気ままな撮影紀行

鉄道写真をメインに航空機や一般の
風景写真等の撮影に出かけました。

平城宮跡の第一次大極殿院南門が完成(奈良県)

2022年03月23日 | 旅行風景(近畿地方)
復元工事が進められていた平城宮跡の第一次大極殿院南門が、3月19日に完成しました。
この門は天皇の即位式など国家儀式が行なわれた空間、大極殿院の正門になります。門の呼び名は資料に残っていない為、中国や日本の古代の宮殿研究から「大極門」と命名されたようです。

この時のフォトチャンネルも新規追加致しました。

平城宮正門の朱雀門より少し小さい建物ですが、全ての垂木の先端には木口金具が取り付けられていて、この金具は重要な建造物だけに施されている装飾で第一次大極殿に準じた格の高い建造物との事です。正面奥は第一次大極殿です。




「大極門」の扁額をアップで見ると、垂木の先端には装飾金具が施されてます。


門をくぐって見える第一次大極殿です。


今度は第一次大極殿を背にして南側の朱雀門方向を見ました。この時、朱雀門の前を近鉄奈良線の特急が通過して行きました。
第一次大極殿、大極門、朱雀門、この3ヶ所の建造物は同一線上に並んで建てられてました。


この角度で見る大極門の後方に鉄骨の大きな素屋根があります。この中でこれから先、数年かけて東楼の復元工事が行なわれる予定です。ちなみに写真右下奥で素屋根の後方に白っぽく見える芝山は、山焼きが行なわれた若草山です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南海電鉄 特急ラピート

2022年03月22日 | 南海電鉄
南海電気鉄道が大阪市内の難波駅(なんばえき)から南海本線、空港線を経由して関西国際空港へのアクセスとして走行しています。

「ラピート」とはドイツ語で「速い」を意味しており、先頭車両は「鉄人28号」を思わせる特徴的な形状になってます。過去に1度この列車に乗車した事がありますが、列車側面の窓は航空機をイメージさせる丸窓になっていて飛行機に乗った気分になりました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平城宮跡朱雀門から見た宮跡内の光景(奈良県)

2022年03月18日 | 近畿日本鉄道
奈良市の平城宮跡に復元された朱雀門をくぐって、朱雀門の基壇上から宮跡内を見ました。すぐ目の前を近鉄奈良線が通っていて、特急列車を含めて頻繁に列車が通過して行きます。

真正面の2層の屋根は完成間近の第一次大極殿院南門で、その後方で大きな屋根の一部が見えてるのが第一次大極殿です。平城宮正門の朱雀門からは第一次大極殿迄、平城宮の復元された主要な建物が同一線上に並んでました。第一次大極殿院は大極殿を含む南北約320m、東西約180mの区画で、天皇の即位や外国使節との謁見など国家的儀式が行なわれた重要で特別な空間です。

今後は大極殿を取り囲む築地回廊や、東西楼の復元が予定されてる様です。復元された南門の右横で、大きな素屋根の前に建物が描かれた垂れ幕が見えます。この中では今後、東楼の復元工事が行なわれる予定です。


上記写真で線路に沿って左方向へ朱雀門から約5分弱進めば、踏切りがあります。その踏切り脇から写真右方向の近鉄奈良駅方向を見ました。


鉄骨のジャングルの中を列車が走行しています。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西部劇から抜け出た様なSL 義経号と弁慶号

2022年03月17日 | 鉄道の博物館/記念館
大政奉還の後に発足した明治政府は、北海道の開拓・資源開発を進めました。そして開発を進めると共に採掘した資源の輸送や移動手段として必要な為、北海道最初の鉄道敷設が始まりました。その為1880年(明治13年)に北海道最初の鉄道開業を目指して、アメリカから蒸気機関車が輸入されました。

アメリカから輸入された最初の2両で1号機が義経号、2号機が弁慶号です。そして採掘した石炭や旅客、貨物の輸送に活躍しました。1880年に開通した区間では翌年の1881年に、この地を訪問された明治天皇が義経号が牽引するお召し列車に乗車された様です。

【1】義経号(撮影:2014年10月10日)
この写真は現在の京都鉄道博物館の前身、梅小路蒸気機関車館の時代に撮りに行きました。この日は梅小路運転区の創設100周年を記念したイベントが行なわれ、義経号がトロッコ客車を牽引して博物館構内を来館者を乗せて走行してました。

扇形機関庫から義経号が出庫して転車台で方向転換の後、トロッコ客車を牽引して走行すべく出発予定ホームへ向かいます。


出発ホームへ入線して来館客が乗車します。SL正面の1号機を意味する「1」の数字が誇らしげに見えます。




運転が終って側線に入り、石炭の補給を受けます。


【2】弁慶号(撮影:2010年5月3日)
弁慶号は埼玉県さいたま市の鉄道博物館に展示されてました。この博物館は展示内容が豊富で敷地面積も広く、確か4~5時間ほど滞在してた記憶があります。


輸入した2号機なので車体正面には「2」の表記になってました。




アメリカのH.K.ポーター社製を表記した銘板です。銘板の中程から少し下の「369」の数字は製造番号です。


ちなみに義経号は車体本体での確認は出来て無かったですが、ネット上で製造番号を確認すると「368」で連番になってました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国鉄時代の雰囲気 JR関西本線柘植駅(三重県)

2022年03月15日 | JR西日本エリア
三重県伊賀市の代表駅でもある、JR関西本線の柘植駅(つげえき)です。この駅の一駅東側に加太駅(かぶとえき)があり、その間の路線は25‰(パーミル:1000m進む間に25mの勾配)の加太越えと呼ばれてる下りの急勾配が控えてます。SL全盛時代は列車の最後部にも後ろ補機を連結して、加太駅からここ柘植駅迄列車を押し上げる重連運転で対応するも、列車の速度は極めて遅かった様です。
(撮影:2020年2月23日)


木造駅舎の正面です。1890年(明治23年)開業で駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を持ち当駅を起点とする草津線の接続駅でもあります。


国鉄時代の雰囲気が漂う跨線橋を渡って、島式ホームへ入りました。1番線ホームには関西本線加茂駅(かもえき)行きの列車が停車中です。


1番線ホームには跨線橋のすぐ脇に、レンガ造りの危険物保管庫「ランプ小屋」が残ってました。開業当初に建てられたと思われ、当時の主要駅には必ずこの様な小屋が設置されており、現在は物置として使用されるも解体されて数が少なくなってます。


3番線ホームには草津線の列車が停車中です。通称「湘南色」とも呼ばれる国鉄色の電車と、この跨線橋の光景は国鉄時代を彷彿させます。


草津線の列車が発車しました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする