
今日の出来事
今日の独断解説
必見経営情報

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 2014年7月第2週までのあらすじ、登場人物

2014-07-20 07:00:01 | 知り得情報

■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 2014年7月第2週までのあらすじ、登場人物



 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

【 注 】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。


【あらすじ】 【登場人物】 【作者紹介】 ←クリック

【小説 新米経営コンサルタント竹根の起業日記】 経営コンサルタントのありし日

 経営コンサルタント起業日記を読むポイント

 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのか、それとも、別な道を歩むべきか、迷った挙げ句の決断は、日本を代表するコンサルティング・ファームである竹之下経営にお世話になることに決めた。しかし、転職を直前にして、心が揺れる竹根である。どうするのか・・・
 毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。

 <プロジェクトX風に読む>

 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記である。私の分身とも言える友人が、文才のない私に代わって書いてくれることになった。
 これから経営コンサルタントとして独立起業をしようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語る。
 ただし、ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係のないことである。また、この日記を参考にして生じた君もしくは君の関係者に発生した問題については、当方は一切関知しない。
 では、諸君の成功を祈る。

 【ご挨拶】

 小説・経営コンサルタント竹根好助シリーズは、私の生涯の友人で、私の経営コンサルタント業について、私以上に詳しく理解している作家千平紗門氏の作です。当ブログでも彼の作品の一つを連載したことがあります。
 この度、千平紗門氏が、竹根好助の若かりし頃を現代に置き換え、これから経営コンサルタントを目指す人、経営コンサルタント業を始めたばかりの人を対象に、日記風に紹介して下さります。
 上記の人だけではなく、すでに経営コンサルタントとしてご活躍の先生や企業の経営者・管理職の方々にも何らかの示唆があると思います。
 私の昔話が、現代に置き換わって紹介されるのを読ませていただき、何となくこそばゆい思いをしています。
 日記ですので、小説のように起承転結があるわけではないですが、日々、何かを読者の皆さんに感じ取っていただければ幸いです。

【初めてお読みになる方】

 初めての方で、これから経営コンサルタントを目指そうという場合には、初回からお読みになることをお勧めします。このブログは、毎日20時30分頃発信するようにしていますが、翌朝7時過ぎに、再掲載もしています。

 【 あらすじ 】

 かねてより経営コンサルタント業に興味を持っている竹根好助は35歳の商社マンであった。通勤途上で、「経営コンサルタント」をキーワードとしてグーグルで検索したところ、トップに表示された「経営コンサルタントへの道」というページが妙に気になり、毎日のように開くようになった。
                                 そのサイトを通じて知修塾という若手経営コンサルタントの独特な研修会を知り、次第に日本経営士協会という団体に興味を持つようになった。「中小企業診断士だけが経営コンサルタント資格ではない」というショッキングな表現が目に留まった。日本経営士協会が公認会計士制度誕生にオリエンテーションに、日本で最初にできた経営コンサルタント組織であることがわかる。入会し、研修を受けて、アシスタントコンサルタントの資格である「経営士補」の資格をようやくのことでとることができた。
                                 ヘッドハンティングにあい、2013年11月末で日本を代表する竹之下経営というコンサルティング・ファームに転職。商社とは全然異なる仕事ぶりに戸惑うばかりか、その実態はカルチャーショックでさえある。コンサルティング・ファームのすごさを見せつけられる一方、企業診断や社員研修等の仕事に偏重し、何となく違和感も覚えるようになった。平均年収が一千万円に満たない経営コンサルタントが50%近くもいるという経営コンサルタント業界の厳しさも知った。
                                 しかし、本来竹根がやりたいと思っている中小企業に入り込んで、顧問としてコンサルティングをするというやり方が少ないことに嫌気をさし、遂にコンサルティング・ファーム生活に、2014年2月末で見切りを付けて独立起業した。
                                 独立・起業をしたもののクライアントが見つからず心許なさは募るばかりであったが、日本経営士協会のチュータリングサービスのタスクを通じてなにか曙光が見えてきた。自分分析を行った結果、商社マン経験と人脈を活かした、輸出業務コンサルティングという活路が見え始めてきた。
                                 どのように進めるのか、その感触を得るために商社マン時代から付き合いのある匠製本機械製作所の専務を訪問することにした。いろいろと話をしている内に発見もあった。英文カタログのお手伝いをしている中で、社長から顧問になってくれないかという、思いも見なかった、というより、そうあったら良いなと思っていたのが実現したのである。クライアント第一号を獲得できた竹根は、うれしさというより、「これで収入が多少でもある」という安堵感である。
                                 匠製本機械の仕事をしている内に、商社万時台の海外経験と人脈を活かし、輸出コンサルタントととして自分自身のクライアント像が見えてきた。それを中小企業製造業に当てはめるとクライアントが見つかるのではないかという期待が持てた。JETRO会員となり、その会員をターゲットに、早速電話作成を開始したところ、警官から職務質問にあい、あわや逮捕されるのかという怖い経験もした。

