【クールジャパン連載】
日本の企業が21世紀に勝ち残って行くための戦略を、日本政府が標榜する「文化産業立国に向けて ~文化産業を21世紀のリーディング産業に~」という課題である「クールジャパン」に見てみようと思います。
東日本大震災からの早い回復を願う経営者・管理職として、経営士・コンサルタントとして、あなたの生きる道が拓けるかもしれません。
1.「文化産業立国」「クールジャパン」のねらい
1-2 「文化産業立国」「クールジャパン」のねらい
1-2-4 人気の割にビジネスにむつびついていない(4)
「ザ・リング(The Ring)」の記憶をお持ちの人も多いでしょう。鈴木光司原作の「リング」を日本で映画化したホラー映画の話題作を、アメリカでリメイクしたところ大ヒットしました。監督はご存知「パイレーツ・オブ・カリビアン」のゴア・ヴァービンスキーです。
リメイク版を見た人は「やられた」という思いをされたのではないでしょうか?クロサワ映画の「七人の侍」とそのリメイクである「荒野の七人」を思い浮かべた人も多いでしょう。当初は、それほど期待されていた作品ではなく、予算も非常に少なかったにもかかわらず、高収益で続編やそのほかの作品にも繋がりました。
製作費は約45億円といわれますが、日本側に支払われたのは、わずか100万ドルです。一方、アメリカ側のDream Worksが、全世界で得た興行収入、ビデオ販売等総売上は3億万ドルを超えたといわれています。
これまでは、日本のコンテンツ人気を海外のプロデューサーがうまくビジネスに結びつけて来ました。このような動きをうまく捉えることにより、上手にビジネスモデルを構築すれば、日本にも大きなメリットが期待されます。
■■ 当ブログの発行ポリシー ←クリック
■■ 社長・役員・管理職のしりとく情報 ←クリック