気ままな撮影紀行

鉄道写真をメインに航空機や一般の
風景写真等の撮影に出かけました。

JR伊勢川口駅の今昔・JR名松線(三重県)

2021年09月02日 | JR東海エリア
JR名松線は伊勢奥津駅(いせおきつえき)と松阪駅(まつさかえき)を結ぶ路線で、その路線全行程のほぼ中間地点に伊勢川口駅(いせかわぐちえき)が位置してます。この駅を最初に訪れた時(2014年)は大きな木造駅舎がありましたが、その後訪れた時(2018年)には駅舎は解体されて景色が大きく変わってました。

最初に見た時は駅周辺では田んぼが広がる長閑な景色になっており、立派な木造駅舎を見て ?? と思ってましたのでこの駅に関する経緯を調べました。

この駅は、かって久居駅(ひさいえき:近鉄名古屋線の駅)から延びていた中勢鉄道(ちゅうせいてつどう)の終着駅として接続されていて、この付近一帯での交通の要衝になってた様です。中勢鉄道は1920年(大正9年)に設立されて、1925年(大正14年)に伊勢川口駅迄延伸されました。しかしその後、近鉄名古屋線の前身である参宮急行電鉄や国鉄の名松線が開通した事によって収支が悪化して、1944年(昭和19年)に中勢鉄道は廃止されました。

この様子をまとめたフォトチャンネルも新規追加致しました。

【1】 2015年(平成27年)に解体された旧の木造駅舎です。


この駅舎は1931年(昭和6年)に建てられました。




伊勢奥津駅行きの下り列車の入線です。


ホームから伊勢奥津駅方面を見ました。


【2】 現在(撮影:2018年5月11日)の様子です。ホームへ上がる階段はそのまま生かされてる様です。


ホームから伊勢奥津駅方面を見ました。現在の駅はホーム上に待合所が設置されてました。


反対側の松阪駅方面です。現在は単式ホーム1面1線を有するのみで列車交換は出来ませんが、かっては列車交換を行なっていたレールの痕跡が残ってましたが、ホームは撤去された様で現在は有りませんでした。



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