■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 匠製本での輸出支援 14-7-2-2
【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。
経営コンサルタント起業日記を読むポイント
日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
迷った挙げ句、部長に退職願を提出した。心機一転してコンサルティング・ファーム竹之下経営に入社したが、戸惑うばかりである。こんなことも体験・・・
【 注】 日記から週記へ
2013年11月24日から、日記ではなく「週記」になりました。週のうちに数回新規記事をアップロードします。また、逐次部分改訂をしますので、引き続き毎日ご覧下さると幸いです。
毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。
【注】
ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。
【あらすじ】 【登場人物】 【作者紹介】 ←クリック
■ クリティカル・シンキングにおける課題・コンセプトと全体設計 14-7-2-1
■ 匠製本での輸出支援 14-7-2-2
唯一のクライアントである匠製本での経験から、輸出支援コンサルタントとして、売り込むために自分が何をできるのか業務内容が少しずつ見えてきた。
輸出支援と言うよりは、海外要員を持たない中小企業に対して、輸出入業務代行を目玉としてやってゆけば、次第に信用度が高まり、クライアント獲得に繋がるように思えて、何かやりがいを感じる。
英文パッケージの作り方、英文カタログや取扱説明書の作成などへと業務も広がり、それらや商品開発へのアドバイスをするようになってくると相手もこちらを信頼してくるであろう。そのうちに、国内営業へのアドバイスもお願いしますというように発展してきて、やがては顧問契約へと進んでゆくように考えると、経営コンサルタントとしての明日に曙光が見えてきたように思える。
匠製本では、台湾からのお客様が待っていた。すでに小型紙折機などを購入してくれているだけに、匠製本の技術を高く評価している。お客様は日本語がペラペラで、萩野専務との人間関係も良好の様子である。英文カタログの話をすると、これまでそれが売上が伸びない障害の一つであると回答があった。
一通りの商談を萩野専務のリードで終え、まだ外は明るいが夕食に出かけることとなった。その席で、SKYPEが便利であることを知った。日本経営士協会でもSKYPEの話が時々出るが、海外ビジネスには不可欠であるという。非常に良い情報を得られたので、SKYPEの利用法についても今後研究してみようと思った。
■【主な登場人物・会社団体】
◇ 竹根好助 若き日の私にそっくりな男、35歳の商社マン、2013年4月1日に経営コンサルタントとしての独立起業を考える。
◇ 愛コンサルタント
日本経営士協会理事長である愛氏が経営する会社。愛氏は経営コンサルタント歴四十年の大ベテラン
◇ 日本経営士協会 経営コンサルタント業界で最初にできた資格付与・育成の団体。首都圏で「知修塾」という若手コンサルタント育成講座を毎月開催している。
◇ 笹本 日本経営士協会知修塾コーディネーター
◇ 秋元 商社マン、竹根の大学時代からの親友。教育学部で数学を専攻