■ 2014年7月 輸出コンサルタントが思うように行かない

 電話作戦での失敗談に懲りて、電話作戦を辞めるわけには行かないと考え、その第二段として、電話ボックス作戦とは別の、エコ電話料作戦をとった。新規のクライアントが欲しいと思う気持ちが強くなる中、商社時代に面会したことのあるラスレステック社の社長がコンタクトをしてきた。
                                 一方、唯一のクライアントを軽視することもできないし、輸出コンサルタントらしくするには、どの様なサービス提供をすれば良いのかを匠製本機械で実験的に実施しながら、軌道修正をすることを始めた。
                                 台湾から匠製本機械に顧客が訪れた。台数は少ないものの多少なりとも輸出をできており、萩野専務との人間関係も良好である。そこで学んだことの一つに海外ビジネスにはSKYPEが不可欠であるということだ。IP電話による電話代節約以上にSKYPEは効果的かもしれない。
                                 日本経営士協会による明和大学社会人講座も今週で最後である。経営に関する基本的なポイントを整理できたように思える。講師毎に個性はあるものの全体の流れが理解を助けてくれた。

                                 ようやくクライアントとの契約が一社ながらできた竹根であるが、今後クライアントが増えるのであろうか。新たに社長からコンタクトのあったラスレステック社は顧問になってくれるのであろうか、唯一のクライアントである匠製本機械とはうまくやって行けるのであろうか。

 【詳細あらすじ】 ←クリック
 上記より詳細な、これまでの内容をダイジェストで見ることができます。

【登場人物・団体・企業】

◇ 竹根好助 若き日の私にそっくりな男、35歳の商社マン、2013年4月1日に経営コンサルタントとしての独立起業を考える。

◇ 愛コンサルタント
 日本経営士協会理事長である愛氏が経営する会社。愛氏は経営コンサルタント歴四十年の大ベテラン

◇ 日本経営士協会 経営コンサルタント業界で最初にできた資格付与・育成の団体。首都圏で「知修塾」という若手コンサルタント育成講座を毎月開催している。

◇ 笹本 日本経営士協会知修塾コーディネーター

◇ 秋元 商社マン、竹根の大学時代からの親友。教育学部で数学を専攻

◇ 匠製本 東京文京区にある、従業員10数名の製本機械メーカー

◇ 橋上社長 匠製本機械社長、一流国立大学卒、理論家

◇ 萩野専務 営業・輸出担当


◇ 竹之下経営 日本を代表するコンサルティング・ファーム、竹根がお世話になる


【バックナンバーの読み方】 ←クリック
 バックナンバーは、上記をクリックして、【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】のカテゴリーで読みたい日のブログをクリックすると読むことができます。当該日を開いた後、そのブログの最後に「同じテーマの記事」の下に3日前までのブログのリンクが貼られていますので、それをクリックしますと3日間のバックナンバーを読むことができます。
【バックナンバー】 Yahooブログ アメブロ ブログ人 社長ブログ
 上記ブログにて、バックナンバーを見ることができます。毎日、20時以降にお届けしていますので、ぜひご愛読下さい。

■■ 経営コンサルタントへの道  ←クリック

経営コンサルタントを目指す人の60%が閲覧する必須のWebサイト



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

経営コンサルタントの独り言

2014-07-20 03:40:04 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言



■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 2014年7月第2週までのあらすじ、登場人物 http://t.co/niESIR77Fn






■■【時代の読み方】 女性社会進出をフランスに学ぶ<4/4> 2014/07/19 http://t.co/QaU7jOtxzh






■■【経営マガジン】 7月19日号 経営とコンサルティング http://t.co/oQsPTqnwOB






■■【経営マガジン】 7月19日号 経営とコンサルティング http://t.co/zFVXvGiwT3






■■【今日は何の日】夏土用入 7月19日 http://t.co/4cRmODGC0a






■■【今日は何の日】夏土用入 7月19日 http://t.co/3uShn0jCmC






ブログを更新しました。 『■■【今日は何の日】夏土用入 7月19日』 http://t.co/CxKiETHT0J






■■【心de経営】 実践編 9 企業内教育・コミュニケーション能力・経営者の決断 http://t.co/tZQf5Suj2V






■■【心de経営】 実践編 9 企業内教育・コミュニケーション能力・経営者の決断 http://t.co/fodDMWg2d3






ブログを更新しました。 『■■【心de経営】 実践編 9 企業内教育・コミュニケーション能力・経営者の決断』 http://t.co/4f126wIGGz







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする