東電から今後の活動スケジュールが発表となり、「随分と時間がかかる」「その時間で本当にできるの」などいろいろな意見が出ているようです。今日は、参議院の予算委員会が開催され、東日本大震災の集中審議が予定されています。まだまだ道のりは長いですね。
アメリカでは連銀総裁討論会で、ロックハート・アトランタ州総裁とフィッシャー・ダラス総裁が討論するようです。
■■ 最澄と空海に学ぶ
最澄(さいちょう)は、平安時代に天台宗法華経を開いた人であり、空海(くうかい)は弘法大師の諡号(921年、醍醐天皇による)で知られる真言宗(密教)を開いた人です。空海は能書家としても知られています。
二人とも宗派は異なれども大乗仏教に属します。大乗に対して小乗仏教がありますが、小乗仏教の呼称は、戒律重視を批判的にみた大乗仏教側からの差別的表現ともとれ、今日では上座部仏教と言われています。
最澄・空海の時代の日本には上座部仏教が主流で、仏教の特定階級中心の発想でした。広く大衆の救済を目的とすることに視点を移し、戒律に縛られすぎず、死後は誰もが仏となれるという発想の転換を図ることができたのです。
聖徳太子の仏教重視の政治は大宝律令という律令制度による国家となったものの、志度拾うから記の不全に陥り、桓武天皇の時代に大規模の行政改革が行われるようになりました。
それに宗教界の腐敗が重なり、日本における宗教改革(少々オーバーな表現ですね)を二人が中心となり行われたのです。過去にこだわりすぎず、現状に疑問を持つこと、これがクリティカル・シンキングの基本ですが、われわれ経営を考えるときに、この発想が求められます。
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